私が通勤で使っている、IGRいわて銀河鉄道は、
JRなどのダイヤ改正にあわせて、３月18日の土曜日にダイヤ改正をしました。
事前に調べると
私が、通常、利用する列車は、往復ともに変更はありません。
改正後の初乗車となる今朝も、いつもどおりの時刻に駅に行きました。
時々あるのですが、
私の駅到着が、運悪く、上り列車の到着とかち合ってしまいました。
（ああ、この列車も、変更なかったんだな）
改札口の脇で立ち止まり、上り列車から降りてきた人たちをやり過ごしながら、
改札を出る人たちが途切れるタイミングを見はからってホームに入ると、
なんと、
いつものホームに電車がありません。
（うっ⁉ やってしまった！）
これまでは、
ホームの右に私が乗る列車、左に約30分後に折り返す、さっき到着した列車があったのです。
しかし、今朝は、
ホームの左側にしか車両がないのです…確実に、遅刻です。
（でも調べた時は、変更なかったはず…）
と、一度、深呼吸して、
ちょうど頭上にあった「出発列車案内表示板」を見れば、
左の列車が私の乗るべき列車だったのです。
ほっとしたのですが、やっぱり、あわてていたのでしょう、
ボタンを押して閉めるタイプのドアを、閉め忘れて座ってしまいました。
止まっている時には、空気を入れ替えるためにすべてのドアが開けられているのですが、まだ寒いので、乗った人は閉めるのが普通です。
様子を見ていると、次から次へとやってくる乗客は、やっぱり、電車がないので慌てています。
出発案内版を見たり、アナウンスを聞いたりして、安心して、でも、怪訝な顔で列車に乗り込んで来ますが、だれ一人、ドアを閉める人はいませんでした。
やっぱり、余裕がないようです。
ダイヤ改正は、時刻が変わるだけではないのです。
車両の編成や、出発・到着ホームの変更なども変更されるのです。
変える立場の人は、
なんのためにこれを変えて、
そのためにはこれも変えなければならなくて、
それがさらに何かに影響を与えて…ということを知っているのですが、
使う立場の人は、
自分の使う列車の時刻や停車駅のことしか考えないので、
他のことに変化がおよぶとは、少しも想像できないのです。
「なんとか改革」「なんとか移行」「かんとか登録」…いろいろな変更があるのですが、
変える立場の人は、使う人のことを、
使う人は、変える人の考えを、おもんばかる必要があるよな…
これ、自分にも当てはまるよな、と思った、ダイヤ改正でした。
