がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

茶封筒とリテラシー

今日、事務所にお客さまがいらっしいました。

「おーぃお茶」で知られている

株式会社伊藤園の方です。

いただいた名刺の紙に

緑色のャcャcが混じっていたので

(こ、これは!?)と

においをかいでみましたが、

残念、お茶の香りはしませんでした。

それを見ていたお客さまは

「茶殻を入れた紙ですが、

 名刺には香りがするほどは入っていないんです。

 でも、

 こちらには…」

と、

きちんと二つに折られた未使用の封筒をカバンから取り出し、

私に差し出しました。

伊藤園の封筒。中央の長方形は、裏面の表示】

お茶のいい香りがします。

これぞ本当の茶封筒です。

何か、ほっとする封筒でした。

素敵な会社ですね。

***

先週も先々週も

土曜・日曜は、

岩手県民体育大会の会場を回って

役員の方々にご挨拶をし、情報交換をしています。

当然、

ラグビーの会場にも行って

試合も見せていただきました。

結構なお年の方々が、一生懸命にプレーをなさっています。

練習が不足していたり

人数がギリギリだったりと

見ていて心配な部分があるのですが、

そんなことにはお構いなく

相手とガンガンぶつかりあって、昔のイメージでプレーなさっています。

(すごいなあ、

 自分は、今や、こんな力一杯のプレーはできないなぁ)

と思ってみていると、

良く知っている方が、

バックスでプレーしている様子が目に入ってきました。

スピードは出ていません。

でも、

望ましいコースどりをして

きちんと相手を引き付け

最適のタイミングで

自分より有利になった味方にパスをします。

このプレーを

要所要所で繰り返すのです。

スピードは無いものの

教科書に書いてあるようなプレーです。

(すごいなあ、

 私は、今でも、こんな高い技術のプレーはできないなぁ)

***

年に一度の県民大会では

力の限りの激しいプレーが主流のように見えますが、

力を抜いた丁寧なプレーをしている人もいます。

激しいプレーも

丁寧なプレーも、どちらにも魅力があるのですが、

私は、

どちらかといいうと

丁寧なプレーが好きになってきました。

さらに、

なぜか、見ると安心するのです。

強いことや早いことは

見えたとおりですので、わかりやすいのですが

上手いことや丁寧なことは

解説がないと気がつかなかったりします。

そういう意味で

この前、スポーツライター木村元彦さんがおっしゃていた「スポーツ・リテラシー」って大切ですし、

ファンの皆さんにも教えてゆく必要があります。

***

伊藤園の方は

名刺や封筒をネタに

「おーぃお茶」は、

品質管理の関係から、一煎目のお茶しか使っていないこと、

そのため

廃棄する茶葉が比較的多くなるので、

その活用を考えて

紙の利用のみにとどまらない

「茶殻リサイクル」を行っていることを、詳しく教えてくださいました。

私も、

茶殻リサイクルのリテラシーが高まったのでした。