今日・6/30は、トークショーを聞いてきました。
What are the writer looking at?
At the talk show of two writers.
岩手スポーツマガジン スタンダードが企画して
岩手県盛岡市盛岡駅ビル フェザンにある、ORIORI produced byさわや書店 で行われた
菊地と菊地の
今年の高校野球を見ないと
一生の損という話
と題したもので、出演は
■菊地高弘さん(編集者兼ライター)
1982年東京都生まれ。野球専門誌『野球太郎』編集部員を経て、フリーの編集兼ライターに。元高校球児で、「野球部研究家」を自称。著書『野球部あるある』、『下剋上球児』
■菊地健二さん(スポーツマガジンStandard副編集長)
1966年岩手県生まれ。スポーツマガジンStandard副編集長。野球部の練習を見ることをライフワークとしており、岩手県高校野球部全校制覇まで残すところ3校と迫っている。のお二人です。
そして、
今後の大活躍が期待されている高校生・佐々木朗希選手がいる岩手県に住む私は、
ぜひ聞きに行かなければならないのです。
【トークショーの様子 左:菊地健二さん、中央:菊地高弘さん】
***
トークショーの情報を得た時点で、
菊地高弘さんの最新刊「下剋上球児」を、さわや書店フェザン店で入手し、読んでおりました。
ワクワクする展開と、さまざまなキャラクターを持った登場人物に、楽しく読ませてもらいました。
さらに、
カギカッコ の多さに象徴された、質量ともに優れた取材の裏付けのある記述に、
感心し、敬意を評したのです。
そして、
お二人の菊地さんによるトークショーは、高校野球にとどまらないなにかが聞けるのだろうと期待もして、出かけました。
果たして、
コーディネーターの方の引き出し方も素敵で、
いろいろなことに気づかさせていただきました。
***
その中から、ひとつだけ。
お二人とも、こういうことをおっしゃるのです。
「スポーツの取材をしながら、地域を見ているのです」
どきり としたのです。
私がスタンダードに載せているエッセイには、カギカッコ がほとんど出てこないのです。
つまり、
取材がない文章なのです。
エッセイだからそれでも良いのかもしれませんが、
ライターのお二人が
取材を通して地域を見ているのだとすれば、
私は
エッセイを書いて、その先に何を見ているのだろう…と考えざるを得ないのです。
少し考える時間をくださいね。
がんばりますよ。
■備忘メモ