山はどう使われているのだろう�T
Using mountainous areas of Iwate
for sports tourism.
トレイルランニング大会のことで気になることがあって
岩手県の山の使い方を調べてみました。
ランナーズバイブルというサイト(サイトはこの下線部をタップすると見られます)調べてみると
舗装道路ではない山地を走る中・長距離のレースである「トレイルランニング」の大会は
2つありました。
■第7回七時雨マウンテントレイルフェス
6月3日(日) 八幡平市
詳細は、この下線部をタップして大会サイトへ
■第12回フィールドX(クロス)レース
9月30日(日) 八幡平市
詳細は、この下線部をタップ
山がたくさんあるというイメージがある岩手県で
トレイルランニングの大会が2つというのは、多いのか、少ないのか…
少ないほうから3番目・全国43位!
(2回開催は岩手・秋田・佐賀、1回が鳥取・長崎なので下から3番目)
これは、どういうことだろう…と
山の使い方を調べてみると、次の表のとおりです。
岩手県は
・山地面積は、全国3番目に広い
(出典は、総務省)
しかし
・山地をランニングイベントに使っている数は、全国43番目
でも、
山はスキーなどでは使われているよね…と
リフトやゴンドラやケーブルカーに乗った「索道旅客数」を調べてみましたが、
・リフトやゴンドラやケーブルカーに乗って山で遊んだ人たちの数は、全国11位
予想を反してベストテン落ち。首位の長野のなんと7%!
そして、広島を下回っている!
(出典は、国土交通省)
そうか、林業か!と調べてみると
・林業産出額が、全国5位!
(出典は、農林水産省)
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つまり、
全国3番目の面積を誇る岩手県の山地は
林業生産が主目的で使われており、生産量は全国5位。
しかし、
レジャーやスポーツを見ると
リフトやゴンドラに乗って山で遊んだ人は全国11位
全国に誇れる自然環境を生かしたトレイルランニングの開催数は全国43位
スポーツツーリズムなどというと
どうしても
競技・練習施設や宿泊施設の状況に目が行ってしまいがちですが、
山地や自然が売り物の私たちは
その前に、あるいは、それと並行して
売り物を生かすことを考えるべきです。
お手本は長野県、北海道、新潟県。
がんばりますよ。がんばりましょうね!
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せっかく調べたので、全国データをサービスします。
画像タップで大きくなります。
雪が少ない県の索道乗客が気になりすね。
広島県には、宮島ロープウエー、
兵庫県では、神戸に4本もロープウエーが
滋賀県には、琵琶湖展望のロープウエーが2本、たくさんのお客さまを運んでいるようです。
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このテーマ、あと2話続く予定です。
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■追記■この記事内容に関して、7月の記事に追補があります。
この下線部をタップしてください。