がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

あるものをつかって

considering about the philosophy of Japan sitting volleyball women's national team. It's so wonderful.

障害者スポーツは、ないものを悲しみません。

 あるものを精いっぱい使って楽しむんです」

11月11日に岩手県盛岡市で行われた

障害者スポーツ理解促進フェスティバル

「ジャパンスポーツフェスタ in 岩手」〜スポーツでみんなの笑顔をつなごう!〜

のためにやってきた、

シッティングバレーボール女子日本代表チームの

真野嘉久監督がおっしゃった言葉です。

その時の様子は

オリンピアン・パラリンピアンに脱帽」という記事でお知らせしていましたが

この下線部をタップすると読めます)

今日はその第二弾。

***

参加者をグループ分けしての円陣パスです。

中央の赤いシャツが、ナショナルチームの選手です。

プレーするときは、左の義足をはずしています。

11人が選手を囲んで座り、

選手から来たパスを選手に戻すと、

そのボールを

選手は選手から見て左の人にパスをして

どんどんつないでゆくということをしている写真です。

そろいの紺のTシャツを着ているのは大学のバレーボール部員。

補助員を兼ねての参加です。

エンジのャ鴻Vャツは地域のバレーボール愛好者。

このグループは、バレーボールが上手な人がほとんどです。

でも、

お尻をついて移動したり向きを変えたりしなければならないので

そう簡単ではありませんが、

選手は、それはそれは優しいパスを出してあげるので

円陣パスはつながってゆきます。

しかし、

11人の中の2人は

バレーボールのパスが、今は、できない人でした。

ボールに触れることはできますが

中央にいる選手に戻るほどのパスができません。

(パスから練習する時間はないからなあ、今日は)

と少し残念に思って見ていました。

***

しばらくすると

選手が指示を出しました。

パスが弱い2人の参加者と、その両隣にいる参加者に対してです。

様子を見ていると

パスの弱い人にボールが行った時には

両隣の人がその人に向きを変えて、2人でカバーするようにしろという指示のようです。

そして、

パスの弱い人には、

今のままでよい、ボールを止めて少し上にあげてくれと言っています。

果たして、

パスは隣の人を経由して、選手に戻るようになりました。

なるほど

監督さんの言うとおり

パスの力のない人を悲しんだり、怒ったりしません。

近くにいるパスのできる人を、精いっぱい使って、みんなが楽しんでいます。

最後に、

全グループで一斉に

パスがつながった数を数えると、

このグループは

66回もパスがつながっていました。

パスが弱い人が2人もいるのに、6周もパスが回ったのです。

もしも、

円陣の中央に座っているのが、私だったら、

パスを、だたの一周も回すことをさせてあげられなくて、

だれも楽しくない一日になったでしょう。

まだまだです、自分。

そして、

素晴らしいです、シッティングバレーボールのスピリッツ。

応援します「煌めきJAPAN」

皆さんも

応援をよろしくお願いします!

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