昨日は春分の日。
そして、
「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」の開始式・修了式でした。
いわてスーパーキッズは、
岩手県が行っているスポーツタレント発掘・育成事業(TID)で
2007年に、地方のTIDとしては4番目(たぶん)に開始されたものです。
詳しくは、岩手県のサイトにありますのでご覧ください。
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そのサイトにも載っていますが、
事業を開始してから11年後の2018年に
日本で初の地域TID出身のオリンピック選手を
ピョンチャン冬季オリンピックに送り出し、
15年後の2022年には北京オリンピックに2人の修了者が出場し、
その一人の小林陵侑さんが、金・銀メダルを獲得するという成果を残しています。
そのおかげでしょう、テレビニュースや新聞記事でも大きく取り扱われています。
昨日は、私も共催団体の関係者として出席しましたが、
キッズは「オリンピックやワールドカップに出て、金メダルを獲る」と決意を語ったりするのです。
「岩手から世界へ!」が合言葉で始まった事業ですが、
もはや
「岩手から世界一へ!」が実現され、
世界の金メダルが岩手の子どもたちの、現実的な目標になっていました。
素晴らしいことです。
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(10年前はどんな感じだったのかなあ…)と、
私の以前のブログを調べてみました。
ありました、ありました、2012年3月20日の記事です。
自分でいうのもなんですが、
なかなかいい記事でしたので、お時間のある方はどうぞ↓
https://wave.ap.teacup.com/hirafuji/2069.html
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で、そのブログの写真と今年の写真を見比べて、
ずいぶん変わったなあ、と、驚いたのです。
下の写真が、10年前の2012年、上の写真が、今年2022年、のものです。
比べてみると、
キッズのユニフォームが変わりました。
今年は、感染予防対策のため、親御さんが写真には入っていません…
でも
驚いたのは
そんなことではありません。
10年前は大人が座るための椅子が、最前列中央に並んでいます。
みんなが並んでから、大人の人たちがやってきて真ん中に座るのです。
一方
今年の大人は、県知事をはじめ、端っこに座っています。
このマインドなのだろうな、金メダリストを生み出した秘訣は…と思いました。
どちらが良いとか悪いとかの話ではありません。
どちらの考えかたもあるでしょう。
でも、きっと、
終了式や開始式は「だれのため・なんのため」にあるのかを考えた結果の変化でしょう。
「だれのため・なんのため」が忘れられずに事業が行われている証拠です。
実は、
10年前は私もこの事業にプロジェクト委員メンバーとして、しっかり参加していました。
でも、当時は、写真の並びに違和感はなかったのです。
その後の方々が
「だれのため・なんのため」を考えたことをしてくださっているのです。
もしも、
ずっと私が関わっていたら、
気がつかなかったでしょうし、変わらなかったでしょう。
そして
オリンピック選手が出せたか、世界一に導くことができたか、わかりません。
あぶなかった。
変わらなくちゃ、変われなければ代らなくちゃ。
■■■ 参考 ■■■