がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

「強み」と「弱み」/文部科学大臣優秀教職員表彰から

1月17日に、令和4年度文部科学大臣優秀教職員表彰式が行われ、
全国で799名(個人表彰、国立22名、公立743名、私立34名)が表彰されています。

岩手県の方々は、
洋野町立中野中学校 村松康司さん
洋野町立中野中学校 西川欣孝さん
岩手県立盛岡第四高等学校 佐藤文子さん
岩手県立盛岡ひがし支援学校 佐藤浩子さん
の4名の方々です。
おめでとうございます。

なお、

村松さん、西川さんはソフトテニスの指導者、また、佐藤文子さんは合唱の指導者で、
「特別活動指導、部活動指導」のカテゴリーで、
さらに、
佐藤浩子さんは、栄養教諭で、「体育、保健、給食指導」のカテゴリーで表彰されています。

私は、
岩手県からは、部活動の指導者が多く表彰される傾向にある…と、長い間、感じています。今年度も、そうです。

実は、
表彰のカテゴリー(実践分野)は、現在、七つあります
❶学習指導 
❷生徒指導、進路指導  
❸体育、保健、給食指導 
❹特別活動指導、部活動指導 
❺特別支援教育 
❻地域連携 
❼ユネスコ活動、国際交流 
❽学校運営改善 
❾その他

確かめてみました。
文部科学省のサイトには、2006年度から2022年度前の優秀教職員の名簿をたどれるページがあります→[文部科学大臣優秀教職員表彰:文部科学省]

そこに載っている実践分野ごとの教職員の数をひろい、全国と岩手県の、それぞれの合計数の割合を比べてみました。
参考図を載せます。

詳しくは下表のとおりですが、
せっかくのなので、
勝手に、つまり、根拠なく肌感覚で、
優秀な教職員がいない分野は、弱い分野だろうと仮定して、
評価もつけてみました。

***

さて、どうすればいいのか…
❶強い分野を伸ばし続け、弱い分野を引きあげよう
❷弱い分野を切り捨てて、強い分野に特化しよう
❸弱い分野を伸ばすため、強い分野の資源をそちらに回そう
❹このままで岩手はいいのだ、ごちゃごちゃ言うな
❺そもそも優秀教職員の数とその分野の充実度は関連しない。無駄な作業だったな、ははははは。

学校教育全体を見とおした、つまり、岩手の未来をつくる人を育てるためのの作戦が求められるのだろうと考えます。
さあ、
がんばりますよ、知恵を絞りましょうね。

知っておいてほしいこと/ジャンプ台とアーチェリー場

toto助成って、ご存じですか。
初耳の方も、そうでない方も、スポーツに興味のある方もない方も、知っておいてほしいこと…です。

❶1月6日の岩手県の新聞・岩手日報の記事

八幡平国体へ準備着々 ジャンプ台に〝溶けない〟新設備を導入
◆特別国民体育大会冬季大会スキー競技会(いわて八幡平白銀国体、2月17~20日)の会場・岩手県八幡平市では着々と準備が進んでいる
◆八幡平市は、スキージャンプが行われる矢神飛躍台を改修
◆全国で7カ所目となる滑走レールの氷が溶けることを防ぐシステムを導入
◆天候の影響を受けにくいアイストラック化を実現
◆2022年末に完成。事業費は約3億8千万円
【新聞記事は→ この下線部 

❷1月6日付の岩手県雫石町のサイトの記事

旧南畑小学校にアーチェリー屋内射場を建設中です!令和5年4月オープン予定!
◆2016年の国体のレガシーを継承し、今後「アーチェリーのまちしずくいし」を目指していくため
◆旧南畑小学校グラウンドに、施設内から屋外の的に向けて最大37名が同時に射つことができる日本最大級のアーチェリー屋内射場を建設中
◆令和5年4月オープン予定
◆屋根付き屋外通路及び防矢ネットの建設にスポーツ振興くじ助成を受けている
【Web記事は→ この下線部 

***

アーチェリー施設にはスポーツ振興くじの助成(toto助成)が入っていると書いてあります。
たしか、冬季国体の施設にも、toto助成が入るはずだったよな…と、日本スポーツ振興センター(JSC)のサイトを調べてみると、

◆団体名:岩手県雫石町
 事業名:雫石町アーチェリー屋内射場新設事業
 助成金額:16,000,000円
 詳細→JSC助成事例データベース

◆団体名:岩手県八幡平市
 事業名:八幡平市矢神飛躍台改修事業
    (令和3年度事業に記載、2ヶ年度事業)
 助成金額:294,808,000円
 詳細→JSC助成事例データベース

ありがたいことです。
なお、
令和4年度の岩手県内団体への助成対象は次のとおりでした。

◆岩手県
 □インクルーシブスポーツ推進事業(体験教室・練習会・交流大会開催)
 □岩手県営体育館競技用トランポリン設置事業
 □特別国民体育大会冬季大会スキー競技会
 □いわてパラアスリート発掘・育成事業
◆岩手県盛岡市
 □いわて盛岡シティマラソン2022開催事業
 □盛岡体育館バスケットゴール設置事業
◆岩手県宮古市
 □うみどり公園内スポーツ広場3×3ゲームユニット設置事業
◆岩手県北上市
 □北上総合体育館新体操マット設置事業
◆岩手県陸前高田市
 □陸前高田市高田松原運動公園第一サッカー場照明灯設置事業
◆岩手県八幡平市
 □(仮称)総合型地域クラブ「DENDO」設立準備委員会
◆岩手県雫石町
 □雫石町アーチェリー屋内射場新設事業
◆岩手県矢巾町
 □第22回矢巾町ロードレース大会
 □矢巾町民総合体育館スミスマシン設置事業
◆岩手県洋野町
 □大野体育館トレーニングマシン設置事業
◆岩手県一戸町
 □一戸町奥中山高原スキー場第5リフト原動装置更新事業
◆公益財団法人岩手県体育協会
 □岩手県体育協会クラブアドバイザー配置事業
 □広報誌「体協いわて」発行
◆一般財団法人岩手町体育協会
 □岩手町体育協会スポーツクラブ活動基盤強化事業
◆一般社団法人平泉町スポーツ協会
 □平泉町総合型地域スポーツクラブ事業
◆一般社団法人岩手県バスケットボール協会
 □第3回岩手県バスケットボールフェスティバル
◆特定非営利法人LINX盛岡
 □活動基盤強化事業
 □クラブマネジャー設置事業
◆特定非営利活動法人SVきたかみ
 □SVきたかみ活動基盤強化事業
 □SVきたかみクラブマネジャー設置事業
◆特定非営利活動法人エムジョイ(宮古市)
 □エムジョイマネジャー活動事業
◆特定非営利活動法人シチズンスポーツ奥州
 □シチズンスポーツ奥州クラブマネジャー設置事業
◆特定非営利活動法人たますぽ(盛岡市)
 □たますぽ活動事業
 □たますぽクラブマネジャー設置事業
◆特定非営利活動法人テニスチャレンジいわて2020
 □2020ジュニアテニス普及大会
 □2020ジュニアテニス普及教室
◆一般社団法人結学舎(花巻市)
 □総合型地域スポーツクラブノーザンライズ活動基盤強化事業
 □結学舎クラブマネジャー設置事業
【助成額の入った詳細は、JSCのデータベース へ】

皆さまの身近なところに、totoの助成が入っています。
ますます、ありがたいことですね!
ということで、
皆さん、スポーツ振興くじの投票で「恩送り」を!

投票金額の一部が、日本のどこかのスポーツ愛好者に幸せをもたらします。
あ、
一等最高 12億円、あててもいいんですよ。
こんな仕組みになっていますから。

詳しくは、toto GROWING サイトでご確認を→[ link ]

 

岩下の新生姜/体協いわて「理事長あいさつ」

公益財団法人 岩手県体育協会 の広報誌「体協いわて」第91号(令和4年12月)が、Webにアップされました。

今号の主な内容は
◆第77回国民体育大会 結果・入賞者コメント
◆第22回全国障害者スポーツ大会 結果・優勝者コメント
◆日本スポーツマスターズ2022 岩手大会 結果
◆岩手県体育協会表彰
◆特別国民体育大会冬季大会スキー競技会「いわて八幡平白銀国体」
◆総合型地域スポーツクラブ 登録・認証制度スタート‼    
全ページが、この下線部をタップするとお読みいただけます。
どうぞご覧ください。

そして、
体協いわて につきものの「理事長あいさつ」は
岩下の新生姜の「新」の意味に気づいて、愕然とした話…です。

あ、
写真は「岩下の新生姜ミュージアム」での、お昼ごはんごちそうさまでした!のものと、理事長あいさつページの合成。
ミュージアムでは、ちょうど、
アイドルマスター SideМ × 岩下の新生姜 ピンクつながりコラボ」期間中で、
コースターやランチョンマットが限定モノでした。
ちょっと恥ずかしかったのですが、ワクワクもしました。

おっと、肝心の理事長あいさつですよね。
これです。

***

待ちに待った第77回国民体育大会(いちご一会とちぎ国体)が3年ぶりに、
第22回全国障害者スポーツ大会(いちご一会とちぎ大会)は4年ぶりに栃木県で開催され、
県選手団が日ごろの成果を発揮する場を得ました。
国体に参加しましたが、
地元の観客の声援も会場に響きわたり、競技の様子と相まってワクワクした大会が運営されました。感染症の拡大を防ぎながらスポーツ大会の楽しさも伝える工夫をなさった主催者の皆さまのご労苦に、心から感謝申し上げる次第です。
県内でも、
9月の日本スポーツマスターズ、10月のクライミングワールドカップ最終戦など
大規模イベントが関係機関・団体のご尽力により開催されました。
そして、
来年の2月には八幡平市で特別国民体育大会冬季大会スキー競技会が開催予定であり、県内の方々のスポーツに対する興味、関心は、高まりを見せています。
とはいえ、
イベントの成功には、レベルの高い試合や地元選手の活躍が欠かせないものですので、競技力の向上についても岩手のスポーツ界が一丸となって、しっかり取り組まなければならないと、決意を新たにしております。

さて、
第77回国体では、感染症の影響で思うような強化事業が行えない中、
競技団体の皆さまが工夫を凝らして競技力の維持に努め、
ボート、ボクシングの優勝をはじめ20競技で競技得点を獲得するなど健闘
しました。

その結果、
男女総合成績では30位と3年前の74回茨城国体から順位を一つ伸ばしています。
しかし、
目標としていた「男女総合順位東北1位」を達成することはできませんでした。
東北1位を目指して果たすことができなかったのは、茨城国体に次いで2回目です。
反省し、新たな行動を
起こさなければなりません。

話は変わります。
国体の選手団本部として栃木県に行った際に、テレビコマーシャルでよく見る「岩下の新生姜」が栃木の製品であることを知りました。「おつまみになった岩下の新生姜」という商品を発見し、ポリポリおいしく食べていたのですが、
調べると、
生姜の旬は9・10月。新生姜のちょうどよい時に来られたなと思っていました。

ところが、
ある日、競技会場からの帰り道に「岩下の新生姜ミュージアム」を見つけちょっと寄ってみた時に、大切なことを知ったのです。
新生姜の「新」は、新米とか新酒とか、今シーズンの初ものという意味だと信じ込んでいたのですが、それは私の思い込みだったのです。
日本のものとは品種の違う台湾の生姜を「低塩・低温漬、冷蔵コンテナ輸送、冷蔵保管」の新しい技術で商品化したということでした。
「今までにない新しいタイプの生姜漬」という意味の「新」であることを知ったのです。新生姜の「新」は、毎年繰り返すシーズン初めの「新」ではなく、全く新しい考え方で作った、つまり、バージョンアップしたことを表す「新」だったのです。

新型感染症は、発生以前のことをそのまま繰り返そうとする事業に大きな打撃を与えています。これまでのサイクルをうまく回せないのです。
しかし、
私たちは、元のサイクルに戻して、新米に、新酒に、期待することをし続ける、シーズン型の「新」を求める気持ちを持っていたことは否めません。

感染症拡大防止を最優先として3シーズンを過ごしてきた現在、目標を定め、その達成のために新たなシステムをつくる、今のシステムを大胆に改変する…というバージョアンアップ型の「新」が求められています。

ここが岩手のスポーツの踏ん張りどころ。がんばりましょう。

(原文のpdfが この下線部をタップしたところ にあります)

***

どうぞよろしくお願いいたします。

実は岩手は早かった/4年振りのガイドライン改定②

12月27日の記事「アップデート必須!/4年振りのガイドライン改定」に続く
第2弾です。

前回は
■国は、2018年に策定した、運動部と文化部の「在り方に関する総合的なガイドライン」を、2022年に一つのガイドラインにまとめるという4年ぶりの改定を行った
■改定前後を比べると、改定後は内容が大幅に増えており、
 新たに、次の二つの章が加わっている
 ★新たな地域クラブ活動
 ★学校部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行に向けた環境整備

きちんと読んで、自分のバージョンアップをしなければ…と終わっています。

hirafujijun.hatenablog.com

***

hirafujiは、実は、horafujiで、するする詐欺、読む読む詐欺、やるやる詐欺が得意だから、①をつけてシリーズのふりをしても、いきなり終わることもあるからなぁ…と言うイメージを払しょくするために、年末年始にちょっと読んでみました。

そして、
たまたま「ほぼ日刊イトイ新聞」を眺めているとちょうど、こんな記事があったのです。

――
自分が選択している考えに
凝り固まらないようにするには、
思考のルーツが分かっていることが大切、と。

池谷
ぼくはさきほど「多様性」と言いましたよね。
多様性には
「ダイバーシティ」または「バラエティ」の
ふたつの意味があると思います。
バラエティの「多様性」は、
いろんなものが雑多に点在している状態のこと。
例えば、おもちゃ箱にいろんなものが
たくさん入ってます、という状態。
そんな感じの「さまざまなもの」を指します。
けれども「ダイバーシティ」の「多様性」は、
幹があってそこから枝葉がいっぱい
出ているイメージです。
一本の木からたくさんの枝がのびている、
そんな「さまざまなもの」です。

――
つまり、思考は
「ダイバーシティ」ということですか?

池谷
そうです。ルーツがたどれるんです。
自分がいま、
どうしてこういう考えに至っているのかを
探ることができるのです。
ルーツが切れちゃうと「バラエティ」になって
たどれなくなってしまうから、
記録しておくことが重要です。

【原本は→ この下線部 

(これは、ルーツもたどった方がいいなぁ…)と、
運動部活動改革のこれまでの経緯・取組みなどについて、国のものと岩手県のものを調べてみました。
こんな感じです。

岩手県も、
さまざまな、提言、方針やガイドラインを出して、
運動部活動を通じての育成を図ってきていることがわかります。
(お題目だけじゃ何のことかわかんないだろぅ!
 まったくぅ! という方は
 この下線部をタップして 内容抜粋入りをどうぞ) 

***

さて本題。

その内容を調べている中で、
2009年の
「教職員の負担軽減に向けて」の提言(2009年3月、多忙化解消検討ワーキング・グループ)の内容がすごいということがわかりました。
この下線部をタップしたところにありますので、ぜひ、お読みいただきたいのです

その中の
部活動のあり方についての提言を抜粋すると
 ❶部活動休養日の徹底
  ◆部活動休養日の徹底(「申し合せ事項」や学校制定養日の順守)
  ◆参加する大会等の精選
 ❷スポーツ少年団活動の適正化
  ◆勝利至上主義とならないよう活動日や活動時間の適正化
  ◆運営主体をできるだけ地域に委ねるなど地域との協働
 ❸部活動顧問の任命等
  ◆競技経験のみではなく健康状況や家庭の状況等を勘案
  ◆校務分掌の軽減や副顧問を配置するなどの配慮
 ❹外部指導者の活用
  ◆専門外部活動顧問を支援する外部指導者の導入
  ◆学校の部活動運営方針等を作成し、共通理解
  ◆小学校教員等を外部指導者として活用
  ◆岩手県スポーツリーダーバンクや市町村の人材バンクの充実
 ❺指導者に対する支援
  ◆指導者研修会等で指導力の向上を図るよう教員等を支援
 ❻保護者に対する部活動運営方針等の説明・共通理解の促進
  ◆部活動運営方針等をPTA総会や学校通信等で周知し、理解を促進
  ◆保護者会等で各部ごとに部活動運営方針や試合日程等を事前提示
 ❼合同部活動の推進
  ◆生徒ニーズ対応や教員負担軽減のため「拠点校方式」等の合同部活動を推進
 ❽勤務時間の適正な管理等
  ◆服務、手当などの適用範囲等についての検討
  ◆校長のマネジメントによる勤務環境整備
が、あげられています。
そして、長期的な取り組みとして
 ❾社会体育等への移行
  ◆総合型地域スポーツクラブ等と部活動の連携についての検討
も、あがっています。
10年以上も前に、国に先んじて(たぶん)、具体的な提言がなされています。
実は岩手は早かった…のです。

しかし、
いまだ、解決できていない、あるいは、解決しようとすらされていないものがたくさんあるように、私は、感じています。
これができていれば、国のガイドラインが出ても(何を今さら!)という岩手県だったはずです。

なぜ、できなかったのか…次回に持ち越します

スポーツで始まった知事年頭訓示

岩手県の達増拓也知事が職員に向けて行った2023年の年頭訓示が、岩手県のサイトに掲載されています。
スクリーンショットして、冒頭と最後を合成したものをご覧ください。
(赤枠の強調は、平藤)

いかがですか。

最初に、
スポーツで地域の力を高めてゆこうと呼びかけ、
最後の段落では、
アメリカ大リーグ大谷翔平選手の例を引いて、県内外の全ての人が岩手をベースにして自己実現できることを紹介して結ぶ、
というつくりになっていました。

達増岩手県知事は、公益財団法人岩手県体育協会の会長でもあります。
岩手のスポーツ界に向けての訓示であるとも、私は、とらえています。
しっかり取り組まねば。

***

全文は、次のとおりです(原本は→ 岩手県 - 令和5年 年頭における知事訓示 )

令和5年の年頭に当たり、訓示を行います。

 

 昨年は、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻、原油価格・物価高騰など、全国的に閉塞感が漂う中、北京オリンピックにおける小林陵侑選手や永井秀昭選手のメダル獲得や岩渕麗楽選手の超難度の大技への挑戦に感動し、大谷翔平選手のベーブ・ルース以来、104年ぶりの同一シーズンでの2桁勝利・2桁本塁打、佐々木朗希選手の史上最年少での完全試合達成に歓喜するなど、スポーツの力が県民に大きな活力を与える年となりました。

 さらに昨年は、「日本スポーツマスターズ2022岩手県大会」や岩手県で初めてとなる「IFSCクライミングワールドカップいわて盛岡2022」が開催され、国内外から多くの方が岩手を訪れ、岩手のおもてなしや食、歴史、文化などの魅力を伝える機会となりました。

 来月には「いわて八幡平白銀国体」が開催され、4月に盛岡市と共同で整備を行っている「いわて盛岡ボールパーク」の供用開始が予定されています。

 今後、スポーツへの関心が一層高まり、スポーツが生み出す人的・経済的な交流が、地域の力となるよう取り組んでいきましょう。

 

 新型コロナウイルスの流行からほぼ3年が経過しました。

 これまで、職員の皆さんには、感染した方への対応や感染拡大防止、社会経済活動への支援など、様々な対策に全力で取り組んでいただきました。

 昨年は、感染力の強いオミクロン株が猛威を振るい、8月下旬をピークとした第7波、そして11月にはそれを超える第8波が到来するなど、県内でも感染が広がりました。

 これまでにない規模の感染者が確認され、全庁的に業務継続計画(BCP)を実行し、多くの職員がコロナ対応への業務支援を行うなど、新型コロナウイルス感染症対応に尽力いただいていることに改めて感謝します。

 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、原油価格・物価高騰により、多くの個人・事業者がさらなる困難に直面しています。

 引き続き、関係団体等からの意見も広く伺いながら、必要な対策について、適時適切に、そして臨機応変に対応していきましょう。

 今後とも、職員一人ひとりが、基本的な感染対策をしっかりと継続しながら、県民の命と健康を守り、社会・経済活動を支えていきましょう。

 

 東日本大震災津波から、今年の3月11日で12年となります。

 これまで、職員の皆さん、そして、全国の自治体等からの応援職員の皆さんとともに復興の取組を着実に進めてきました。

 今後も、残された社会資本を早期に整備するとともに、被災者のこころのケアや新たなコミュニティ形成の支援、水産業における水揚げ量の減少対策や担い手の確保、商工業における販路回復や従業員の確保など、引き続き復興に取り組む必要があります。

 今年6月には天皇皇后両陛下の御臨席のもと、高田松原津波復興祈念公園で第73回全国植樹祭を開催します。

 岩手の豊かな森林環境を国内外の皆様に実感していただき、森林環境の保全に向けた機運を盛り上げるとともに、復興の姿とこれまでの支援に対する感謝を伝えられるよう、関係機関や団体をはじめ、県民が一丸となって準備を進めていきましょう。

 昨年、「岩手県地震・津波被害想定調査報告書」を公表しました。

 将来、発生が予想される巨大地震津波に備え、沿岸市町村と共に、今年の夏を目途に、被害想定を踏まえた具体的な減災対策を取りまとめることとしています。

 岩手県では、これまでも何度も大きな津波被害に見舞われてきましたが、決してくじけず、県民が協力し合い、苦難を乗り越えてまいりました。

 この過去の教訓を活かし、犠牲者ゼロを目指して、市町村や県民、関係団体等とともに、全力を挙げて対策に取り組んでいきましょう。

 

 昨年は、「いわて県民計画(2019~2028)」第1期アクションプランの最終年度を迎え、新型コロナウイルス感染症の対応とともに、幸福を守り育てるための取組を進めてきました。

 県政の各分野で多くの進展がありました。「早池峰神楽」や「吉浜のスネカ」などに続く、永井の大念仏剣舞や鬼剣舞を含む「風流踊」のユネスコ無形文化遺産登録、日本初進出となる「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」の開校と県との連携協定の締結、医療的ケア児と家族を支援するための拠点となる「岩手県医療的ケア児センター」の開設や障害者支援施設「みたけの杜」の開所、キオクシア岩手の北上工場第2製造棟の建設開始やTDKエレクトロニクスファクトリーズ北上工場の増設などの半導体関連産業の集積、県オリジナル八重咲りんどうの新品種「いわて八重の輝きブルー」の本格出荷、「いわて県産木材等利用推進本部」の設置による県産木材の一層の利用促進、国道4号盛岡南道路や国道45号山田北インターチェンジのフルインターチェンジ化の事業決定、幼稚園や保育所、認定こども園などの修学前教育推進の拠点となる「いわて幼児教育センター」の開所など、それぞれ関係部局の尽力により、力強く進めることができました。

 社会経済情勢の大きな変化を踏まえながら、今年も、各分野において、成果を出していきましょう。

 

 「いわて県民計画(2019~2028)」第2期アクションプランは、間もなく最終案を取りまとめます。

 第1期アクションプランの評価結果や東日本大震災津波からの復興の進捗、新型コロナウイルス感染症の影響などの社会経済情勢の変化等を踏まえ、市町村や企業、団体など、様々な主体から広く意見を伺いながら策定に取り組んできました。

 第2期政策推進プランでは、人口減少対策に最優先で取り組むこととしており、 男女がともに活躍できる環境づくりを進めながら、結婚・子育てなどライフステージに応じた支援や移住・定住施策を強化すること、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進し、カーボンニュートラルと持続可能な新しい成長を目指すこと、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、デジタル社会における県民の暮らしの向上と産業振興を図ること、そして、災害や新興感染症など様々なリスクに対応できる安全・安心な地域づくりを推進すること、この4つを今後、取組を強化すべき「重点事項」としています。

 岩手県の人口は、自然減と社会減が相まって減少が続いており、未婚化・晩婚化や仕事と育児の両立の困難さなどを背景とした出生数の減少、若者を中心とした転出超等が大きな要因となっています。

 昨年は、「いわてで生み育てる支援本部」の自然減対策と、「いわてで働こう推進本部」の社会減対策の相乗効果を発揮させ、人口減少対策の一層の推進を図るため、「人口問題対策本部会議」を開催し、全庁挙げた取組を強化しました。

 4月には組織体制を強化するとともに、取組に必要な予算を重点的に措置し、全庁一体となった人口減少対策を一層強力に推進します。

 そして、人口減少対策で成果を得るには、県だけではなく、市町村をはじめとする多様な主体の取組が不可欠です。

 県や市町村、企業、団体など、県民が一丸となって、オールいわてで人口減少対策を強力に推進し、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわてを実現していきましょう。

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大によって、職員やその家族に感染が広がるとともに、濃厚接触による自宅待機を余儀なくされるケースも増えています。

 職員の皆さんの心身の健康を保ちながら、様々な政策課題の解決に取り組む姿勢が今まで以上に求められています。

 そのため、ペーパーレス化や電子決裁・文書管理システムなどによる業務の効率化、サテライトオフィスやリモートワークなどによる柔軟な働き方の推進、ワーク・ライフ・バランスを重視し奨励する組織風土の醸成など、「岩手県庁働き方改革ロードマップ」に基づき、引き続き職員の働き方改革を進めていきましょう。

 職員の働き方改革は、持続可能な県民サービスの提供を実現するためだけのものではありません。職員一人ひとりが、仕事と生活の調和を保ち、明るく、いきいきと生活するためのものでもあります。

 岩手県職員憲章に掲げる5つの信条、「県民本位」、「能力向上」、「明朗快活」、「法令遵守」、そして「地域意識」に常に立ち返りながら、引き続き、力を合わせて取り組んでいきましょう。

 

 岩手県は今、大谷翔平君のように、個人が岩手県をベースにして、経済的に、あるいは社会的に、全国や海外で活動できるようになっています。

 岩手県に居ながらにして全国や世界の情報を知り、また全国や世界に移動することも容易になり、全国・世界に通用する活動を行うことができるようになっています。

 また、岩手に生まれ育った人のみならず、県外や海外から岩手に来た人たちも同じように、岩手県をベースに自由に自己実現をすることができます。

 このように全ての岩手県民と岩手に関わる全ての人たちが、岩手県をベースに自己実現し、お互いに幸福を守り育て、そして誰もが希望をもてる岩手であり続けられるよう、今年1年頑張ってまいりましょう。

 

 職員の皆さんの活躍、そして御多幸を祈念して新年の訓示といたします。

 

アップデート必須!/4年振りのガイドライン改定①

スポーツ庁と文化庁から
「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」が出されました。

スポーツ庁のサイトに、経緯がこう書いてあります。[→ LINK ]
◆平成30年(注:2018年)に策定した
◆「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」と「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を
◆統合したうえ全面的に改定し
◆新たに「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を策定

なんと、4年振りのガイドライン改定ですが、
マスコミでは、
「国は来年度から3年間でおおむね地域移行を達成するという計画を見直し、地域の実情に応じて、可能なかぎり早期の実現を目指すとして、達成時期の目標を修正」(NHK→ LINK )などと、移行日程の変更が報じられています。

そのようなこともあって
たぶん、ほとんどの人は、
『「地域移行」が先送りになったガイドラインがでた』という認識しかお持ちにならないでしょう。
でも、実は、すごい改定なのです。

4年かかって「目次」が、つまり、内容がこんなに追加されています。

左側が2018年の 運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(平成30年3月):スポーツ庁 をもとに、
右側は2022年の 学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン(令和4年12月):スポーツ庁 をもとに、私がつくったものですが、

こんなに変わっています。
読まないわけにはゆきませんね。
さあ、
年末年始を利用して、アップデートしましょう。

***

私は
…学校部活動の地域移行は「地域の子供たちは、学校を含めた地域で育てる。」という意識の下で…という文にぶち当たって、打ちのめされています。

今の「地域移行」の捉え方は
「地域の子供たちは、学校から離して地域で育てる」という風潮、
つまり
学校に地域を受け入れる(部活動の機能的解放)ではなく
地域に移動し任せてしまう(部活動の物理的移動)という捉え方のように、
何の根拠もありませんが、個人的に、感じていて、
危機感を持っています。

いずれ、読んでアップデートしなければなりません。

ではまた。

前祝記念誌を作ってみよう/私の妄想

今年は、周年記念式典が多いのです。
この2年ほど、感染症の関係で実施できなかったこともあるのでしょうが、
私が出席したものだけでも、卓球協会、山岳・スポーツクライミング協会、大船渡市スポーツ協会の三つの団体の周年記念式典がありました。

記念誌を作ったり、記録集や年表をまとめたりと関連事業があるのですが、
ふと、さっき
思いついたのです。

これを機会に、
20年先、30年先の「記念誌」を発行したらどうだろう…と。

20年先、30年先に、団体が、団体に参加している人たちが、また、そのスポーツに親しんでいる人たちやその地域の人たちがどうなっていればいいのかということを検討し、
その達成のために何をして、何がうまくいって、何ができなくてこうなっている。

ということを、今、作ってしまう、つまり、長期計画達成の前祝をしてしまうのです。
「創立70周年記念100年記念誌」「創立100周年記念120年記念誌」です。

私たちは、過去は振り返りますが、未来への展望が薄いように感じます。
周年を機会に、やるべきだろうな、やってみたいな…と感じています。