今日の午後、会議に出ていました。
地域のスポーツ振興にボランティアとして関わっておられる方々の協議会です。
私は会員ではないので「来賓」ということで、開会行事を終わって帰っても良かったのですが、
(あれを聞かれるかな、あれもかなぁ、いずれ、最低でも、あれのことは質問が出るだろうな…)
と会議の最後まで残ったのですが…な〜んにも聞かれませんでした。
ほとんどの人が関心を持っていないことに、躍起となっているのかも知れませんね。
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今朝の岩手日報トップ記事は
「沿岸市町村14年10月までに生活再建 県が復興工程表」という見出しの記事で、次の図がついていました。
さらに、本文には、
県は津波で被災した沿岸部の市町村を対象に、2014年10月までに生活再建を完了させることを目標としたまちづくりの復興工程表を作成、12日から説明を開始したとありました。
とんでもないショックを受けました。
家が新築されて仮設住宅から自宅への移転が完了する時期が、2014年10月ということです。
被災された方々が一刻も早くご自宅に住めるようになればいいなぁ…ということはもちろんなのですが、
被災地域の市町村立学校の多くが校舎とともにグランドを失っていることが気になっています。
グランドが残っていたとしても、「仮設住宅」が建っています。
仮設住宅が建っていない場合でも「自衛隊基地」となっていて、グランドが使えません。
2014年10月に移転を完了したとしても、仮説住宅の撤収や何やかやですぐに冬になってしまいます。
グランドが使えるのは2015年の春になってからとなることは確実です。
2011・2012・2013・2014の4年間、グランドが使えない学校がたくさん出てくるということです。
小学生や中学生は大変です。
さらに、
小学校や中学校は「学校開放」をしてグランドを地域の方々に使わせています。
地域のスポーツ愛好者も大変なことになります。
こんなことが起きるとは、予想できませんでした。とはいえ、このままではいけません。
知恵の絞りどころです。
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ひとまず、先例を調べてみようと思いました。
神戸市のサイト:震災資料室に「応急仮設住宅」というページを見つけました。
こういう記載です。
仮設住宅を早く大量に供給するため,上下水道等の基盤が整っていることや,一定の規模がある土地を中心に建設しました。住んでいた地域の近くに住みたいとの要望に応えるため,市街地の公園,事業用地のほか,六甲アイランド,メ[トアイランドや西北神地域の開発用地を多く活用し,215haに及ぶ建設用地の8割がこれらの市有地でした。用地不足は深刻でしたが,小・中学校のグランドは,学校の早期再開への配慮等から対象としませんでした。市街地が使えた阪神淡路大震災と、ほとんど平地が残らなかった東日本大震災津波では状況がまったく異なっていて参考になりません。
やっぱり知恵を絞らなければならないのです。
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移動中の車の窓からは校舎に一切被害のないように見えた、釜石のある中学校は、グランドの2割ぐらいしか使えるスペースがありませんでした。
バックネット前のテニスコートの半分ぐらいの空間で、20人ほどの野球部員が「すぶり」をしていました。
というよりも、「すぶり」しかできないようでした。
やむを得ない事情であることは理解できますが、子どもたちが本当にかわいそうでしかたがありませんでした。