今日・8月9日の午後に、
『スペシャルオリンピックス日本・岩手(SON・岩手)チャリティー講演会
「スペシャルオリンピックスと私」』という講演会を聞いてきました。
講師は、
現在、SON理事長の有森裕子さん。
あ、違います、違います、
仕事じゃなくて休みを利用した私用。
ネットで情報を得て、一般観衆として当日券1,500円で入場しました。
スペシャルオリンピックスは知的障がいを持った人のスポーツ活動を支援する国際的な団体です。
その日本支部といえるのが、スペシャルオリンピックス・日本。
(詳しくは、この下線部をタップしてSONのサイトへ)
大雑把にいえば
皆さんおなじみのパラリンピックは、身体的な能力で
スペシャルオリンピックスは、知的な能力で
デフリンピックは、聴覚の応力で、選手をクラス分けをしてスポーツで競い合います。
という程の認識しかなかったのですが、
有森さんのお話を聞いて、なるほどそうなのか、と理解しました。
こういうことです。
(私がこう聞いた…というものですので、
誤解、誇張、思い込みがあるはずです。)
■人は変わり続けることが必要である
■そして、人には変化する機会が連続して与えられるべき
■スポーツは、変化を与え続ける比較的大きな力を持っている
■しかし、自分からその機会を求める力が弱い人たちや
スポーツを行うチャンスを与えられてこなかった人たちもいる
■そこで、SONは、
スポーツで変化を起こすための機会をすべての人たちに継続して与えてゆく
なるほど!と組織のコンセプトと、その必要性が理解できたわけです。
オリンピックや国体での活躍を目指している私たちには
こういう考え方、人の見方はあるのだろうか…と感じました。
***
なんだか、このようなことを、前に感じたことがあるような気がして、
調べてみると
こういう記事がこのブログにありました。(この下線部をタップ)
2013年アジアクラシックベンチプレス選手権大会の
66キロ級 満70歳以上の部に出場し、
優勝した
北上市の岩崎実選手のお話を聞いた時の私の記事です。
岩崎さんのお話の中に、私は結びに「万人にあるものではないようです」と書いています。こういう内容のものがありました。
決勝は、アジア大会であるにもかかわらず、
ドーピング違反やなにやかやで
結局、日本人だけしか出場していないのだそうです。
他のアジアの多くの国々は、
健康の問題や経済的なことなどの影響で、
60歳を過ぎてスポーツをする環境にないのだそうです。
さびしいことですね。
ちなみに、
岩崎さんは、60歳になって仕事を退職してから、ジムに通い始めて
今があるのだそうです。
当たり前だと思っている、スポーツができる幸せ…というもは、万人にあるものではないようです。
そうではないでしょう。
「万人になくてはならないものなのです」と書きなおさなくてはなりません。
そして、
先ほど書いた
■そこで、SONは、
スポーツで変化を起こすための機会をすべての人たちに継続して与えてゆく
の「SON」を自分たちの組織の名前と取り換えて取り組んでゆく必要があるのです。
がんばりますよ!がんばりましょうね!