がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

起承転結、きめ言葉

話の流れとして、

私が管理している「不来方高校だよりブログ」の

昨日の記事の丸写しから始めます。

既読の方は、後半にワープしてください。

***丸写し、始め***

不来方高校だより、と思いきや、岩手県の交通安全だより

2016.10.26 Wednesday

今日は、

私が、岩手県高等学校長協会の係になっている関係で

岩手県盛岡市で行われた

平成28年度正しい交通ルールを守る運動 県民大会」

に会長の代理として出席してきました。

高校関係では

交通安全模範校として

岩手県花巻市にある

岩手県花北青雲高校が

岩手県知事表彰を受賞しました。

岩手県千葉副知事(国旗の下)から賞状を受け取る

 花北青雲高校の小原校長先生(左側)】

功績はこうありました。

交通安全関係団体と連携し、国道4号線の通学路において街頭啓発活動を行うとともに、「通学路安全マップ」の作成を通じ、事故防止の意識高揚に努め、地域の交通安全に貢献している。
というものです。

本当におめでとうございます。

■■■■■

また、

この大会の中では

平成28年度高校生交通安全テレビCMコンテストグランプリ審査会・表彰式も行われています。

岩手県内の高校生が作った、

15秒の交通安全のテレビコマーシャル(一般部門、高齢者部門、自転車部門の3部門)を審査し

部門賞(上手な作品)を各部門から1点ずつ、

特別賞(高校生らしい特徴のある作品)も各部門から1点ずつ選び、

さらに

部門賞のうちから、

グランプリ1点、準グランプリ2点を選ぶものです。

なお、

この3点は、

IBC岩手放送テレビで、実際に放送されます。

今年は

グランプリが、

盛岡第二高校が一般部門に出品した

「みんなで守ろう A・S・I」

準グランプリには、

花巻農業高校が高齢者部門に出品した

「ただいま」

宮古高校が自転車部門に出品した

「私を直して!」

が選ばれました。

【上:表彰式

   左から、2人=宮古高校、3人=花巻農業高校、

   審査員の杉本吉武さん、7人=盛岡第二高校、の生徒。

 下:作品の一部

   左から宮古高校、花巻農業高校、盛岡第二高校】

今日は

優秀作品に選ばれた15作品全部をみましたが、

どれも素晴らしい出来です。

おそるべし、高校生!

あ、

特別賞は

一般部門:花巻農業高校「スマホに映るもの」

高齢者部門:盛岡第一高校「支合わせのスーパーマン

自転車部門:盛岡第三高校「救うのはあなたの一声です」

でした。

おめでとうございます。

***丸写し、おしまい***

コンテストの講評は

審査委員長の

杉本吉武さん(グラフィックデザイナー、前岩手デザイナー協会会長)がなさいました。

こう、おっしゃっていました。

■15秒とはいえ

 作品には「起・承・転・結」がなければならない。

 したがって、

 15秒CMは、4秒程度の4カットで構成されるべきで、

 そのための「絵コンテ」もきちんと準備されなければならない。

■今日、審査した、優秀作品の中には

 とても素晴らしい「離陸」をみせたものの、

 残念ながら、

 「着陸」できなかった作品もあった。

■そして、CMである以上

 最後の場面で

 「きめ言葉」がテロップなどで表示されなければ

 伝えたいことは伝わらない。

その言葉を聞いてから、テレビCMをみると、

なるほど、

本当にそのようになっています。

たいしたものだなあ…と、感心した次第です。

*****

2016年の1月から10月にかけて

岩手県を会場に開催された

第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)と第16回全国障害者スポーツ大会(希望郷いわて大会)は

大きな感動を多くの人にあたえて終了しました。

この大きな二つのイベントは

何を私たちに伝えたのでしょうか。

そして、

大会終了後の私たちのどんな行動を誘っていたのでしょうか。

「起承転結、きめ言葉」

大変失礼なのですが、

新聞報道もテレビ番組も

リオデジャネイロオリンピック調の

アスリートを集めて、お話をお聞きする形式のものが目につきます。

地元のメディアとして、

もう少し掘り下げていただきたいなと思います。

*****

私は、

とても楽しい国体と障害者スポーツ大会を過ごしたのですが、

ショックを受けていることが二つあります。

一つは

東日本大震災津波で大きな被害を受けた

岩手県陸前高田市長のfacebookです。

結構、さまざまなことがアップされているfacebookなので、

私もフォローしているのですが、

希望郷いわて国体のデモンストレーションスポーツとして

ビーチバレーが陸前高田市で行われた日の前後の記事に

そのことに、一切、触れられていないのです。

以前、

ビーチバレーが陸前高田市の意向で

正式種目ではなく「デモンストレーションスポーツ」として実施されることを

私は

このブログで書いています。(ここです

陸前高田市長が

何も発しないのは、なぜなのだろうか…

私にとっては、大きなショックです。

もう一つは

希望郷いわて大会が終わった次の日・10月25日の

夜8時過ぎのこの風景です。あ、盛岡市内です。

もちろん、

ほんの少しの間、

このようになっていただけだろう、と思っていますが

「きめ言葉」は、これではないと、信じています。

国体と障害者スポーツ大会の「起承転結、きめ言葉」を

そして、

私たちが目指している行動の変容はなんだったのか、を

もう一度、考えてみる必要がありますね。