がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

志を高く持つこと

 昨日は気がつきませんでしたから、

 今日、下げられたものだと思います。

 盛岡大通りの歩道アーケード下にあった懸垂幕です。

 強い風にあおられていて、撮影には苦労しました。

 震災関連の2種類の懸垂幕ですが、

 文面を読んで、本当にそのとおりだと思いました。

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4月2・3日に「平成23年全日本選抜体重別選手権大会」が福岡県で開催されています。

この大会終了後に、世界選手権の代表の一部が発表されていますので選考の参考となる大会のひとつのようですし、参加者は「全日本柔道連盟より選抜された14階級(各階級8名)112名」ということですから、日本トップレベルの大会であることは言うまでもありません。

今朝の岩手日報には「吉田(矢巾中出)66キロ級準V」という見出しで

吉田惟人選手(矢巾中学校→北海道の東海大四高→東海大学4年)の活躍が報じられています。

残念ながら、世界選手権の代表には選ばれませんでしたが、今後の活躍が期待される選手でしょう。

がんばってください。

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さて、

新聞には載っていませんが、女子63�s級に岩手県選手が出場しています。

「久慈東高等学校教員」の片桐夏海選手です。

山形中央高校から岡山県環太平洋大学に進み、今年、新採用の体育教員として久慈東高校に配属になりました。

全日本学生柔道体重別選手権大会(インカレ個人)63�s級準優勝などの実績を持っている現役選手です。今回は、残念ながら一回戦で敗れています。

実は、直接、彼女から

山形ではなく、岡山でもなく、岩手の教員を選んだ理由をお聞きしたことがあります。

三船十段のふるさと・岩手で子どもたちを育てたい…という趣獅フことを仰ったように記憶しています。

2016年の国民体育大会では、三船久蔵十段のふるさと・久慈市で柔道が行われることとなっています。

国体で地元の学校の先生が活躍する姿は、久慈市をさらに元気にすることでしょう。

被災地に赴任して頑張っている教員・選手、そして、復興を目指している街のお手伝いをしなければなりなせん。

応援しましょう、応援してください。

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午後に、岩手県歯科医師会に用事があって行ってきました。

いつもは整然としている入り口ホールが、診療用の物資でしょうか、段ボール箱でいっぱいになっています。

2階のちょっとしたラウンジもおんなじです。これからどこかに運ばれるであろう診療用ベッドもありました。

会長さんも専務理事さんもおられました。

(お二人とも開業なさっているはずなのに…診療はどうなさっているんだろう…)

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歯科医師会の対応は大きく三つだそうです。

  ▼犠牲者の方々の身元確認協力

  ▼被災地域における歯科医療の確保

  ▼口腔衛生を中心とした被災者の方々の健康管理

県外からも数台の診療バスを持ってきていただくなど、日本中の歯科医師会のご協力を得て、これらの活動を実施しているとのことでした。

本当に、ありがとうございます。

陸前高田の話になった時に、会長さんがこうおっしゃいました。

「高田の先生方、

 診療所も家も流された人がほとんどなのに、

 高田第一中学校の臨時診療所をやってくれてるんだよなぁ。

 いったい、どこに住んで、どこに寝ているんだろう…。」

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達増岩手県知事は、常々、災害を乗り越えるための「二大原則」として次のことを仰っています。

 第一に、人にやさしくすること。

 第二に、志を高く持つこと。

岩手県では、今、志の高い方々が、岩手の復興を目指して、それぞれの分野で一生懸命に取り組んでおられます。

応援しましょう、応援してください。

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今日もつらい命令を出さざるを得ませんでした。

被災地への、明日から2か月目途の、突然の長期出張です。今日、伝えて、布団を持って明日の出発です。

(わかりました)と力強い返事をいただき、本当にありがたかったのですが…やっぱり心配です。

全力で、このような志の高い人を支えなくては…と決心しました。