がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

目標と達成と自信

今日は午後に盛岡での用事がありましたので、お昼前に学校から戻ってきました。

あ、高校ラグビー決勝をテレビで観る用事ではありませんので、念のため。

11時前のNHKラジオ第1の番組「ラジオビタミン」を聞きながら運転していると、

アーチェリーのオリンピック銀メダリスト、別名「中年の星」、山本博さんがお客様で出演していました。

その中で

「目標を細かく設定して、それを達成させ続けること」 の大切さを山本さんは話されました。

なるほど、と思いながらも、

(まてよ、どっかで聞いたなぁ)

と記憶と記録をたどってみると、

果たして、12月12日の「いわてスポーツコンベンション2009」のパネルディスカッションで、

パネラーのお一人だった北上翔南高校陸上競技部監督の本正園子先生が仰っていたことでした。

「選手に自信をつけさせるためには」というコーディネーターからの問いに、次のように答えたと、

私は聞きました。

「目標を設定して、その達成を経験させること。その繰り返し。                

            それが選手の自信になります。もちろん最終の目標は日本一です。」

お二人とも同じことを言っていますね。

「一番」を目指すコーチの言うことは同じなんだなぁ…と考えました。

(山本さんは「選手」ですが、コーチを内在させた選手だと私は思っていますから、コーチの発言としました。)

それはさておき、山本さんは次のように続けました。

「目標を達成するためには、自分を変え続けなければならない。

           失敗したからといって、目標を下げてゆくのでは自分に進歩はない。」

ひるがえって、

私たちは、就職試験に失敗した子どもたちの指導をどうしているか…

9月からのこの5ヶ月間、子どもたちの能力を高め続ける努力をしたか…

採用されやすそうな企業を探しだして受けさせることに血眼になっていなかったか…

考えながら運転していたら、思わず前の車に追突しそうになりました。路面が乾いていて良かったなぁ、ふぅ。

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急に話は変わります。

昨日、今日と安比高原スキー場で「第50回岩手県スキー選手権大会」のアルペン競技が開催されています。

今日の様子はわかりませんが、昨日はあの天候でしたので

(役員も十分ではないだろうし、雪ものっこり積もっているだろうし、果たして、レースができるのだろうか)

と心配していましたが、

岩手高校スキー部のブログに

「大雪のなかレース成立。役員、安比スキー場の力を見せつけられました。感謝します。」とあり一安心しました。

お手伝いにも行かずにごめんなさい。

全日本スキー連盟の公認レースを成立させた役員、関係者の皆さんのご努力に感謝しますとともに、

その感謝をブログで伝えてくださった岩手高校の新田先生にも感謝します。

ちなみに、

新田先生は夏は登山部の監督で、この夏のインターハイ優勝監督でもあります。

日本一になる人はさすがですね。

昨日のGS優勝者は男子が福岡県・サンミリオンの吉越一平選手、女子が岩手大学の渡部巴選手でした。

おめでとうございます。

大会の様子を知らせる岩手日報のスポーツ欄には、記事のほかに次のコラムがありました。

岩手のアルペンスキーの奮起を促す応援コラムです。ありがとうございます。

ちょっと付け足させてください。

 ▼たぶん、岩手県選手権が全日本スキー連盟公認大会になって2シーズン目(あやふやです)

 ▼公認大会になると全日本スキー連盟(SAJ)の「ャCント」がもらえます

 ▼そのため、コースや役員、運営体制に一定のレベルが求められます

 ▼さらに、SAJに競技者管理登録をした選手に門戸を開かなければなりません。

  つまり、「岩手県民であること」などという条件はつけられなくなるのです。

 ▼さて、「ャCント」について説明しましょう。通常、4時間ぐらいかかる説明を簡単に言えば、

  「トップとのタイム差」を換算した選手個人の技量の指標「レースャCント」に

  「参加選手のレベル」を算出したレース全体の質の指標「ペナルティャCント」が加算されて

  それぞれの選手に「ャCント」が付与されます。

  優勝者はタイム差がないのでレースャCントは「0」、

  全日本選手権などいいャCントの選手が出るレースは、たぶん、ペナルティャCントも

  「0」になるでしょう。

  つまり、

  ャCントが少ない選手ほど実力があるということです

 ▼その「ャCント」は全国共通であり、

  SAJャCントは、ワールドカップにつながる国際スキー連盟(FIS)ャCントをもらえる

  FIS公認レースへの出場資格ともなっています

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◇この頃、長すぎるんですけど、ブログが…今日は、つまり何を仰りたいのですか?

◆SAJャCントを県内でとれるレースを企画・運営している人たちのご苦労は…ということ。

◇なるほど。

 ャCントレースの県内開催の趣獅ヘ、「公認大会でャCントをもらう」という目標を、

 冬休み中に、つまり学校を休まずに、しかも、家から通って達成できるということですね。

 山本さんや本正さんのいう「目標と達成」の一つのステップですよね。

 そのために吹雪の中で何時間もコースを整備したり審判をしたりしている…お疲れさまです。

◆しかも、日本のトップの選手を参加させている。

サンミリオンはすでに調査済みでしたよね。強い選手が山ほどいます。

 あ、思い出しました!

 強い選手を連れてくる意義は、hirafujiさんが前にグダグダ言っていた「憧れと尊敬」ですよね。

◆あ、よく覚えていてくれたね。やっぱり憧れているんだね僕に!

◇ふん。そんなことありません。

 話を変えます。

 さらに、岩手県内で大げさに言えば「世界につながる」レースをしているんでしょう。

◆そのとおり。

 おまけに、ャCントの低い選手、つまり、実力の高い選手がたくさん出てくれば、

 レースの質が上がるからペナルティャCントが下がり、選手たちにいいャCントをあたえられるという訳。

◇なるほど、いろんな意図があって岩手県選手権を「全国オープン」の大会にしたんですね。

 そのために、関係者はご苦労されていると…わかりました。

 でも、福岡県の選手に優勝されるとは、イメージが悪すぎますよ!

◆は、はい。 そのうち、福岡県スキー連盟に九州合併されたりして!

◇はい、はい。 吸収合併ね。