がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

夏休み前終業式

私の勤務する

岩手県不来方(こずかた)高校では

今日、夏休み前の終業式でした。

この4ヶ月、いろいろなことがありましたが、

第一の

区切りの日を迎えることができました。

心より感謝しております。

さて、

終業式といえば、校長講話がつきものです。

私は、

こんなことを言いました。

***こんなこと、始め***

今年度も、四ヶ月が経とうとしています。

生徒の皆さんは、さまざまな分野で、いろいろな活動をしてくださいました。

以前もいいましたが、

不来方高校」とは、校舎でもなく、制服でもなく、

生徒の皆さんの行動をさすのです。

皆さんは、

しばしば、他の人にほめられる、感謝される行動をとっていました。

そのことが、「不来方高校」をよりよくしてゆくことに結びついています。

これからも、よろしくお願いします。

さて、

先ほど、生徒会の新しい役員の認証を行い、生徒会執行部が替わりました。

また、

夏休みの部活動計画を見ると、多くの部で、代表者が2年生に変わっていました。

生徒会活動や部活動の中心が2年生になったのです。

これまで、目に見える、あるいは目に見えない活動をとおして、

さまざまな集団をリードしてきた3年生に感謝しています。

さて、

このように、

この時期は、リーダーが変わる時期でもあります。

学校の節目というと、年度替りの入学式や卒業式を思い浮かべるのですが、

夏休み前のこの時期は

年度の切り替わりに匹敵する、大きな節目です。

上級生も下級生も、このことを自覚して、これから八ヶ月の学校生活を送ってほしいと考えます。

話は変わりますが

昨日、ある中学校の進路学習会に呼ばれて、行ってきました。

一高、二高、三高、四高と不来方高校が呼ばれましたが、

中学生から

高校生の雰囲気はどんな感じですか…という質問が、全部の学校に対して、ありました。

どの学校も、あかるくて活発な生徒がそろっています…

と答えていましたが、

私はそれに加えて

「他人の努力を尊重する生徒がいる学校です」

と答えました。

件p棟から体育館に行く途中の「展示スペース」の風景が頭に浮かんだのです。

美術部の生徒が描いているたくさんの絵が、むき出しで立っていることを

皆さんは目にしたことがあると思います。

私は、それらが

傷つけられたり、いたずらされたりした、という話を聞いたことがありません。

これは、

絵を描くことに限らず、

一生懸命になにかに取り組んでいる人の努力を尊重する…

という不来方高校の精神の表れだと考えています。

どんどん伸ばしていってほしい精神です。

もちろん、このことは自分自身に対しても当てはまることです。

一生懸命になにかに取り組んでいる自分、

あるいは、

一生懸命になにかに取り組もうとしている自分、

そして、

取り組むことを一生懸命に探している自分

そういう自分を、自分でも尊重してほしい、とも考えています。

さまざまなことをいいました。

代替わり、という大きな節目の時期に

他人や自分を尊重する精神を養う夏やすみをすごしてほしいと考えています。

がんばりましょう。

***こんなこと、終わり***

終業式が終わったとはいえ

生徒と先生方は、

明日も、明後日も、夏季課外です。

でも、学校には、

なにか、ほっとしたような空気が流れています。

私も、なにか、ほっとしています。

修繕三回の新しい身体の使い方がまだ把握できず

ヘロヘロしておりますが、

初の夏を無事に乗り越えるよう、がんばります。