がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

感激のおすそ分け/関西電力ボート部 川村 海 さんのスピーチから

今日、3月21日は
岩手県のスポーツタレント発掘・育成事業「いわてスーパーキッズ」の修了式と開始式でした。

その中で
激励のメッセージ」があり、
いわてスーパーキッズ6期生(平成28年度₌2017年3月終了)の
川村 海(かわむら まりん)さん
=関西電力/美方高校(福井県)←紫波第二中(岩手県紫波町)=が、スーパーキッズを激励しました。
川村さんは、
今シーズンの、U23世界選手権(イタリア)女子軽量級シングルスカルで、15位(C決勝3位)の実績をもつ日本代表選手で、
来シーズンも、シニアナショナルチーム「C代表」に指定され、国際大会に派遣される日本トップレベルの選手です。

私も、会場にいて、激励メッセージを聞いていましたが、
その内容に、大きく感動しました。
このままにしておくのはもったいないと思い、川村さんご許可いただいて、
修了式と開始式の二つのメッセージを、ここに掲載します。

どうぞ、お読みください(強調は平藤がしたもの)
あ、
平藤は、こう聞いた…というものです。間違いあれば、私の間違いです。

いわてスーパーキッズ修了式 激励メッセージ

いわてスーパーキッズの皆さんこんにちは。
まずはじめに、本日いわてスーパーキッズを修了される皆さん、修了、誠におめでとうございます。

本日、激励の挨拶をさせていただきます、
6期生の 川村 海 と申します。
私は、
中学3年生の頃、スーパキッズでの活動をきっかけに出会ったボート競技を、
高校から始め、現在は福井県の社会人チームにて、
世界大会でのメダル獲得に向け日々練習に励んでいます。

さて、
本日、修了される皆さん、皆さんは今どんなお気持ちでしょうか。
晴れ晴れした気持ちでいる人、何か不安を抱えている人も少なからずいると思います。今日は、
私が実際にスーパーキッズでの活動を終えてから今に至るまでに得たことと、
皆さんに伝えたい3つのことをお話ししたいと思います。

一つ目は、『何事も挑戦』です。
これまでスーパーキッズの活動を通してたくさんの競技に出会い実際に体験し、
これから新たな競技に挑戦しようと決めた人もいれば、
今まで続けてきた競技でさらに高みを目指そうと決めた人、それぞれいると思います。新しいことに挑戦する、ということは決して簡単なことではありません。
これまでと環境が変わり、これから上手くやっていけるのかな、とか、失敗したらどうしよう、など不安な気持ちもあると思います。
ですが、
この先の自分の可能性を信じて踏み出すことができたその第一歩を、これからの励みや自信に変えて、失敗を怖がらずに沢山のことに挑戦していってほしいと思います。

二つ目は、『どんな時も楽しむ』です。
もし、簡単な道のりと険しい道のりを選択できるとしたら、どちらを選びますか?
楽だし失敗したくないからという理由で簡単な方を選んでしまいがちで、険しい道のりを選ぶことは、とても勇気のいることです。失敗するかもしれないし、キツくて苦しくて途中で群めてしまいたくなるかもしれません。
ですが、
そんな時こそ楽しむことを忘れずに、
これを乗り越えたらもっと強くなれる、自信が持てる、美味しいご飯が食べられる…など、その時の自分を奮い立たせてくれる何かに向かって最後まで頑張り抜くことも大切です。
どんな時も笑顔で、楽しむことを大事にしていって欲しいと思います。

三つ目は、『感謝』です。
毎日、美味しいご飯が食べられること、スポーツや勉強に全力で打ち込める環境があること。
その陰には、必ず、家族をはじめ、仲間、コーチ、大会運営者など、計り知れないほどの多くの方のサポートがあることを決して忘れないでください。
そして、
その感謝の気持ちを持つだけでなく、何か行動に移して伝えていってほしいと思います。

これから先
スポーツに限ることなく視野を広く持ち、目標に向かって貪欲に挑戦していってほしいと思います。
例え、上手くいかないことが続いたとしても、目標を見失わず焦らずに、まずは目の前のできることから一つづつ、小さな積み重ねを大切にしていってほしいと思います。
諦めず目的を持ってやり続けていれば、ふとした時に成長を感じる瞬間が訪れるかもしれません。
これまで私が実際に感じ経験してきたことだからこそ、自信を持って皆さんにお伝えできます

最後になりますが、今後の皆さんのご活躍を大いに期待し、激励のメッセージにかえさせていただきます。
同じいわてスーパーキッズ修了生として、一緒に頑張っていきましょう。
本日は誠におめでとうございます。


いわてスーパーキッズ開始式 激励メッセージ

いわてスーパーキッズの皆さんこんにちは。
まずはじめに、本日、スーパーキッズの仲間入りを果たし認定証を受け取った皆さん、認定おめでとうございます。

本日、激励の挨拶をさせていただきます、
いわてスーパーキッズ6期生の 川村 海 と申します。
私は、中学3年生の頃、スーパキッズでの活動をきっかけに出会ったボート競技を、
高校から始め、現在は福井県の社会人チームにて、世界大会でのメダル獲得に向け日々練習に励んでいます。

さて、
今日スーパーキッズの仲間入りを果たした皆さん、皆さんは今、これからどんな活動ができるのだろう…と、今からとてもワクワクした気持ちでいっぱいだと思います。
スーパーキッズでは、
基本的な体の使い方をはじめ、今までやったことのない競技を実際に体験することができます。自分がどんな競技に向いているのかを知ることができたり、食事管理の仕方や目標の立て方など、たくさんの学びを得ることができる、とても素晴らしい場所です。
活動時間は月に数回、と
限られた時間の中ですが、非常に沢山の学びがあり、多くの出会いもあります。

実際に
私は今、スーパーキッズで出会ったボート競技を続けていますが、
もし、
あの日のスクールを欠席していたら、ボート競技に出会うこと、ボートという魅力溢れた競技を知ることさえもできなかったかもしれません
そう思うと、どれほど一回一回のスクールに、自分の可能性を広げるチャンスが転がっているのか…と、とても強く感じます。
皆さんには、是非、スクールに参加できる喜びを、感じて、何事にも積極的に挑戦していって欲しいと思います。

これから活動していく陰には多くの方の支えがあります。
指導者、スタッフの方々、送り迎えや美味しいご飯を作ってくれ、一番そばで応援してくれる家族、支えてくださる全ての方々への感謝の気持ちを大切にしていって欲しいと思います。

最後になりますが、
同じ高みを目指して競い合える仲間と、スーパーキッズという素晴らしい環境に感謝して、思う存分楽しくんでください。
そして、いわてスパーキッズとしての自覚と誇りを持ち、積極的な姿勢でたくさんのことにチャレンジしていって欲しいと思います。

今日、
こうして夢への第一歩を歩み始めた皆さんの前で、激励のメッセージを送れたこと、大変うれしく思います。これからの皆さんのご活躍を期待しています。
可能性に満ち溢れた自分達に期待して、夢に向かって羽ばたいていってください。
本日は誠におめでとうございます。