がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

エリートサークル

Do you know the elite circle? ひっさびさの、岩手スポーツ検定★1級問題 問 題:だれでしょう。 ヒント:野球殿堂にあった盾ナす *** どうやら、スキージャンプには「エリートサークル」というものがあるらしいのです。 国際スキー連盟(FIS)のサイトにこういう記事が載っていたのです。
Kobayashi is now among the elite circle of ski jumpers who could claim 12 or more World Cup wins in a single season.
岩手県出身の 小林陵侑選手(土屋ホーム岩手県私立盛岡中央高校←八幡平市立松尾中学校)が スキージャンプのワールドカップ個人第25戦(3/14、トロンハイムノルウェー)で優勝し シーズン12勝をあげたときのもので、 小林選手は、ひとシーズンに12勝以上をあげたジャンプ選手が属する「Elite Circle」の一員になったという記述です。 (元の記事はこの下線部タップで読めます) じゃあ、 エリートサークルって何人ぐらいが属しているんだろうと調べてみると なんと、たったの3人。  ・2015/16 PREVC Peter(SLO) 15勝  ・2008/09 SCHLIERENZAUER Gregor(AUT) 13勝  ・2004/05 AHONEN Janne(FIN) 12勝  (出典は   FISのSatistics→Ranks & Positions→Multiple Positionsから   =この下線部) 小林選手が4人目だったのです。 とんでもない実績です。 日本の野球殿堂には204人の方々が顕彰され、 アメリカのBaseball Hall of Fameには、329名の方々の栄誉がたたえられているとのことですが、 世界で4人しかいないエリートサークル、野球でいえば野球殿堂にあたるでしょうか、 に 岩手県出身者が入っているということは、感慨深いものがあります。 小林選手のご努力はもちろん、コーチ、チームメイトの皆さまや ご家族、会社の皆さまのご支援のたまものでしょう。 心から感謝し、敬服しています。 【注】 小林選手は最終戦も優勝し、シーズン通算13勝で総合優勝を獲得しています。 *** なお 小林陵侑選手は、岩手県のスポーツタレント発掘・育成事業「いわてスーパーキッズ」の一期生として、小学校5年生から中学校3年生までトレーニングを受けています。 そして 全国のタレント発掘・育成事業修了者のうちで、最も早くオリンピックに出場した選手です。 朝日新聞のジャンプ週間総合優勝を知らせる記事にはこうあります。
欧州伝統のスキーのジャンプ週間で6日(日本時間7日)、日本勢初の4戦全勝を果たし、日本勢21季ぶり2人目の総合優勝に輝いた小林陵侑(りょうゆう)(22)=土屋ホーム=は、小中学生時代から「金の卵」として期待されていた。将来有望なスポーツ選手を探して育てる地元岩手県の「タレント発掘・育成事業」を経て、才能が今季一気に開花した。 (元の記事はこの下線部をタップすると読めます。  リンク切れ用心pdfはこの下線部をタップ
岩手から世界へ!を合言葉に行われている「いわてスーパーキッズ」事業が、小林選手の活躍に一役買っていると、ちょっぴり関係した私は勝手に思っています。 うれしいです。 *** あ、クイズの答えを忘れていました。 岩手県出身者で唯一(たぶん)野球殿堂で顕彰されている 久慈 次郎(くじ じろう)さん 以下、野球殿堂のサイトから ■名捕手として活躍した野球界の重鎮  表彰年度:1959年  表彰区分:特別  出 身 地:岩手県  生年月日:1898年10月1日  没年月日:1939年8月21日  出 身 校:盛岡中学→早稲田大 ■顕彰文 早稲田大学在学中より名捕手として知られ、社会人野球の育成に努めた。1939年球禍に会い札幌球場で42才の生涯を終えた。 (野球殿堂久慈次郎さんの説明はこの下線部をタップ