今日は同窓会総会です。
関東支部からも5名の同窓生がおいでになり、大変にぎやかな会合でした。
(あ、懇親会が…です。)
帰りの列車は、これから東京方面に行くために盛岡に向かう「関東支部」の方々とご一緒でした。
列車待ちでホームにいる間、どなたかが気がつくかと思ったのですが…。
しびれを切らして、私から言ってしまいました。
「いかがです、ホームにたくさん置いてあるプランター。
うちの農場で作った花を生徒が運んできて、
駅に置かせてもらっています。
ほら、
プランターの脇には大きく『県立紫波総合高等学校』の
ステッカーが貼ってありますでしょう。」
「ほお〜、すばらしいね!」
「はい、新聞にも載せてもらいました。」
「がんばっているねぇ〜」
そうか、気がつかないものなのか…と思いました。
少なくとも首都圏から同窓会総会にお見えになる方々ですから、母校を想う気持ちは人一倍だろうと思います。
でも、気がつかないのです。
私たちは、ステッカーを貼っておいて置けば誰でもがわかるという先入観を持ってしまっています。
でも、
ほとんどの人には「ああ、花があるな」と風景の一部にしか見えないのでしょう。
それが悪いといっているのではありません。それが普通だということに気がついたのです。
私だって同じです。
毎朝通勤している道ばたの学校の塀にお花のポットがたくさんついて、花を咲かせています。
(ああ、花だ。今日もきれいだなぁ)
とは思いますが、
(ああ、この学校の生徒が、毎日、お水をやっているんだろうな。
ところで、種から育てたのかな、苗を買ってきたのかなぁ。
さてさて、
授業でやっているのかなぁ、
生徒会活動としてやっているのかなぁ…
いずれにしても、いい姿だなぁ。)
とまでは考えが発展してゆきません。
気をつけなければいけないのは、こういう勘違い。あちらこちらにあるような気がします。
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「総合学科高校」を説明するのも大変です。
一生懸命に説明しますが「ああ、たくさんの学科がある高校ね!」
(そ、それは「総合的な専門高校」なんだけれども…)
ふと、考えました。
「総合体育館」って何だろう。
・何でも出来る体育館(あたりまえだ。どの体育館でもバレーもバスケットも卓球もできる)
・ハードと一緒にソフトも提供している体育館(う、貸館だけなのに「総合」もあるし)
・そうだ、トレーニング室・会議室併設のことか(う、付いていても「総合」じゃないのもあるし)
・あ、食堂つき!(う、フロアしかないのに「総合」がたくさんある)…
と、すっかり、わからなくなり、総合体育館の定義は…と調べましたが、いくら検索しても出てきません。
もしかすると「総合体育館」は機能ではなく「固有名詞の一部」かもしれません。
じゃあ、英語では…
と調べると、果たして、英訳はありません。英語表記は「sogo」となるのでしょうか。
(ちなみに広島県立総合体育館の英語表記は Hiroshima Prefectural Sports Center でした)
悔しいので
じゃあ、「総合病院」は何なのよ…と調べてみると
平成9年の医療法改正までは法で定義されていて、
病床数(ベッド数)が100以上の一般病院で、診療科は最低でも内科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科の5診療科を持ち、さらに化学・細胞・病理の検査施設、病理解剖室、研究室、講義室、図書室、その他省令で決める施設を備えていて、都道府県知事の認可を受けたもの
だったんだそうです。(ここで調べました。)
つまり、
規模が大きく、「治療、研究、教育」の三拍子そろった医療機関が「総合」だというわけです。
うう〜ん、と県内を見渡すと、
そういう意味での「総合体育館」はありませんし「総合運動公園」もないと思います。
ぎゃふん!