先月末に「在り方」を考えなおす、と、していた、
平藤版「国体・障害者大会応援ピンバッジ」の作成を、休むことにします。
このピンバッジは
昨年9月に、
「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会に係る標章及びマスコット等公共目的使用許可」
を得て、
自分の時間と自分のお金を使って、私が作成し、全国の皆さんに差し上げていたものです。
(詳しくはブログ記事→ http://wave.ap.teacup.com/hirafuji/2647.html )
休む理由は二つ。
私のピンバッジ活動が
■経済活動と無関係であること
そして、それが、
■旧来のシステムの延命に加担していること
に気がついたからです。
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■経済活動と無関係であること
実現できないままに、前の職を去って、結局は「ヤジ」を飛ばしただけに終わっているのですが
私は、
東日本大震災津波からの復旧、復興とスポーツのあり方を考えたときに
私的に
「スポーツ団体を納税団体にする」
というミッションを掲げるべきだと提案したことがあります。
その時の資料は、
この下線部をクリックすると見られますのでお読みいただきたいですし、
関連ブログ記事も、
この下線部をクリックするとご覧いただけますので、ご批判をいただきたいと思います。
さて、
『わんこきょうだい国体カンバッジ』
を
『324円(税込)』で販売しています。
『取りあえず「夏の正式競技」の43競技、51種類と観光カンバッジ6種類の 合計57種類』
だそうですが、
順次拡大してゆくとのことです。
(詳しくは、県庁生協facebookを
この下線部をクリックしてお読みください。)
ここには、
納税があります。
利潤による再投資があります。
さらには、
県実行委員会への「国体支援金」も代金には含まれているのだそうです。
待っていました!
私の「ヤジ」が望んでいる展開なのです。
私のピンバッジには、
納税はありません。利潤も再投資もありません。国体支援金もありません。
ですので、
不十分な事業展開…ということを自覚していました。
つくり始めたときには
あまたある、競技別、活動別のマスコットキャラクターを使ったピンバッジは、
世の中に存在していませんでしたので、
それらができるまでの「つなぎ」と考え、個人ができるシステムとして展開しておりました。
岩手県庁生協に感謝しながら、皆さまのご購入をお願いし、役目を終えたいと存じます。
*****
■旧来のシステムの延命に加担していること
私は、
三島邦弘さんがお書きになった、
『計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話』(河出書房新社)
という本に、大きく影響されています。
何度かブログで書いていますし、
2013年には
ジョブカフェいわてというところが行った「先輩の本棚」という
若い人に本を薦めるイベントでも、その本をご紹介しています。
(先輩の本棚 → http://www.jobcafe-i.jp/whatsnew/2013-11.html )
そのなかに
こんな文章があります。
つまり、ぼくにとって「出版社をつくる」ことは、「未来の出版を築く」ものでなければならなかった。でなければ、どこかの出版社で、これまでどおりの活動をしていればいいだけだ。(関連する私のブログ記事が→ http://wave.ap.teacup.com/hirafuji/2045.html )もちろん、それを否定しているわけではない。ただし、自覚的であるべきだとは思っている。何に対して自覚的であるべきかといえば、いま自分たちが精を出してやっている活動は、「かつて」よくできていたシステムに乗っかってのものであるいうことに対して、である。あくまでも、現在乗っかっているシステムは、延命措置でしかない。そして、おそろしいことに、ぼくたちはそのシステムの上で、がんばればがんばるほど、「延命」に加担している。望むと望まざるとにかかわらず。
(「5 手売りですが、なにか。」P96・97)
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私の、火曜日のfacebook記事 → https://www.facebook.com/photo.php?fbid=862587947153156
を抜粋します。
【ピンバッジの旅 国体の会議】
盛岡市の根田さんは、
今日の午後に盛岡市で行われた、希望郷いわて国体の記録業務の会議に、
「とふっちピンバッジ・ボウリングバージョン」を連れて行ってくださいました。
本当に、お疲れさまです。
そして
本当に、ありがとうございます。
根田さんは、
ボウリング連盟に所属してはいますが、他のお仕事をお持ちの方です。
今日は、国体のために、お仕事を休んで会議に参加しているのだろうと思います。
国体が来年あるから…ということで、ご無理なさっているのだろうなぁ、と、感じました。
普通にお仕事をなさっている人にご負担をかけて行う国体が、その先に、何を残すのだろうか、
と、ちょっと、心配になったりしています。
スポーツは、行政がその業務として進め、
リタイヤした人がお手伝いするものだ…という発想から離れることができないようですね。
と、
今日は、ヤジを飛ばしてみました。
何もしていない、これからも何もしないだろう、という人の、無責任な発言を、ヤジ、と言いますね。
ヤジなので、気にしないでくださいませ。
***
私のピンバッジ作製は
「スポーツは、行政がその業務として進め、
リタイヤした人がお手伝いするものだ…という発想」
そのものである、という気がしてならないのです。
『「延命」に加担している』のです。
販売、利潤、再投資、支援金…というキーワードのシステムを後押しする意味からも
作製を休もうとしたのです。
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あ、ご安心ください。
今、皆さまがお持ちのピンバッジは、じゃんじゃん、つけて歩いてください。
「ピンバッジの旅」も継続しますので、
今までどおり、
写真も、アップしたりメールで送ったりしてください。
希望郷いわて国体、希望郷いわて大会を応援する気持ちには変化はありませんので!
皆さんの応援も、
よろしくお願いします!