Let's take part in a seminar about BUKATSUDO.
We can't succeed just by following "before".
スポーツ庁から3月
20日付けで
『
「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」のフォローアップ調査結果について』
という通知が出ています。
■教育関係機関向け→
この下線部をタップ
■体育・スポーツ団体向け→
こちらの下線部をタップ
本文には
この度,標記調査結果(別添1)を取りまとめましたので,お知らせします。
運動部活動が担っている,生徒がスポーツに親しむ基盤が持続可能となり今後とも充実が図られるよう,
調査結果及び下記の点に十分留意し,
「学校における働き方改革に関する取組の徹底について(通知)」(平成31年3月18日付け30文科初第1497号)(別添2)も踏まえ,取組の一層の推進をお願いします。
とあり
平成30年3月に
スポーツ庁が策定した「運動部活動の在り方に関する総合的な
ガイドライン」
(←リンク)に基づく部活動改革が
十分に学校に実装されていないので
しっかり取り組んでね…という内容です。
***
こんな文章を読みました。
でも、これまでの教育の歴史や、国内外の動向をつぶさに見れば、これから書くことは、実現不可能どころかすぐ先に見えている未来だとご理解いただけるはずです。
日本に公教育制度が登場して約150年。教室の姿は昔も今もほとんど変わっていないのが現状です。
その一方で、時代はとんでもないスピードで変化し続けています。
前にも言ったように、つい150年前まで、人類は人種差別を当たり前のことと考えていました。黒人に白人と同じ権利が認められる時代が来るなんて、誰も考えてはいませんでした。
つい最近まで、体罰は当たり前のことでした。女性差別も当然だったし、同性婚なんてありえないことだと思われていました。
でも今、わたしたちの価値観は大きく変わりました。人間の考えや感受性、制度、慣習というものは、必要さえあればちゃんと変えられるものなのです。
一方、学校の風景はどうでしょう?同年齢の子どもたちからなる空間の中に、机が黒板に向かって並べられ、子どもたちは先生の授業を、黙って、座って、ノートを取りながら聞いている…。社会の変化を尻目に、教育は、残念ながらほとんどその姿を変えていないのが実情なのです。
新しい「当たり前」を作る時代を私たちは本当はとっくの昔に迎えているはず。そう思います。
(苫野一徳、「学校」をつくり直す、河出新書、2019)
こんな文章も読みました。
多くの人にとって、部活は当たり前の存在だ。
学校に部活があるのは当たり前だし、生徒は部活に入るのが当たり前だし、教師は部活の顧問になるのが当たり前だ。
入りたい部活が学校にないと、がっかり感はハンパない。
部活をやめた生徒も「帰宅部に入った」と言われるくらい、部活は学校生活全体を包み込んでいる。
もし教師が顧問を拒否なんかしたら、周りから大ブーイングで炎上必至だ。
それほど部活はみんなにとって当たり前の存在になっている。
だから、部活を丸ごと疑うことはなかなかできない。
「部活とは何か?」と問われても、「部活は…やっぱり部活でしょ」と思うだけで、その先に進めない。
しかし、実は部活は当たり前じゃない。
部活は法律で決まっているわけではないし、カリキュラムにも含まれないのに、日本中の学校で行われている。
部活のタテマエは「自主的」な活動なのに、生徒や教師がみんな好きこのんで参加しているわけでもない。
部活を廃止して地域社会に移そうと何度も検討されたのに、そのたびに失敗してきた。(中略)
部活は当たり前じゃないということは、部活の未来にはまだ希望があるということでもある。
絶望してしまうほどで問題を抱える目の前の部活の姿は、唯一絶望の姿ではなく、違った姿がありえるし、変えていける可能性がある、ということだからだ。
部活の未来をつくっていくために、みなさんと徹底的に話したい。
さあ、未来のための部活講義を始めよう。
(中澤篤史,そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義,大月書店,2017)
私たちも
新しい「当たり前」を、本気で、考えなければなりません。
今すぐに。
***
4月14日(日)の午後、
岩手県金ヶ崎町で
部活&スポーツクラブ応援フォーラムという催しが行われます。
開催趣獅ヘこうあります。
昨今、スポーツ活動に関するさまざまな問題が浮かび上がり、見直しが必要になってきています。
部活を経験してきた大人たちが今こそ、子どもたちのためにスポーツの環境を整える時ではないでしょうか。
そこで、本格的に始まるこの時期に、ざっくばらんに話し合う場とライトな勉強会を企画しました。
課題解決の糸口、そして明るい未来のヒントを見つけましょう‼
なんと基調講演は
中澤篤史先生(
早稲田大学スポーツ科学学術院准教授)
そうです、先ほど引用した「そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活動講義」の著者です。
こんなタ
イムリーな時に
こんな素晴らしい先生のお話をお聞きできるし
トークセッションではフロアからの発言もありのようで、
直接、考えるヒントをいただける大チャンス。
そして、無料!
どうぞ
「当たり前」を考えに、
「当たり前」を考えるヒントを得るために、足をお運びくださいませ。
詳細・申込は
この下線部をタップして こくちーず へ