がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

書店で気づくスポーツの貧しさ

岩手県を中心に、隔月で刊行されている、岩手スポーツマガジン「スタンダード」という雑誌があります。
最新号の、2024年5・6月号が4月25日に発売されました。

この雑誌には、連載記事がいくつかあります。
入れ替わりが結構ありますが、
比較的、長く続いているものに
「スポーツを読む!」という「コラボコーナー スタンダード×さわや書店」をサブタイトルにしたものがあります。
タイトルの下には

絵や文字もあなたに
スポーツ体験を与えてくれます。
今回も「さわや書店フェザン店」の
竹内敦さんに、
この時期おすすめのスポーツ書籍を
紹介してもらいました。

と記事の趣旨が書かれています。

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発売日に、盛岡駅に行く用事があったので、
駅ビルにあるフェザンのさわや書店によりました。
スタンダードの
立ち読みをしようと思ったのです。

今号で紹介されている本は

雑誌スタンダード岩手のコラム「スポーツを読む!」のページの上に乗せた、小説「カラフル」

・三苫薫「VISION 夢をかなえる逆算思考」双葉社
・阿部暁子「カラフル」集英社
でした。

阿部暁子さんは岩手県出身で「パラ・スター」という、車いすバスケットボールや車いすに関する小説を書いた方です。
そして、記事を読むと、「カラフル」は、車いすユーザーの女子高校生と、元陸上競技選手の男子高校生を中心とした物語のようです。

(買おう!)と店の中に入り、
(探せなかったりするからな…小説の棚かなぁ)と進んでゆくと
入ってすぐの一丁目一番地の棚に平積みになっているではありませんか。

ペラペラめくってみて、即買いです。

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さすがだと思います。
雑誌で紹介した本を、
目につきやすく手に取りやすい場所に置いておくのです。

いい本を紹介して、それが買えるようにしています。

私もこの雑誌に2本、コラムを書いていますが、
書いたことが、実体や具体性を持っていません。
(読んだ人が行動を起こしますように)という願いを込めて書いているつもりですが、
単なる、絵空事…なのかもしれません。

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本屋さんには、いつでも、本があります。
図書館では、いつでも、本を貸してくれます。
映画館では、いつでも、映画をしています。
美術館には、いつでも、絵の常設展示が行われています。

スポーツ施設に行けば、
いつでも、スポーツを見ることができるでしょうか。
いつでも、スポーツをすることができるでしょうか。

そういう意味で、
スポーツは本より貧しいのです。

さあ、がんばりますよ、がんばりましょうね。