昨日、こういう記事をfacebookに載せました。
一昨日・1月14日に***令和元年度 文部科学大臣優秀教職員表彰式が東京都で行われています。
表彰された岩手県の教職員・組織は、8個人2団体でした。
おめでとうございます。
ちなみに
受賞理由がネット上にはありませんので正確かどうかわかりませんが、
個人の「実践分野 九」の5人の方々は、
ご自身のスポーツ活動が評価されての受賞だと思われます。
■佐藤将太=パラ陸上
■古舘将=剣道
■内村湧嬉=ウエイトリフティング
■菅野隆介=剣道
■高村和人=パラスキー
重ねて、おめでとうございます。
詳しくは、文部科学省↓
https://www.mext.go.jp/content/20191225mxt_syoto01_100002174.pdf
(元の記事には画像があって、全員の名前学校名などがわかります→[Link])
気になることがあって、調べてみたのです。
私は、
岩手県は、個人の8人が部活動の指導実績か、ご自身のスポーツ実績によるものと見たのです。
つまり、
実践分野が9つあるうちの2つに該当しているだけです。
果たして、
全国の傾向とは異なる傾向でした。
全国の該当項目の割合は、
�@学習指導
�A特別支援教育
�B生徒指導、進路指導
�C特別活動、部活動指導 で、
一番の学習指導は、全体の50%を超えています。
岩手県は、
�@その他
�A特別活動、部活動指導
�B学習指導
同じく�B生徒指導、進路指導 で、
その他が半数です。
こんな感じになります。
表彰は、対象となる人を、
表彰者が(こうあればいいな)と考える行動・活動に導く意味を持ってると、私は、考えています。
乱暴に言えば、
全国的には、
学習指導を工夫して成果をあげて欲しいなぁ…と考えて表彰しているのに対し、
岩手県では、
特別活動や部活動の指導や自身のスポーツ活動にがんばって欲しい…と考えているように見えます。
と、少しさかのぼって調べてみました。
こうでした。
国体前から、この傾向にあったのです。
***
岩手県では
部活動やスポーツ活動(その他)で表彰された人が6割を超えている実態があります。
文部科学大臣表彰は、それぞれの教育委員会から推薦された教職員がその対象となります。
したがって、
岩手県では部活動やスポーツ活動を評価する傾向にあるんだろうと、普通の人は考えるでしょう。
スポーツに関係している私たちは、とても誇らしい気持ちになりますが、
これでいいのだろうかとも思うのです。
国が項目としてあげているものは、
どれも、学校教育で大切なことでしょう。
どの実践分野が上位であるとか、より大切だと言うことはありません。
一生懸命に学習指導や国際交流、進路指導などにがんばっている教職員の方々もいらっしゃるのです。
その方々を評価してあげることも大切だと、私は、考えます。
***
ここまで書いてきて気がつきました。
(部活動改革と同じだ)
部活動を楽しみたい人、部活動で日本一を目指す人、
学校の外に楽しみを見つけた人、学校の外で日本一を目指したい人…
そういう人たちを認め、
そういう人たちが「したいことができる部活動」でなければならないと、私は、考えています。
学校の教職員として、どの分野を得意として行くのかということが大切にされる学校であって欲しいと感じたのです。
あ、今日はスポーツじゃありませんでしたね。