がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

第2エンブレム

3月2日に忽然と姿を消した「お気に入りシャープペンシル」と同じものを、

3月5日に買い求めたことは以前記事にしていました。

 あれから51日目の今日、

 スーパーキッズプロジェクトと書いたファイルの間から

 ャ鴻鰍ニ出てきました。

うれしい反面、50日もこのファイルを開いていなかったのか…と反省しています。

お気に入りが2本になったので、きっと、仕事が2倍進むことでしょう(笑)。

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ということで、

昨夜は、いわてスーパーキッズ発掘・育成事業の会議に出ていました。

うれしいことが一つ。

国立スポーツ科学研究所(JISS)と日本オリンピック委員会JOC)が、毎年、「タレント発掘・育成事業評価分析会議」を行い、全国のタレント発掘事業をしている地域の事業を評価しています。

その評価で、昨年度の「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」は「Good」の評価を得ています。

評価は4段階で行われ、具体的には

  Superior……世界基準に一致、明確な成果、ロールモデルを多く有する

  Good…………世界基準に準じている、一定の成果、ロールモデルを有する

  Improvement…世界基準に準じているが、改善が必要である

  NotGood………大幅な改善が必要、成果が期待できない、ロールモデルを有さない

ちなみに、評価分析項目は、次の7観点です。

  コンセプト………理念、目的、目標など

  識別………………プログラム(仕組・方法)、スタッフなど

  育成………………プログラム、スタッフ、拠点/施設など

  パスウェイ………中央競技団体/都道府県競技団体、大会、育成チームなど

  マネジメント……財源、スタッフ、情報、ネットワーク、拠点/施設、制作/戦略など

  現時点での成果…プログラム上の成果、波及的な効果など

  ロールモデル……独自性や意義など

21年度は「Improvement」でしたので、事業が1ランクアップしているとの評価でした。

スタッフのみなさんのおかげです。ありがとうございます。

でも、評価があがったことだけがうれしいのではありません。

昨日の会議で、JOCから来ている委員の方から、

「Good」になると、JOCのセカンドエンブレムを使うことができますがどうしますか…というお話がありました。

もちろん「お願いします!」です。

JOCには、エンブレムが二つあります。

第1エンブレム(ファーストエンブレム)はオリンピック選手などが使えるもの、

第2エンブレム(セカンドエンブレム)は、パートナー企業などオリンピックムーブメントに貢献する方々に使用を認めているものです。

つまり、私たちの事業は

「日本のオリンピックムーブメントの推進」を支える事業であると認めていただいたことになります。

今シーズンから、

いわてスーパーキッズの胸に、セカンドではありますが「五輪のマーク」をつけられることになりました。

ャXターにも五輪のマークが使えます。

子どもたちが世界に一歩近づいた証です。

(みんな頑張っているから、セカンドエンブレムだけれども五輪のマークが胸に付いたよ。

 頑張り続けると、ファーストエンブレムのついたユニフォームを着ることができるよ。

 ほら、世界は手の届くところまで来ているんだよ。夢じゃないんだよ!)

と、励ますことができます。

これが、とんでもなくうれしかったのです。

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7項目のうち一つだけ「Improvement」でした。ほかの6つは「Good」です。

「コンセプト」だけが「世界基準に準じているが、改善が必要である」という「Improvement」評価です。

JOCの方はこうおっしゃいました。

 ▼評価事業は、細部に目が行きがちな「事業実施者」に「全体を見渡す」視点を持たせるもの

 ▼岩手の事業の「コンセプト」面では、

  スタッフ全員が同じ「ロードマップ」を持ち、かつ、マップ上の位置を確認しながら事業実施が

  なされていないことから、Improvement」評価である。具体的には次の点が明確でない。

  ・子どもたちが、どの段階でどのレベルにあるべきなのか

  ・具体的な目標設定

  ・各年代での必要な経験値

参考資料として仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の

グローバルスポーツ教育プログラム「トップアスリートを目指すためのロードマップ」を出していただきました。

叱られそうなのではっきりしない写真だけを載せておきますが、

山形県のタレント発掘・養成事業では、スクールのたびに

「今日やることはこれ」と、

このマップにマグネットで「今日の位置」が示されるのだそうです。

確かに、私たちの場合、スタッフの頭の中にそれぞれが「マップ」を持っているのでしょうが、スタッフ同士はもちろん、子どもたちや親の間でも共有されていないような気がします。

勉強になります。

このことは、スーパーキッズの事業のみならず、すべての「トレーニングの場」で行われなければならないことです。

思い付きではない「今日の位置」を示せるように、私たちは頑張らねばなりませんね。

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会議の終わりごろ、思い出したことがありました。

2月に日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター・中苧ウ二さんが岩手県にいらっしゃって、

講義の中で、私たちにさせて下さった「ワーク」のことです。

  Q:「いい選手」のキーワードを三つメモしてください。

    そして、隣の人とシェアしてみてください。

「いい選手」を「そだてるべきスーパーキッズ」に入れ替えて、

それぞれのスタッフが考えたことをシェアしたら、はたして、全員が一致するだろうか…。

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昨日の朝、ご飯を食べながら新聞を読んでいて、思わず声をあげてしまいました。

(あっ!亡くなったんだ)

家の女性二人が、どなたがどうした…と私が広げていた新聞を覗きこみました。

(田中スーちゃん!)

というと、二人とも何事もなかったかのように食事を継続しました。

突然、大学ラグビー部の飲み会を思い出した私です。