がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

一手獨拍、雖疾無聲

野田村立野田中学校の運動会の写真が届きました。
以前、記事にこう書いたことがあったのです。
野田村立野田中学校は避難所になっています。また、校庭には仮設住宅が建っているのだそうです。 大変な教育環境にありますが、 聞いたところによると、 今週の土曜日(注:5月14日)に、運動会を行うのだそうです。 会場はテニスコートとのことでした。 すごいことだと思いますし、とてもうれしいニュースです。 村唯一の中学校ですから、「村の運動会」に近いものがあるでしょう。がんばっていますね。
(いやぁ〜、ブログに載せていただいてありがとうございました!) だそうです。 こちらこそ、良いお話とお写真をありがとうございました。 *********** ある雑誌の記事の中で、旭硝子の石村和彦社長が引いていた、韓非子の「一手獨拍、雖疾無聲」(一手独り拍てば、疾しといえど声なし)という言葉が思い出されました。 雑誌には次の記述がありました。
「片手で打っていたのでは、いくら早く打っても音は出ないとの意味だ。どんなことも、相応じるものがなければ成り立たない、一人でわかった気になっていても、人々がついてこなければ、何も成果は生まない、と説く。ベクトル合わせに力を注ぐ石村流は、この教えと重なる。」
5月20日に開催された、財団法人岩手県体育協会評議員会に私も出席していました。 会議のなかで、 第71回国民体育大会岩手県開催に関する県の考え方が報告され、その考え方に対する質疑や反対意見が出されました。 発言なされた方々の大方のご意見は、「規模縮小・16年開催」のようでしたし、 県のスタンスは「計画どおりの規模・開催時期延期」と捉えられますので、 新聞各紙が報じるように「平行線」を辿っています。 【評議員会当日=評議員会前】 ・岩手日報 達増知事、国体延期主張も 20 日、県体協評議員会評議員会後】 ・日本経済新聞(共同) 岩手国体問題は平行線 16年開催で県と県体協毎日新聞 16年岩手国体:知事認識「計画通り厳しい」 開催求める声相次ぐ/岩手岩手日報 「国体延期」に異論続出 県が方針、理解求める ・盛岡タイムス 「岩手国体」は再検討 達増知事、柔軟姿勢に 絵に描いたような「一手獨拍、雖疾無聲」だなぁ…と感じました。 県と岩手県体育協会とは、考える方向が違っています。 国民体育大会の主催者は、日本体育協会文部科学省岩手県三者ですが、 開催申請を行うのは、岩手県岩手県教育委員会岩手県体育協会の三者です。 どんな風に「岩手県としての意見=申請三者の意見」をまとめて、 「日本体育協会文部科学省=主催三者の二者」に伝えるのだろうか… などと、のんきに考えていた私です。 でも、こんな考えをお示しになっている方もおられることを、決して、忘れてはいけないのです。 「国体にかかるという100人ほどの人員と118億円のお金は被災者のために使うべきだと思います。」 ********** ◇で、今日はいかがでした? ◆な、何が? ◇昨日絶好調といっていた、イワテケイバ! ◆あ、馬術競技振興のための勝ち馬投票のことね。  まあ、そのぉ…今日は、全額、競馬組合に差し上げた! ◇ははははは、勝った時だけ報告するんですね。いい話だけしていては伝わりませんよ。  これこそ「一手獨拍、雖疾無聲」じゃあありませんこと? ◆ギャフン。