がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

次の日のコンサート

Thinking about "continue" by two high school concert.

10月28日に大阪府で行われた

全日本合唱コンクール全国大会高校部門の

Aグループで

岩手県不来方(こずかた)高校が、10年連続の金賞と3年連続の文部科学大臣賞を獲得し、

Bグループでは

岩手県立盛岡第四高校が、昨年の銅賞をこえる銀賞を、見事、獲得したという

素晴らしいニュースで

私の周りは

嬉しい大さわぎです。

その次の日、10月29日の日曜日に

その二つの岩手県の学校が、

東京と大阪で、それぞれコンサートをしていたことをご存知でしょうか。

不来方高校が、

開校30周年を記念する東京公演を行うことは

SNSやらなにやらで情報が流れていましたので知っていましたが、

盛岡第四高校が

兵庫県長田高校と一緒に

大阪で行ったコンサートについては、まったく知りませんでした。

音楽はすごいなぁと感じました。

どんなところでも、

多くの人に音楽をつうじて何かを伝えることができます。

体操・新体操、フィギュアスケート、ダンスなどの表現系のスポーツでは、

このようなこともできるのでしょうが、

私がやっていたラグビーなどの対戦競技は、こうは行かないのです。

少し、悔しいような気がします。

さて、

盛岡第四高校のコンサートが朝日新聞の記事になっていました。

驚きました。

東日本大震災の被災地を支援するコンサートなのだそうです。

震災復興、願う歌声 大阪・中之島で「合唱コンサート」

2017年10月30日05時00分

東日本大震災の被災地を支援する「合唱コンサート」が29日、中之島フェスティバルタワー・ウエスト(大阪市北区)で開かれた。岩手県立盛岡第四(盛岡市)と兵庫県立長田(神戸市長田区)の2高校が出演し、再生への願いを込め歌声を響かせた。

盛岡第四の音楽部員52人と長田の同部員34人が、震災をきっかけにつくられた「夜明けから日暮れまで」と、「大地讃頌(さんしょう)」の2曲を合同合唱。両校は単独でも、阪神大震災の復興を願って生まれた歌やャbプス、沖縄の民謡など多彩な楽曲を披露し、約150人が聴き入った。

音楽や食を楽しむイベント「中之島まるごとフェスティバル」(11月5日まで、中之島エスト・エリアプロモーション連絡会主催)の一環。会場で募金活動をし、宮城県名取市の学校にピアノを贈る予定。

(元の記事は、この下線部をタップしてください)

長田高校阪神淡路大震災で大きな被害のあった地区にある学校のようです。

兵庫の学校と岩手の学校が

全国大会の翌日に大阪で

震災復興を願うコンサートをしていたなんて、夢にも思わないのです。

去年、岩手県で行われた

第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)と第16回全国障害者スポーツ大会(希望郷いわて大会)のスローガンは

「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」でした。

私たちは、

もはや、

そのスローガンを忘れてしまったのかもしれません。

でも

不来方高校や盛岡第四高校をはじめとする合唱をしている高校生たちは

演奏を通じて

感動を広げつづけていますし、感謝を伝えつづけています。

スポーツ関係者も、こうあらねばいけません。

「つづける」こと、

このことが、最も大きな「レガシー」になるべきだと考えています。

がんばりますよ、がんばりましょうね!