信号待ちで交差点に立っていました。
荷台になにも載っていない(ブルドーザーなどを乗せるための)大きなトレーラーが、左折しようとしています。
自転車だったら遅すぎて転ぶだろうな…と思う程のスピードで私の目の前を通り過ぎようとした時、
「こん、こここぉ〜ん」
荷台のうえに、「トチ」の実がトチの木の枝から落ちてきました。
トチの実は、
何度かバウンドしましたが、荷台のうえに落ち着きました。
(ああ、トチの実の冒険が始まる…)
私もトレーラーの荷台に飛び乗りたい衝動に襲われましたが、
そこはぐっとこらえて、トチの実を見送ってあげました。
日中は八幡様の山車の音が窓から入ってきました。 秋は誘惑が多いのです。
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今朝の岩手日報に
10月1日から山口県で開催される第66回国民体育大会(おいでませ!山口国体)本大会の岩手県選手団が発表されていました。
県勢はボウリングとラグビーを除く35競技に、達増拓也岩手県体育協会会長(岩手県知事)を団長とする448人が参加するとのことです。
男女総合順位である天皇杯順位は、23位を目指しての参加(昨年は33位)です。
応援をよろしくお願いします。
ザラーッと名簿を見て気になったことがあります。
名前の次の( )書き、いわゆる「所属」です。
ほとんどの選手は「勉強している所」か「給料をもらっている所」が記載されています。
これまで、それが当然…と思って見ていました。
そして、
私の関係者に、何かのスポーツで自分を試してみたいと考えている者がいるとした場合、「カッコ書き」の高校に進学させ、そして、やはり「カッコ書き」の大学で競技を続け、さらに「カッコ書き」の会社に就職させるというルートをたどるべきだろうと考えていました。
しかし、
(待てよ…「カッコ書き」ではないところで活動している人もいるはずだ)
「勉強している所」か「給料をもらっている所」では希望するスポーツができない人、
あるいは、
「勉強している所」か「給料をもらっている所」ではないところでスポーツをしたい人は、
一体、どこにいったらいいのだろう、あきらめるほかないのだろうか…と考えてしまいました。
( )内の表記には、昔から様々な意味があってこうなっているのだと思います。
でも、
軟式野球には(雫石クラブ)という表記がありました。
このような表記があれば、
どこに勤めていても雫石クラブに活動の場を求めることができるし、全国レベルの大会に出られるんだ…
ということがわかります。
「活動の場」の話と「国体の名簿」の話は、もちろん違う話ではありますが、
私たちは、
「学校」と「企業」がスポーツの中心だったころ、
つまり、
東京でオリンピックがあった1964年、岩手県で国体を開いた1970年のあたりの考え方でスポーツを進めていて、
それが名簿作りにも反映されているんじゃないのかな…と、すこし不安になった次第です。