今日、事務所にお客さまがいらっしいました。
「おーぃお茶」で知られている
株式会社伊藤園の方です。
いただいた名刺の紙に
緑色のャcャcが混じっていたので
(こ、これは!?)と
においをかいでみましたが、
残念、お茶の香りはしませんでした。
それを見ていたお客さまは
「茶殻を入れた紙ですが、
名刺には香りがするほどは入っていないんです。
でも、
こちらには…」
と、
きちんと二つに折られた未使用の封筒をカバンから取り出し、
私に差し出しました。
【伊藤園の封筒。中央の長方形は、裏面の表示】
お茶のいい香りがします。
これぞ本当の茶封筒です。
何か、ほっとする封筒でした。
素敵な会社ですね。
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先週も先々週も
土曜・日曜は、
岩手県民体育大会の会場を回って
役員の方々にご挨拶をし、情報交換をしています。
当然、
ラグビーの会場にも行って
試合も見せていただきました。
結構なお年の方々が、一生懸命にプレーをなさっています。
練習が不足していたり
人数がギリギリだったりと
見ていて心配な部分があるのですが、
そんなことにはお構いなく
相手とガンガンぶつかりあって、昔のイメージでプレーなさっています。
(すごいなあ、
自分は、今や、こんな力一杯のプレーはできないなぁ)
と思ってみていると、
良く知っている方が、
バックスでプレーしている様子が目に入ってきました。
スピードは出ていません。
でも、
望ましいコースどりをして
きちんと相手を引き付け
最適のタイミングで
自分より有利になった味方にパスをします。
このプレーを
要所要所で繰り返すのです。
スピードは無いものの
教科書に書いてあるようなプレーです。
(すごいなあ、
私は、今でも、こんな高い技術のプレーはできないなぁ)
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年に一度の県民大会では
力の限りの激しいプレーが主流のように見えますが、
力を抜いた丁寧なプレーをしている人もいます。
激しいプレーも
丁寧なプレーも、どちらにも魅力があるのですが、
私は、
どちらかといいうと
丁寧なプレーが好きになってきました。
さらに、
なぜか、見ると安心するのです。
強いことや早いことは
見えたとおりですので、わかりやすいのですが
上手いことや丁寧なことは
解説がないと気がつかなかったりします。
そういう意味で
この前、スポーツライターの木村元彦さんがおっしゃていた「スポーツ・リテラシー」って大切ですし、
ファンの皆さんにも教えてゆく必要があります。
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伊藤園の方は
名刺や封筒をネタに
「おーぃお茶」は、
品質管理の関係から、一煎目のお茶しか使っていないこと、
そのため
廃棄する茶葉が比較的多くなるので、
その活用を考えて
紙の利用のみにとどまらない
「茶殻リサイクル」を行っていることを、詳しく教えてくださいました。
私も、
茶殻リサイクルのリテラシーが高まったのでした。