がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

岩手の宝もの

昨日・8月6日はカヌー観戦。

流れのある川を、

ゲートで制限されたコースに沿ってくだる

スラロームという競技の「ジャパンカップ第5戦」が

盛岡市から車で一時間半の

奥州いさわカヌー競技場で行われていたのです。

スラロームの説明が、

わかりにくいなあと、自分でも思います。

facebookに載せておいた動画が

この下線部をタップすると見られますので

どうぞ、ご覧下さいませ。

どうです、すごいでしょう!

【男子カナディアンシングルの様子。

 72番の選手はリオ五輪出場、今季もワールドカップ代表の

 佐々木将汰選手(秋田)。

 奥に見えるのが胆沢ダム堤体

 左にいる競技役員の方のヘルメットステッカーがステキです。

 「水曜」じゃなくて

 「水量」どうでしょう…です!おかげさまで水の量は十分!】

***

胆沢(いさわ)の競技場は

胆沢ダムの直下にあります。

去年の第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)の競技会場にもなっていましたが、

私は、一度も、いったことがなかったのです。

だいぶ前に、

盛岡市の開運橋付近の北上川

宮古市(旧新里村)のゆったり館付近の閉伊川

比較的ゆるやかで高低差のない水面での

スラロームを見たことがあって、

そんなイメージで会場に行ってみてびっくりしました。

私が知っているスラローム会場とは

全然ちがうのです。

水面だけをみれば、

テレビで見るオリンピック会場のような素晴らしいコースです。

果たして

日本カヌー協会の会長は、地元新聞・岩手日報のインタビューにこう答えています。

■これほど自然環境を生かしたコースは国内にない。素晴らしいの一言だ

■アジア規模の国際大会には十分に対応できる。われわれも岩手国体後、アジア各国にアピールしている

■2020年の東京五輪に向けて、日本選手団の合宿地の選定を進めている。奥州も対応可能だと考えている。海外チームからも視察の要請があるだろう

また、7月にドイツで行われたワールドカップ出場した忠コ百合子選手(東京・キッコーマン株式会社)のインタビュー記事には
□急流で波のパワーもあるため中盤が難関だった。海外のコースに近く、いい環境でレースができた。

□来月は世界選手権とワールドカップを控えている。この会場は海外を想定した練習ができるので、また合宿に訪れたい。

岩手の宝もの、日本の宝ものが、このコースです。

***

たった一人で何の情報もなく「最弱の観客」として行きました。

駐車場には車を置けるだろうか、

それよりなにより、

道路はわかるだろうか、

ところで見る場所はあるのだろうか…

不安です。

でも、

「カヌー会場」と書いた矢印付きの案内看板と

ジャパンカップ」と書いてある多数ののぼり旗が

確実に会場まで導いてくれました。

会場に着くと

交通誘導員の方が何人もいらっしゃって

川原の駐車場が満車になっていることを知らせて

上の方の駐車場に

車を止めさせてくださいました。

会場に案内テントがあったので

プログラムを買おうとすると

簡単なパンフレットとスタートリストを無料でくださいました。

これがあると

だれがどれで、どれがだれか、よくわかります。

(でも、ルールや強い選手がわからないからなぁ…)

と思いながら観客席に向かうと

場内放送が素晴らしいのです。

ルール、見どころ、有力選手などを

レース中ずっとタイムリーに放送しています。

地元の売店も出ていましたし

帰りの道路も一方通行にして、スムーズに帰れるようにしてありました。

大会は

競技そのものを運営する競技運営と

大会全体に目を配る競技「会」運営の二つの面から成り立っています。

昨日のジャパンカップ

地元の競技係員、

地元の競技会係員の皆さま

そして、

駐車場係や救助補助などにあたってくださった、

市役所や消防署の方々などのお力で

素晴らしい運営がなされていました。

地元の方々もたくさん競技場に来て応援していました。

質が高い大会だと感じました。

***

日本有数の競技施設があって、

その施設を生かす競技会運営をする人たちがいる…

これが「岩手の宝もの」のエリアだと考えます。

この「宝もの」をどんどん増やしてゆきましょうね。

あ、

そういえば、

こんなニュースもありました。

宝ものが大きくなりそうな予感です。

(元の記事は、画像タップで読めます)

***

おまけ

おふるまいの「紅白大福」

おいしかったです!

奥州市胆沢区若柳の「もち忠」の製品とありました。

いただいた時は、冷凍状態。家に帰ってちょうど食べごろ!

しかし、

あっちこっちで目にする「カヌー象」のマークは

何のマークなんだろう?