がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

自分たちだけの常識

【その1】

頼まれごとの回答をするために、

今朝、

他の学校の校長先生に電話をかけました。

その学校の事務室に取り次ぎをお願いすると、

(野球応援で出張です)

自分の勤めている学校が負けてしまうと、

自分の中には「高校野球県大会」は、存在していないのでした。

【その2】

7月5日に

釜石市の「橋野鉄鉱山・高炉跡」を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製香A造船、石炭産業」が世界遺産登録となりました。

次の日の新聞に

『「鉄のまち」釜石歓喜 「橋野」世界遺産、祝賀行事も 』

という見出しで、地元の喜びようを伝える記事が、

岩手県の地元紙・岩手日報に載っていました。

東日本大震災津波で大きな被害を受けた釜石市

世界遺産に登録されるほどの価値のある鉱山・高炉跡があるよ…

というお墨付きをいただいたのです。

本当におめでとうございます。

***

橋野地区の方々が拍手をしたり万歳をしたりしている

その記事の写真を見て

失礼ながら

(おやっ!? 誰も何も言わなかったんだね…)

と思いました。

7月のコタツです。

もちろん、

沿岸地区には「ヤマセ」が来ますし、橋野地区は標高が高いので、

内陸よりは、ずっと涼しいのだ…ということは理解しておりますが、

私にとっては、

やっぱり

半そでのシャツを着てコタツに座っている…というのは、違和感があるのです。

【その3】

先月、入院していました。

病室は、7人部屋です。

私が入院した次の日に、内科の患者さんが、一人、入院してきました。

看護師さんや、ほんの時々、同室の人と話しをするのですが、

どうも、つじつまが合いません。

行動を見ていても、

どうも、つじつまが合いません。

そういう人なんだろうな…と思ってみていました。

時々、奥さんがいらっしゃいます。

どちらも大声ですので

お二人でのお話が耳に入ってきます。

その会話の「平仄」が、ぴったりと合うのです。

長年、連れ添ってきたバックグラウンドがあるからなのだろうな…と思って聞いていました。

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タツの老夫婦も、病室の老夫婦も、

きっと

二人で仲良く暮らしているんだろうな…と、勝手に決めました。

二人の中では

夏までコタツがあるのが、あたりまえ

二人の中では

おんなじことを何度も話することが、あたりまえ

なのでしょう。

私も

自分の中では、

高校野球の県大会の応援は、もう行かないことが、あたりまえ

なのです。

長い間、同じ世界にすむ人どうしが

お互いに確認しあっていても、「ちぐはぐ」には、気づきづらいのです。

他の世界にいる人に、時々、見てもらわないと、

自分たちだけの常識は、どんどん拡大してゆくようです。

スポーツの中、学校の中、行政の中、だけで物事を見ていると、

とんでもないことをしでかしそうな気がした

今日でした。