がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

のぼり旗作戦

午前中は県営武道館の会議室で研修会、午後は志家町の例の場所で会議に出ていました。

午前の研修会を終えると、正午は回っています。

とはいっても、次の会場に行くには時間があり過ぎます。

(そうだ!マウンテン キング

 同行のF1グランプリ受賞者と熟慮を重ね、

 でも、

 迷いなく、盛岡市山王町山王ハイツに直行です。

 当然、

 念願の「みちプロ・ホワイトカレー」。

 ただし、能力相応にシングルマウンテン。

あまりにも楽しそうに話をしていたのでしょう、

帰り際に、

オーナーの瀧澤ほじゅんさんが(また来てねぇ〜)と名刺をくださいました。

コーヒー付けて700円。

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2004年の「第53回全国高校スケート・アイスホッケー選手権大会(スケートインターハイ)」が岩手県で行われた時に、「なんちゃってマーケティング」をしたことは、これまで3回にわたりお知らせしています。

今のところ、空振りの三振状態です。

 その1 シンボルマーク商売の空振り

 その2 行商の空振り

 その3 ゴルフボールの空振り

これらの記事を読んでいただいた方は、

(なぁ〜んだ、大会グッズを仲介にした「関係者間での義理人情商売」じゃないか、結局…)

と思っておられることでしょう。

ここでそろそろ新展開をご披露しないといけません。

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必ずしも十分とは言えない予算の中で、事務局も県教育委員会ではなく県高校体育連盟におかれた、第53回のスケートインターハイの運営では様々なことが発生しました。

インターハイや国体をご覧になった方はご存じだと思いますが、

競技会場のまわりに「のぼり旗」が立ち並んでいるのは、普通の風景です。

でも、

このスケートインターハイでは、その経費が予算化されていませんでした。

競技には、一切、支障がないので、そのまま、やるつもりでした。

そのことを耳にした実行委員会の会長(県高体連会長)は(さびしいね。何とかならない?)と呟きました。

考えました。

思い出しました。

夏ごろに、印刷屋さんが「のぼり旗」の企画をもって私のところに来ていたこと、そして、お金がないからとお断りしたことを。

(そうだ、誰か、作成をお手伝いしてくださる方を見つけてもらえばいいんだ。)

で、この内容と、渾身・自作の「のぼり旗イメージ」付きの企画書です。印刷会社に提案しました。

▼歓迎ノボリを各会場に掲出したい

▼K社が、協賛社を募り作製することが可能か

▼実行委員会としては、シンボルマーク使用料は不要とし、

 現物の納入のみを求める可能性が高い。

▼具体

・掲出方法

 各会場の周辺道路・入口付近に100本目途に掲出したい。

 会場は、県営スケート場・盛岡市アイスアリーナ石鳥谷アイスアリーナ・

 ウエルサンピア岩手金ヶ崎の4会場である。

・手順

 ア K社が定める金額で、ノボリ広告を協賛社に販売

   ノボリ募集の最小単位は4本となる。(各会場1本)

   したがって、K社は1口4本で広告を販売する。

 イ K社が広告を入れて作製したノボリを、メ[ル付で、実行委員会へ現物納入する。

 ウ 実行委員会は納入されたノボリを、各競技会場に競技期間中掲出する義務を持つ。

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企画書を受け取った印刷屋さんは、しばらくしてから、地元広告代理店の方を連れて再びやってきました。

企画は展開されました。

▼のぼり作成は広告代理店が行う。

▼協賛80社を集め、それぞれの広告を入れて5本ずつ作成する。つまり400本。

▼5本の内訳は、4会場に1本ずつ、そして、協賛社用に1本。協賛社の前にも飾ってもらう。

▼実行委員会は「版代保障」として、1本あたり300円負担してほしい。それ以外の経費は要らない。

実行委員会としては「御の字」です。

しかも、私たちの発想にはなかった「協賛社の前」の「のぼり」が街中に並びます。

協賛していただく会社・団体は、スポーツに協力している姿を皆さんにお見せできます。広告にもなります。

広告代理店と印刷会社は、自らも協賛社となったうえに、この業務に対する対価を得ます。

実行委員会は、のぼり旗を会場と街中に、超低廉な経費で掲出できます。労力もほとんどかかりません。

こんなことがあったとは、ほとんどの方はご存じないでしょう。

これ、ほめられるべきことだと自負しています。

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◇はいはい。自慢記事ですね。

◆あのね、今、「県民・企業・団体等との協働」が話題になってるでしょ。

◇はいはい。

 2016年に岩手県で開かれる第71回国民体育大会の準備・運営に関してですよね。

 「新しい岩手型」

◆うん。選手強化も同じ考え方で進んでいる。

◇それが?

◆どうも、「協働」とか「新しい」とかを、うまく理解していただいていないようなんだ。

◇あれれ、

 それこそ、グッズを売ったり寄付を募ったりして、民間のお金を集めて事業にあてる…

 ということでしょ。

 スケートインターハイのグッズ販売のような手法ですよね。

◆違うと思う。

 「のぼり旗」の考え方だと思う。

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スケートインターハイから1〜2年ぐらいだったでしょう、岩手県で何かのスポーツイベントが開かれる年のことです。

あの広告代理店の営業の方が、私の事務所に、そのイベントの「協賛のぼり旗」の営業にお見えになりました。

滔々と趣獅ニ事業内容を説明なさいます。

スケートインターハイの時も同様のことをして、大変成果が上がった…と、この私に向かって言いました。

申し訳ないがご協力できない、と伝え、ついでに、部長さんのお名前をお聞きすると、当時の方です。

私の名刺をお渡しいただくように、そして、その節は大変お世話になったことを伝えてほしい獅�お願いいたしました。

営業の方は、お菓子を持って再び現れるのかなぁ、と思いましたが、二度と現れませんでした。

いずれ、

「まねっこ」されて光栄です。