お昼休み、職員室に女性が現われました。
どこかの出版社の方だなぁ…と思っていると、仁義を切るために私の机の前まで来ました。
カ: カシオ計算機と申します。商品のご案内に回らせていただきます。
平: (電卓かぁ)あ、どうぞ。でも、商業科の教員はあいにく席をはずしておりますが…
カ: いいえ、
商業の先生ではなく、国語と英語の先生に御用がありまして…。
平: は、はあ。(な、なんで電卓を…)
カ: では、よろしくお願いします。(に、にぶいなぁ…)
平: (あっ!? 電子辞書か! にぶかったなぁ)
慌てて、ひっくり返して裏を調べると、私の電卓も電子辞書も「CASIO」と刻んでありました。
私の頭の回路は「CASIO=電卓」で固まっています。
頭のストレッチも、欠かすわけには行きせませんね。
**********
平成21年度地域づくり総務大臣表彰の受賞者が1月5日に発表になっています。
大賞が1団体、団体表彰が20団体、地方自治体表彰が4団体、個人表彰が3名の合計25団体3名が受賞者に決定しています。
岩手県からも、団体表彰に宮古市・田老の「青倉地区自治会」が選ばれていました。
おめでとうございます。
さて、
日ごろ、このブログで
「スポーツイベントは地域活動の『触媒』だ!」
と勝手に言っている私としては、是非、詳しく調べなければなりません。
調べると、表彰の主・/span>は
「地域づくり総務大臣表彰は、
全国各地で、それぞれの地域をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰することにより、
地域づくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ります。」
とあり、
受賞された団体・個人のそれぞれの活動概要とそれに対するコメント(評価)が示されています。
今年の大賞は「北海道旭川市」です。
予想どおり、
かの有名な「旭山動物園」の運営によるものでしたので、ちょっと拍子抜けしましたが、
じっくりと読んでみると学ぶべきところがたくさんあります。
「概要」は次のとおりでした。
昭和42年7月1日、「旭川の子どもたちが世界中の動物と出会える場所を作りたい」という多くの市民の熱意から旭山動物園を開園。
そのような市民の願いを受け、動物を通して自然を知り、動物を通して人間を考え、動物を通して命を認識する場所でありたいとの思いから、
「伝えるのは生命」を軸に、多くの方々に「命の温もり、命の尊さ」を感じてもらえる施設づくりに取り組んでいる。
「コメント」の中には次の文がありました。
子供のころ動物園に行って感動した。
そのような動物園を地域とともに盛り上げ、育て、子供たちの感動の場を守っていることは、
意義が大きい。
**********
◇どうしたんですか、今日は総務省のお話ですが?
◆いやいや、岩手県は入っているのかなぁ…と、つい出来心で寄ってしまったのさ。
◇「デキゴコロ」いい言葉です。
◆「道草」「雨宿り」についで、私の好きな言葉ですね。「出来心」。
それはさておき、ビックリしました。
昭和42年に開園していますから、賞をいただくまで43年も経っています。
その間、「伝えるのは生命」をモットーに「子供たちの感動の場を守っている」わけです。
すばらしいことでしょう。
◇逆に考えると、
一つの考え方に沿ってがんばり続けても、成果が出るのには40年以上かかるものである…
ということもいえますね。
◆そうそう、そのとおり。
田老の青倉自治会が行なっている「けげだす村工房まつり」も13年で団体表彰ということです。
どちらにしても、
単発のイベントで経済波及効果が云々、イベントの終了とともにすべておしまい…
などというものの見方とはわけが違うね。
◇ふぅ。
◆どうしたの。急に元気がなくなったようだね。おなかが空いた?
◇おなかが空いたのではなく、悲しく、そして心配になったのです。
1970年のあのイベント開催の考え方は、40年間、伝わってきたのだろうか、
そして、2016年のイベントの考え方は、40年間続くように仕込んであるのだろうか…と。
◆確かにねぇ…。
よし決めた、2050年ごろに「地域づくり総務大臣表彰 大賞」をもらうことも目標にしよう!
天皇杯をとったらそれで終わりじゃあ情けない。
◇はいはい、天皇杯もとれるかどうかわからないのにね!
◆ぎゃふん!