がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

3112113/新しい“ラグビーの町”を

Kamaishi,the city worthy of being awarded the "Character Award".

Participating in the Fun-zone closing event.

11月2日、

ラグビーワールドカップ2019の最終日は、どちらにいらっしゃいましたか。

私は、

岩手県釜石市ラグビーワールドカップ・ファンゾーンにいました。

決勝のチケットが手に入らなかったことの負け惜しみでもあるのですが、

この日は釜石にいるべきだと感じたからです。

なにしろ

岩手スポーツマガジン「スタンダード」の連載コラム「がんばろう!岩手のスポーツ」で

4年に一度じゃないという題名で

「4年に一度じゃない。一生に一度でもない。その先、毎日だ」

(2019年3・4月号vol61、コラムはこの下線部をタップすると読めます)

と結んだり

特別な試合と題して

「9月と10月に釜石で行われるワールドカップで、もう一度、行き先を確認してみます。楽しみです」

(2019年9・10月号vol65、コラムはこの下線部をタップしてお読みください)

と書き終えたりしている私ですから。

当日は

「ファンゾーンin岩手・釜石」ファイナルと題してイベントが行われました

果たして、

いろいろなことが思い起こされ、いろいろなことを考える機会をもらった一日でした。

【ファンゾーン(釜石市民ホールTETTO)入り口の復興企画展にあるラグビーボール

【オープニングトーク、出演:アンダーエイジ】

【クロージングアトラクション�@、釜石商工高校生徒による虎舞】

 三年生は高校最後の演技だったそうです。

【クロージングアトラクション�A、釜石高校音楽部のステージ】

 一生懸命に歌ってくださいました。

【クロージングトークショー「釜石の未来」「ラグビーの未来」】

 右から 桜庭吉彦さん(RWC2019日本大会アンバサダー)

     中田義仁さん(釜石開催支援連絡会副会長)

     下村達志さん(釜石まちづくり株式会社)

     洞口留伊さん(釜石高校生徒)

 備忘メモを最後につけています。

【クロージングコンサート�@、

 かまいし絆会議の皆さんによる「ありがとうの手紙 #ThankYouFromKamaishi」合唱】

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ

もしも言葉に翼が生えたなら あの空の向こうへ 今すぐ届けたいよ

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ

もしもこの歌あなたに届くなら あの海の向こうへ 精いっぱい歌うよ

「これからは僕たちが 釜石の未来をつくる つくる」

Thank you from KAMAISHI!

 涙がとまりませんでした。

【クロージングコンサート�A、全日本合唱コンクール全国大会金賞に輝く不来方高校音楽部のステージ】

 矢巾からバスで、平和と愛を祈る歌を歌いにやってきました。

 全国3位の力は歌がうまいだけではありません。気持ちも伝わるのです。

パブリックビューイング、決勝戦 イングランドvs南アフリカ、写真は試合開始前】

 寒いけどハイネケンを飲んでいる、釜石の懐かしい皆さんにお会いできました。

 素晴らしい空間でした。

そして、諸事情により写真がないのですが

釜石市長、かまいし絆会議の皆さんによるエンディングセレモニーで

「ファンゾーンin岩手・釜石」フィナーレ!が幕を閉じ、

44日間にわたる、途中、台風で閉鎖もあったファンゾーンが終了しました。

***

トークショーに出られた下村達志さんが書いたという

ホワイトボードのメッセージをご覧ください。

上が、開幕の日(トークショーでスクリーンに映し出されたもの)。

…あれから8年半、今日、この日を迎えることができたのは、明日が必ず来るということを信じ未来がきっと明るいことを信じ、それぞれがそれぞれに出来ることを積み重ねてきた釜石市民の皆様の努力と、日本中・世界中から寄せられたたくさんの支援や応援の賜物です。

釜石にとってのラグビーワールドカップは、常に復興の志と共にありました…

下が、決勝の日。会場出口に置いてありました。
新日鉄釜石ラグビー部のV7という歴史があり、震災からの復興と共に歩んだW杯開催と言う今があり、ここから始まるレガシー―を生かした未来があります。

携わって来て下さった全ての皆様のおかげで、釜石にある“ラグビーの力”をこの1ヶ月半で感じて下さった方がたくさんいたと思います。

見えた課題も含めてW開催の価値とし、釜石が“ラグビーの町”と称されるに至った先人方の功績をしっかりと胸に刻み、これからの未来に向けてW杯のレガシーを取り込んだ新しい“ラグビーの町”を、市民の手で作って行きましょう!…

昨日は、このブログで

釜石市

ワールドラグビーラグビーの国際統括団体)から

岩手県釜石市が"Awarad for Character"(キャラクター賞)を受賞したことに関して

岩手の新聞・岩手日報のネット記事をご紹介しました→[Link]

今日は、

「ファンゾーンin岩手・釜石」フィナーレの内容と

ホワイトボードに書かれたメッセージを振り返って、

やっぱり「キャラクター賞」を授与されるにふさわしい街だなあ…と、しみじみと感じています。

ラグビーワールドカップは大成功でした。

釜石やラグビーを、

いや、

岩手県の街々やスポーツを、応援し続けなければいけません。

***

東日本大震災が発生したのは3月11日。

ワールドラグビー釜石市を表彰したのは

フィナーレイベント翌日の11月3日。

その間の3160夜を忘れないように、この記事の題名は

3/11 to 11/3 … 3112113 にしました。

えっ、寒い!?

***

トークショー備忘メモ

■震災でUターンしてきた人が起爆剤となって、釜石の資源を動かし生かしてくれた

新日鐵釜石のV7など、スポーツで盛り上がっていたころ高校生だった人が、再び盛りあがった釜石を感じ、これからに期待がつながっている

■開催で得た「自信」を未来につなげたい

■「釜石」を「聖地釜石」として世界に発することができた。この先「じんわり」と続く効果がある。生かす。