がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

マリの宗教はなんだろう/キャンプ地になるということ

What is main religion of Mali? Related by Olympic pre-games training camps. こういうお知らせがネットに流れていました。
盛岡市マリ共和国柔道連盟と覚書締結します 2020年1月10日 盛岡市は、1月21日にマリ共和国柔道連盟と東京2020オリンピック事前合宿受入れに関する覚書を締結します。 また、 同日は「ホストタウンの相手国を知ろう!」と題し、ホストタウン相手国を紹介するパネル展や、マリ共和国出身で日本在住のミュージシャンによるミニコンサート&トークショー盛岡駅ビルフェザンで開催されます。(略) (盛岡広域スポーツコミッション
素晴らしいことです。 岩手県の県庁所在地・盛岡市は カナダの水球ラグビーに加え、三つ目のキャンプ地になる契約を交わしたのです。 岩手県では 18の市町村(延べ22)が、18の国や地域(延べ22)を対象に オリンピック・パラリンピックのホストタウンになっていますし 1月21日の契約で 盛岡と遠野の2市が 3か国4競技のキャンプ地になるようです。 さらに、 2市2町がキャンプ地誘致の活動を進めており、まだまだ増えてゆくものと思っています。 今年のオリンピック・パラリンピックを契機として 「スポーツ、文化、経済などを通じて交流し、地域の活性化等に活かしていく」という、 ホストタウン・キャンプ地活動の目的が達成されればいいなあ…と思っています。 【追記:3/10】  2/7版のホストタウン・キャンプ地地図→この下線部をタップ *** ところで、マリの人の主な宗教はなんだろう… *** 昨日、1月13日に 令和元年度岩手県体育協会 スポーツ医・科学研修会に参加し 4本の講演を聞きました。 その一つに 臼井名津子さん(有限会社ロク企画管理栄養士・JSPO公認スポーツ栄養士)の 「外国人選手への食事対応」という講演があったのです。 外国人選手がいる高校の指導者から、次のような相談を受けたのだそうです。 ■生徒の体重が増えない(パワー、スタミナ不足) ■軽度の貧血 ■好き嫌いが多く、食べないものが多い そこで、次の対応を考えたとのことでした。 ◇体重増、貧血改善を目的として ◇食べることができる食材・調理法を調理者に提供する 生徒の言語はフランス語であったことから 写真のある料理雑誌や、末�アプリの入ったタブレットなどを使い、調査していったところ、 好き嫌いが多く、食べないものが多いのではなく、 食べてよいものがわからなかったので、不安なものを食べなかった… ということがわかったのだそうです。 その選手はイスラム教で、 その教えに従わない食べ物を食べないようにしていることを 日本人の指導者は 好き嫌いが多いと見ていたとのことです。 世界には 嗜好や宗教により、食文化や食習慣が、私たちと違っている人がたくさんいる ということを、たった昨日、知りました。 国際基督教大学のデータによれば 2016年の世界宗教人口は 1 キリスト教…24.5億人(32.9%) 2 イスラム教…17.5億人(23.6%) 3 ヒンズー教…10.2億人(13.7%) 4 仏教………… 5.2億人( 7.0%) (以下略) 私は仏教に分類されるはずですが、 仏教の三倍を超えるイスラム教の人たちが世界には、いるのです。 7%はどう考えても少数派。 数の大小でどうのこのということではないのですが、 違う人がたくさんいるんだよ、 その方々を尊重しなくては自分たちだって尊重されないよ、ということに気がついたのです。 *** あ、 マリ共和国のお話でした。 外務省によれば、 マリの宗教は イスラム教(80%),伝統的宗教,キリスト教 世界を理解する絶好のチャンスがやって来ますね。 *** 世界を理解するチャンス… 耳当たりのよい言葉、手あかがついて中が見えなくなってしまった言葉の典型を使ってしまいました。 「自由の相互承認」の考え方を身につけるチャンスと言い換えます。 苫野一徳さんがこう言っています。
「自由の相互承認」の原理、これは、「僕たちの社会が一番大事にしなければならない考え」です。 僕たちは、誰もが「自由」に、つまり生きたいように生きたいと思っている。でもだからこそ、互いの「自由」を主張して争い合ってしまう……。これは、人類がこれまで延々と繰り返し続けてきたことです。 その最たるものが、戦争です。人類は、誰もが「自由」に生きたいと願うからこそ、長い間命の奪い合いを続けてきたのです。 ではどうすれば、僕たちは戦争を終わらせ、自由で平和な社会を作ることができるのでしょう? 1万年以上におよぶ戦争の歴史の末に、哲学者たちがわずか二百数十年前に見つけ出した答え、それこそが、「自由の相互承認」という原理でした。 もし、僕たちが平和に自由に生きたいと思うのならば、まず誰もが自由に生きたいと思っていることをお互いに認め合うほかにない。そしてその上で、互いに調整し合うほかにない。 これが「自由の相互承認」の原理です。詳しくは、『はじめての哲学的思考』をぜひ参考にしてください。 (苫野一徳の#哲学的人生相談、第3回僕らの自由