3月2日に、2019年のラグビーワールドカップの開催会場の一つとして
「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」が決定となりました。
関係者の皆さま、本当におめでとうございます。
「招致活動をすること」
「開催すること」
「活用すること」の
三つのフェーズの「大義」と「目的」を、
ごちゃごちゃにしたり、取り違えたりせずに、「もれなくダブりなく」分けて、きちんと、考えてゆかねば…
と、
私自身、何の関係もないのに、思っております。
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さて、
私は昔、ラグビーをしていましたし、釜石の学校で教員もしておりましたので、
Facebookの友達にも、その筋の方々がたくさんいらっしゃいます。
ですので、
3月2日、3日のFacebookは大騒ぎ。
よかった、よかった、おめでとう、おめでとう、ありがとう、ありがとう…の記事で満載!
日本中で釜石開催を喜んでくれている、と、感じておりました。
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ちょっと前に読んだ本を思い出しました。
東浩紀さんの
「弱いつながり 検索ワードを探す旅」という本です。
「グーグルが予測できない言葉を手に入れろ」
という「帯」の文句と、
そのコンセプトを示す「第1章」が、
私を揺さぶった本です。
自由に検索していると思っていても、
実は、グーグルが提案してきた言葉をクリックしてしまっている自分、
好きなものを買っていると思っていても、
アマゾンがおススメしてきた商品を買ってしまっている自分、
多くのニュースや意見を読んでいると思っていても、
自分が選んだ友達や、その友達の友達の意見にしか触れていない自分…。
このまま行ったら、
本当に狭い狭い範囲での情報しか取ることができずに、だめになっちゃうんだろうな…ということに気づかされました。
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黙っている人は、釜石開催に賛成しているから黙っているんだろうか、
もしかして、
反対意見を目にしないのは、私が、その人たちに対するチャンネルを閉ざしているからじゃないだろうか、
という気持ちがチョッピリあるのです。
私は、開催に反対しているのではありませんが、
スポーツに、ラグビーに関係するものとして、
さまざまな方々が、さまざまな考え方をお持ちになっているだろう、
ということを忘れずに
ラグビーワールドカップが成功するように応援しなければならないな、と考えているのです。
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この前、
私は、このスライドを使ってお話をさせていただきました。
参加しない人がいる事実…気をつけたいな、と、考えます。