What is our aim?
Awesome leaflet introducing Kamaishi by City hotel.
最近、何度も何度も、隅から隅まで見ている、ホテルのパンフレットがあります。
何のためにパンフレットをつくるのか、
誰のためにパンフレットをつくるのか…素敵なパンフレットです。
***
この街に行ってみたい、
ホテル地下街に行ってみたい、
デザイナーさんにあってみたい、
これを発注した人にあってみたい…と、パンフレットを見ながら、毎日毎日思っています。
いかがでしょう。
ラグビーワールドカップの会場・釜石鵜住居復興スタジアムがある
岩手県釜石市の釜石駅のそばにある、ホテル マルエ というホテルの英語版パンフレットです。
A 4版を横にして三つに折ったものですが、
驚くなかれ、文字は裏表6面中たったの2面。
裏面はぜんぶイラスト。
イラストにはローマ字で、いろいろな通りや場所や建物や催しの名前が書いてあります。
(おお、ここがここか、あれがあれか!)
来たことがある人、住んだことがあるはたまりません。
よく見ると、
知る人ぞ知る「橋上市場」がまだあります。
思わず触って温度を確かめたくなる「高炉」もあります。
もちろん、
針小棒大、重力無視、時間無視の四次元デフォルメイラストなのですが、
惹かれます。
こんな街があるはずもないことは、どんな人でもわかるでしょうが、
行ってみたくなる街です。
さて、ホテル。
泊まりがけで街にくる人がいなければ成立しない商売です。
どんなに素晴らしい施設、どんなに厚いおもてなしを備えていても、
街に魅力がなければ人は来ず、ホテルは不要でしょう。
もちろん、
ホテルも街の魅力の一つであることに間違いはないのですが、
このパンフレットはホテルではなく街の魅力を皆さんに、
しかも、
英語で世界中の皆さんに伝えようとしているのです。
岩手県釜石市は、大震災津波とラグビーワールドカップを経て大きく変わろうとしていると、私は感じています。
学校で習った「テコ」の話を思い出しました。
支点、力点、作用点。
自分、作用点だけしか見ていないんじゃないのかなぁ。
支店、力点を見逃してるかもしれないなぁ。
大丈夫かなぁ…。
***
◇なんですか?
心象膨大?
針小棒大ですよ。
テコの原理と同く学校で習ったでしょ!
◆だって、
イメージを膨らませるパンフレットだったから…
◇なるほど。
それで心象膨大。
いい言葉を思いつきましたね…なんて言うと思いましたか?
知ってますよ、得意の変換ミス拾い!
◆ギャフン。
***
パンフレットは、この前、釜石市に行った時に立ち寄った「魚河岸テラス」に置いてありました。
最後の一部でした。
もう、ないのかもしれません。
そりゃ、残念…と思う人は、この下線部をタップして、Deep Cultur Kamaishiへ!
■イラストは、たぶん、大野浩平さん→[Link]