がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

終業式と除雪

今日は

再募集の入学試験をやって、会議をして、

定年で退職される先生への感謝状の伝達式をして、

モーニングに着替えて

まだ卒業式をしていなかった生徒のための卒業式をして

背広に着替えて

さまざまな表彰と、さまざまな賞状の伝達をして、

終業式をして、

離任式をして、

夜は、送別会をして…。

ハードな一日です。

*****

せっかくなので

終業式の校長講話を載せておきます。

長いのです。

でも、

今朝、こんな風景を見て、言わずにはいられないことがあって…。

手っ取り早く、写真の話を知りたい方は、最後の段をお読みくださいませ。

でも、

はじめから読まないと、意味が通じないかもしれません。

***校長講話でこんなことを言いました、始まり***

進級、おめでとうございます。

今日の、進級は、皆さんが努力を積みかさねた結果であることに間違いはありませんが、

お弁当を作ってくださったり、時には、送り迎えをしてくださったりした、ご家族、

勉強だけではなく、人生の先輩としてさまざまなことを教えてくださった先生方、

皆さんを応援してくださる地域の方々、 など多くの人たちのおかげである、

ということを

終業式という節目の日に、もう一度、確認し、感謝を忘れないでください。

さて、

この一年、

生徒の皆さんは、さまざまな活動に取り組み、多くの成果をあげてくださいました。

今日、そのことを褒めようと思っていますが、

始めに、ここにはもういない卒業生を褒めさせてください。

今年の卒業生は

つい先日、合格発表があった国公立後期試験まで、あきらめずに勉強しつづけ、

国公立大学には76人が合格しました。

これは、ここ五年間で最大の人数です。

単に数字が多いとか少ないとかいうことではなく

行きたい大学を目指して、最後の最後までがんばった卒業生がたくさんいた学年である、ということです。

素晴らしい努力です。

皆さんも、この努力を見習い、進路目標を達成してください。

さて、

皆さんも、この一年間、

学系の活動、部活動、生徒会活動、ボランティア活動など、さまざまな面で、

自分が考えた目標を達成しよう あるいは、先輩が残した高い実績を超えよう、

そして、

残してくれた仕組みを継承するだけではなく、さらによりよいものにしてゆこう、と、

努力している姿を目にしています。

皆さんの行動を、本当に頼もしく思っています。

皆さんの活動は、

皆さん自身が成長する糧となることはもちろんですが、

学校全体も、どんどん良くなってゆく原動力になっています。

本当にありがとうございます。

***

さて、

3ヶ月ほど前、冬休み前の終業式で、私は、二つのことを言いました。

覚えていますか?

「なにかに気づいて、なにかを行う」

「終わりの始まり」

のという二つのことです。

一つ目の「なにかに気づいて、なにかを行う」ことについては

生徒の皆さんが

駐車場や挙ケ場通路の雪かきをしてくださったことを例にあげて

ほとんどの人が気づかないような事柄に気がついて、

そのことを後押ししたり、不都合をなくしてあげるために行動したりすること…と説明し

「なにかに気づいて、なにかを行う」ことを、し続けてください、と、言いました。

これについては、後でお話します。

***

二つ目の「終わりの始まり」については、こういいました

「終わり」はなにかが出来上がった瞬間ではなく、一連の流れの「最後」

つまり、

ャ`ンと打たれた「点」ではなくて、ずっと伸びて来た「線の端っこ」だ、と説明し

次のようにお願いしました。

「終わる日」は、

卒業式や終業式の日、ただ一日をさすものではなく、これからの3ヶ月の端っこにある日です。

「終わり」をよくするためには、やっぱり、時間や準備が必要なのです。

今日を、今この瞬間を、「終わりの始まり」にして、

この冬休みを、そして、今年度最後の25%にあたる3ヶ月を、有意義に過ごしてください。

あなたは これを

実行していますか? 実行しようとしましたか?

それとも、

すっかり忘れてしまいましたか?

自分は

この三ヶ月で

何を始めて、何を止めたか、何を増やして、何を減らしたか、

もう一度思い出してください。

冬休みから今日までの三ヶ月は、あっという間に過ぎていませんか?

新三年生の皆さんは、この四倍で卒業です。

新二年生は、この八倍で卒業です。

ぼやぼやしているとあっという間に過ぎてしまうに決まっています。

冬休み前に

今日のこの終業式をゴールとした「終わりを始めた」ように

卒業式をゴールとした「終わりのスタート」を、今すぐ、切って行動を開始してください。

そうすれば、素晴らしいゴールが待っているはずです。

がんばってみてください。

***

さて、もうひとつ。

「なにかに気づいて、なにかを行う」についてお話します。

卒業生が卒業式前に書いたfacebook記事を紹介します。

電車とかバスで席譲らなきゃいけな場面って誰でも1回はあると思うけど、

なかなか難しいよね(>_<)

タイミングとか お年寄りなら外見とか ボーダーライン見極めるのほんと難しい(>_<)

三年 学校に通って、電車 たくさん乗ったけどほんとにそれは実感した(ヽ´ω`)トホホ・・

譲るまでモヤモヤすごい、けど一歩踏み出して席譲るとすっげぇ気持ちいい(*^^*)

さっき子連れのお母さん乗ってきて、

見た目だとわかりにくいけど、かばんに妊婦さんのキーホルダーしてるの見えたから

「これおれから見えたってことは あなたが譲りなさい」ってことかなって思って

席譲ってあげた(*^^*)

善良なことは積み重ねても罰は当たんないよね(*^^*)

久しぶりにいいことできた(*^^*)

今日の空の青さみたいに 心がスッキリ透き通った気分になった(*^^*)

どういう状況なのかは、想像できますね。

マタニティーマークをつけた人が電車で立っていることに気がついて

席を譲ってあげる

「なにかに気づいて なにかを行う」というのは、まさに、このことです。

私たちの行動は、多くの人たちに見られています。

素敵な行動をとる人は、多くの方々から、大切にされます。

皆さんもこのようなことはしていると思います。

どうぞ、ずっと、素敵な行動を行い続けてください。

***

関連して

ちょっと長くなりますが、今朝、私が気がついた話をさせてください。

今朝、私は電車できました。道路には雪が積もっていました。

新幹線の線路の下を左に曲がって、通学路に入ると

きちんと雪かきがしてあったのです。

手ではなく、機械で除雪した跡がありました。

周りを見渡しましたが、除雪されているのは、通学路の歩道だけです。

確かめたわけではありませんが、

矢巾町には、高校生の通学路を一番先に除雪する、という方針があるようです。

偶然、今日だけ…かと思いましたが、そうではないようなのです。

電車で通っている皆さんは気がついているかと思いますが、

通学路に車が入らないようにする「車止め」、あの、鳥の飾りがついているもの、

あれは、

夏には二つついていますが、冬になると一つ、外されていますよね。

除雪の機械が入れるようにしてあるのです。

通学路の除雪は計画的に行われているようです。

本当にありがたいことです。

皆さんは、街の多くの方々から、評価され、期待されています。

その証拠が、通学路の優先除雪です。

期待にこたえるためにも、自分の目標を達成するためにも、

皆さん全員が

「なにかに気づいて、なにかを行う」

「終わりの始まり」をキーワードとして

次の学年でも、しっかりとした学校生活と、地域での活動をすることを期待しています。

***校長講話でこんなことを言いました、終わり***