がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

開会式の舞台そで

昨日、今日と、

「第87回全日本学生スキー選手権大会」いわゆる「スキーインカレ」の

アルペン競技の係員として、雫石スキー場に行ってきました。

ちがいます、ちがいます、

本部でお茶を飲んでいるんじゃなくて、一日、外に立っている仕事です。

昨日は、足の指がもげてしまったかと思うほど足が冷たく、泣きたくなりました。

あ、足の指がもげたことがないので、これは想像ですが。

これは、ボランティア。

でも、

昨日の夕方は、ちゃっかり、開会式にも出ています。

これは、仕事。

*****

すばらしい開会式でした。

開会前に「アトラクション」があったのです。

一つは、岩手県立雫石高校の「上駒木野参差踊(かみこまぎの さんさおどり)」

すばらしい!

さすが、

今年度の全国高等学校総合文化祭で文化庁長官賞・優秀賞を受賞した踊りです。

でも、

それよりも感動したのは、

雫石町立雫石中学校の応援団の応援です。

ひさびさに、鳥肌がたちました。

雫石中学校の応援団といえば、

昨年の4月に、岩手県盛岡市で行われた、

第67回盛岡市内一周継走大会での中学校応援団の様子をyoutubeにアップして

その素晴らしさを

みなさんにお知らせしていましたよね。この下線部をクリックすると動画が見られますよ。

それはさておき、

舞台の「そで」には、女子中学生のチアリーダーが控えていたのだと思います。

だって、

手に持った「ャ塔ン」が舞台端の幕から見え隠れしていましたから。

そのャ塔ンが、

応援団リーダーの鰍ッ声に合わせて、ちゃんと動いているのです。

(見えないところでも、みんな一緒に演技をしているんだなぁ、素晴らしいなぁ)

選手団へのエールになりました。

チアリーダーはやっぱり舞台の「そで」でャ塔ンを動かしています。

もっとびっくりしたのは、

これも雫石中学校の吹奏楽隊。

30人ほどの編成だったでしょうか、

全員が、大声でエールを送っているのです。

(楽器を演奏していない時には、地元の中学生として行動しているんだなぁ、素晴らしいなぁ)

あまり素晴らしい中学生たちだったので、涙が出そうになりました。

*****

開会式では、私は舞台の上に座っていました。来賓、ですが、代理です。

さまざまな場面で、「舞台そで」から拍手の音が聞こえるのです。

あまりきょろきょろすると、

うっかり「わき見をしている平藤」の写真を撮られてしまうので、我慢していましたが、

選手宣誓のどさくさに紛れて「そで」を見てみました。

優勝旗・優勝杯返還やレプリカ授与で介添えをなさっていた、

女性職員の二名の方が、一生懸命に拍手をしていらっしゃいました。

(任務のないときには、地元の人として行動しているんだなぁ、素晴らしいなぁ)

*****

スキーインカレは2月20日まで続きます。

私は、

最初の二日を手伝っただけで、明日からはお手伝いには行けません。

実は、

旗門審判員は、10人ぐらいしかいないのです。足りないんです。

しかも、

1月の大会と同じように、秋田県の人が4人も手伝いにきていらっしゃる…。

盛岡の企業にお勤めの、私の知り合いの方も、インカレ中は休暇を取って、ずっと旗門審判をするとおっしゃっていました。

先輩方に、寒いところで過酷な仕事をしていただいていることを思うと、

申し訳ないような気がします。

旗門係長に今日帰り際にこう言いました。

(明日から、仕事で、こられません。

 インカレの後の全日本ジュニア、その後のコンチネンタルカップ

 全部だめです。仕事を入れられました。

 申し訳ないのですが、今日で、今シーズンのお手伝いは終わりになります。

 本当にすいません。)

係長はこうい言いました。

(何、言ってるの。

 仕事じゃしょうがないでしょ。

 今シーズンも、来れる時に来てもらって、本当に助かった。

 こちらこそ、本当にすいませんだよ!)

つらいので、そろそろ…と思っていたのですが、

仕事のないときには、どんな立場でふるまえば良いのかということを、

舞台そでのチアリーダー、舞台下の吹奏楽隊、舞台そでの役場職員から教えられた私は、

来シーズンも手伝うことを固く心に誓ったのであります!