確実に段階は進んでいます。
この前調べて記事にした、防災・復旧、復興対策の3段階
�@災害予防・事前対策 → �A災害応急対策 → �B災害復旧・復興対策
でいえば、�Aから�Bに移りつつあります。
私たちの職場でも、「被災者の救助、救援」から「被災地の学校再開に向けて」がメインテーマとなってきつつあります。
毎日、災害対策の会合があるのですが、
話は「接点」、つまり、今困っている現場の状況の話が中心になる傾向にあるような感じがしています。
今しなければならないことに力を集中する…もちろん、一番大切なことです。
でも、少し違和感があります。
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「接近、連続、展開」という言葉が会議中に頭に浮かんできました。
早稲田大学や全日本のラグビーチームの監督をなさった大西鉄之祐氏のラグビー理論を表す言葉です。
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◆「ジョウゴ」ってご存知?
◇知ってますが、不謹慎でしょ、こんな時に。
お酒を飲むと泣いたり笑ったり…泣き上戸、笑い上戸でしょ。
◆違う、違う。
「ロウト」とも言うやつだよ!
◇えっ、目薬ですか?
◆じゃなくて「漏斗」。
液体を一升瓶とかから徳利や醤油さしなどの口の狭い入れ物に
移し替えるときの、あれだよ、あれ。→
◇ああ、あれですね。
◆みんなが漏斗に注目していて、(こぼさないように、早く早く!)と見つめている。
◇えっ!?
◆徳利にはあとどのぐらい入るのか、振り返るとあと何本の徳利がからのまま置かれているのか、
何時までに何本に入れなければならないのか、ところで一升瓶の中にはどのぐらい残っているのか…
おおかたの人が漏斗に意識を集中しているので、そんなことに気が回っていない。
◇はぁ。
◆さすがに上司はそこのところが見えていて、
時間を含めて全体を見た指示を出して修正してくださるから助かっているんだけれどもね。
◇あ、わかりました!
こんな時は、知らず知らずに「接近、接近、接近」の行動をとる傾向になる…
という程のことを言いたいんですね。
◆そのとおり!
近づいて「接点」を見たり、これから先の「時計」を見たり、離れて「グランド全体」をみたり…が
「接近、連続、展開」に通じるなぁと感じたのさ。
◇なるほどね。たまには良いこと言いますね。
これからは、三目置きますね。
◆ははははは、間違ってるよ。
力量に敬意を表するんだったら「三目」じゃなくて「一目置く」でしょ。
◇もう、まったくぅ、自分で書いたブログも忘れてるんだから!
「鳥の目 虫の目 魚の目」の三目でしょ。
◆ぎゃふん。