■成人式
岩手県内市町村の成人式について、改正民法が施行される4月1日に、岩手県の新聞・岩手日報が一面トップ記事にしていました。
見出しは「20歳成人式 県内29市町村維持」でかいつまむと
とありました。
■市町村要望
岩手県のサイトに
「令和3年度の各自治体からの要望」という資料がありました。
(スポーツについての要望とか、あるのかな)
と、開いてみたのです。
見落としや誤解もあるかもしれませんが、次のような要望が出されていました。
(元の資料は この下線部をタップして ご覧ください)
とちゅうで、とんでもないことに気がついたのです。
(今、私の周辺では、大きな話題となっている「部活動の地域移行」に関する要望が一切ないのでは?)
■地図に落としてみた
ということで、成人式の18歳・20歳と、要望のうち部活動関連要望があるかどうかを地図に落としてみました。
左側は成人式。
変えなかった市町村に■印、検討中を△印
右側は部活動に関する要望。
部活動に関する要望がないのは■印、
あったのは□印ですが、2市しかないのです。
でも、地域移行に関するものではありません。
■岩手県の市町村は
ほぼ真っ黒の岩手県地図の
・成年年齢が140年経って変わったのに、これまでどおり(成人式)
・大きな大きな変化と言われる部活動の地域移行については、要望なし
という実態を見て、
もちろん、
こんなデータからは何もわからないかもしれないことは承知のうえで、
この二つからは、
岩手県の市町村、つまり、岩手県は
状況の変化があるにも関わらず、
これまでを
「変えようとしないし、実際に変えない」
傾向にあると考えます。
■心配は
心配ごとは部活動の地域移行。
学校から外に出すことは、そう難しくはない。
でも、
それを「地域」で受け入れることは、とても難しい。
ところが、
市町村からの要望を見る限りでは「地域」のおおもとである市町村が、課題として感じていないようなのです。
そして、
成人式に見るように、
今ある組織・団体の、今ある資源・力に、
何も足し算せずに、何も引き算せずに、乗り切らせようしているように感じられるのです。
学校から追い出されるだけに終わったら、大変なことになる。
がんばりますよ、がんばりましょうね!