がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

大きな可能性に気づいた/国体が行われれば、岩手県は順位目標を達成したか

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目標を検証できない2年間

第76回国民体育大会本大会は、三重県で行われる予定でしたが、感染症の影響により中止となりました。国民体育大会(国体)本大会の中止は、昨年の鹿児島国体に引き続き2年連続です。
岩手県の競技スポーツ振興事業を行っている岩手県体育協会は「選手強化方針」の目標を、『国体の天皇杯(男女総合)成績20位台、かつ、東北トップ』としています。
この目標は、昨年もそうでした。
国体の中止により、2年連続して、目標の達成状況の検証ができていないのです。
私は、岩手県体育協会に勤務しておりますので
(これでいいのかなあ。何か検証の方法はないのかあ…)
と、勝手に個人的に思っておりました。

東北ブロック予選の成績が使えないか

早々と国体の中止が決まった昨年とは違って、今年は、国体の東北ブロック予選となっている東北総合体育大会が行われています。
しかし、最終日程を待たずに国体の中止が決まり、東北総合体育大会も、陸上競技、ホッケー、ハンドボール、空手道の4競技が中止になりました。
でも、ほとんどの競技では、東北ブロックの国体予選が行われていて、東北各県の国体出場権の獲得状況がわかる状況でした。

以前から、国体出場権獲得(獲得数)の割合と国体の順位には関係があるはずだと、私は、思っていましたので、調べてみました。
中止なった競技もありますので、それには2019年の実績をあてはめて算出しました。

するとこういう獲得数になりました。
 ①宮城(119)②福島(99)③岩手(93)
 ④山形(92)⑤秋田(79)⑥青森(74)

でも、これだけでは、国体順位との関係は何もわかりません。

国体出場権獲得と国体順位を調べてみる

2015年から2019年の5年間、つまり感染症が出てくる前の5年間の、獲得数の順位と国体の東北順位を調べてみました。
こうでした。

無題2

国体で東北1位になったのは、獲得数が1番か2番の県だけです。
今年の岩手県は、獲得数が3番でした。
獲得数と国体順位の「振れぐあい」を調べる(係数)と、表の「係数」にようになります。
5年分比べると、岩手は、獲得数の順位と国体の順位を 0.4位 あげる傾向にあります。
ということで、今年、国体が行われれば「東北2位」と、勝手に順位を予測しました。

目標は達成できなかったでしょう。

大きなチャンスに気がついた

じっと表を見ていると、獲得数にも国体順位にも、ほとんど変化がないことに気づきました。
岩手を含めた東北六県は、この2年間で、何も変わっていないのです。

感染症がおさまったら、また、前と同じようにしてゆこう…
それまでは、やらないこと、少なくすることを考えて乗り切ろう…

例年と変わらない傾向の今年の獲得数からみると
きっと、岩手を含め、どの県も感染症の対策だけをしていて、新たなことをしていないのだろうと、私は、考えます。

どこかが新しいことをしているとすれば、獲得数に、何らかの変化があるはすですから。

だれも気付かぬうちに、バージョンアップしておく大チャンス。
来年のブロック予選までは、あと11カ月もあります。
とにかく、知恵を絞って、がんばりますよ、がんまりましょうね。

あ、これは、全く個人的な考えで、組織の見解ではありませんし
資料も勝手な思い込みでつくっていますので、ご注意くださいませ。

おまけ 岩手は他県と違う

岩手は他の5県とずいぶん違うようです。びっくりしました。
時価総額ナンバーワン企業が、小売業!
他の5県は、銀行、電力。
岩手は全国の傾向に近い。
なんだか、いけそうな気がします。

無題

会社四季報ONLINE 2021/03/24  https://shikiho.jp/news/0/418592 )