がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

自分の日本一

今日は、私が勤めている

岩手県不来方(こずかた)高校の、夏休み明けの始業式。

始業式には「校長講話」がつきものです。

だいたいこんなことを生徒の皆さんにお伝えしました。

がんばりますよ、がんばりましょうね!

***校長講話、開始***

夏休み前の終業式から一ヶ月がたちました。

早いものですね。

終業式では

2年生の生徒会長が認証されたことや

部活動の代表者が2年生になってきたこと、などを例にあげて

「夏休み前のこの時期は年度の切り替わりに匹敵する、大きな節目」であるという話をしました。

皆さんは

そのことを意識して、

課外やボランティア活動や部活動・委員会活動、そして、家庭や地域の活動を行って

夏休みを有意義に過ごしたことだろう思っています。

さて、

この夏休み、先ほど報告があったように、

生徒の皆さんは

さまざまな分野で活躍してくださいました。

なかでも

インターハイのカヌーや、高校総合文化祭での朗読は、日本で一番の成績を残しています。

私は

去年のインターハイで、ほんのわずかの差で2位になった場面を見ています。

そして、

去年の全日本合唱コンクールで、3位になった演奏も聞いています。

あんなに一生懸命に取り組んでいるのに、優勝できないのか、

日本一ということは、ほんとうに大変なことなんだなあ…と素直に感じていました。

「日本一になる難しさ」を実感したのです。

でも今年は、

私の目の前で、カヌー部の選手が日本一になってくれました。

その瞬間、

「日本一は、とてもとても難しいことだけれども、自分たちでもできること」

ということを知りました。

生徒の皆さんの周りには、

日本一になることの難しさを知っている人がたくさんいます。

そして、

その難しさを克服して日本一になってみせた人もいます。

どうぞ、皆さんも

「日本一は、とてもとても難しいことだけれども、自分たちでもできること」

ということを忘れずに、

今年度の残り半分、

「自分の日本一」を目指して、努力してください。

とはいうものの、

今の自分が、自分ひとりでできること、自分ひとりで解決できることには、限りがあります。

日本一も、多くの指導者の方々からのサメ[トがなければなしえないことでした。

高校生が

さまざまな人たちを頼り、さまざまなアドバイスを受けながら成長してゆくことは、

恥ずかしいことでも何でもありません。

決意や困っていることを口に出して、他の人のアドバイスを受けながら

「自分の日本一」を目指してがんばってくださるよう期待して、

始業式の講話といたします。

***校長講話、終わり***