がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

選手以外の育成を忘れているような気がする

Promoting Sports is not the only development of athletes. Learn from Nagasaki. 4月27日の朝日新聞デジタルの記事の抜粋です。
今季からサッカーJ1に参戦している長崎の地で、国内では異例の内容といえるサッカー専用スタジアムの建設計画が動き出している。 予定地はJR長崎駅近隣で、スタジアム建設費だけで百数十億円をかけ、そばにはホテルやマンションを建て、総事業費は500億円となる予定だ。 2023年からの使用をめどに、J1長崎の親会社のジャパネットホールディングス(HD)が全額出資する方向で進めている。 (元の記事は、下の画像をタップすると読めます。)
(すごいスアジアムだ…) 注:長崎市の人口は 418,134人(平成30年4月1日現在)   盛岡市の人口は 293,996人(〃) *** スポーツクラブも通販も、利益が目的ではない  社長に就任してから全く違う分野に飛び込むことへの不安はないかとよく聞かれますが、ビジネスでもサッカーでも同じです。どんな席でも組織には役割やミッションがある。その事業活動を通して何を目指しているのかというところが大事なのであって、目的は営利ではありません。  結果的にはビジネスもスポーツも収支をとっていかないと持続していかないのだから利益は必要ですが、大事なのは豊かな社会を作っていくとか、豊かな心を持つ子供を育てるとかいったミッションです。私が通販で商品を売ってきたのは、商品を使ったことで得られる幸福感を訴えたかったのです。  スポーツも同じです。それには強くならなければならない。平和を発信するには、勝って注目を浴びることも必要です。繰り返しになりますが、結局、営利が目的なのではなく、スポーツをし続けること、長崎の地で平和の尊さを発信するサッカークラブがあり続けることこそミッションであり、そのために盤石な経営が必要なのです。この基本線はぶれずにジャパネットが責任をもってV・ファーレンの再生に協力してゆきたいと思っています。 (90秒にかけた男〜ジャパネットたかた創業者 高田明〜、日経プレミアシリーズ) *** スポーツの振興というと トップレベルの選手育成や、競技場(スタジアムではない)整備、スポーツ実施率(週一回以上身体を動かす人の割合)の向上などに目が向きがちですが、 私たちは スポーツにおける高田明社長のような人を作りだすための「育成」をしているだろうか、 さらに 人類最後の被爆地・長崎の持つ使命と同じように 大震災津波の被災経験を持つ地に生まれ育った者の持つ使命を「教育」してるだろうか… と振り返らねばならないように感じています。 視野を広く、視点を未来に置かなければいけませんね。