今日、一週間ぶりに外出しました。県営体育館に行ってきたのです。
待ち合わせ場所に行こうと外に出ると、水産会館から知り合いの高校の先生が女子生徒と一緒に出てきました。
今日はなに? と聞くと先生は小声でこういいました。
(内定取り消しを言い渡されました。漁業関係の会社でしたものですから…)
よく見れば、二人とも涙目です。嗚呼。
被災者はここにもいました。
(絶対に復興してみせる!)
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岩手スポーツマガジン「スタンダード」の「編集部ブログ」の記事にこんな言葉がありました。
『岩手VS地震という戦い。最後に勝つのは、岩手だ。』
ああ、そうだ!…と思いました。
昨日、復旧と復興について考えてみましたが、さらに、スポーツに例えてみるとこういうことなんだな…と再び理解しました。
「復旧」は「同点」に追いついて引き分けにすること。
「復興」は「同点」を経過して、さらに「逆転」まで持ち込み、勝利を手中にすること。
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テレビで報道されているのは、津波の映像、瓦礫の映像…
それが一段落したかと思えば、不通、不足、不自由の状況…ネガティブな話しか目につきません。
でも、
野球でいえば、今は、1回の裏。
もしも1万点取られていたとしても、もう、相手の追加得点はあり得ません。
9回の裏までに1万点を超えれば私たちの勝ちです。
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今日、宮古市のヨット関係者から連絡がありました。やっと、連絡が取れるようになったのだそうです。
宮古市は今年のインターハイのヨット会場ですが、予定会場の「リアスハーバー宮古」は全壊だそうです。
「なぁ〜に、砂浜と海が残っているから!」
今あきらめたら、逆転不可能。
できるかどうかは別にしても、このャWティブな考え方での「逆転」を応援しなくてはいけません。
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何年か後に、あの高校生が、
「災害で大変な目にあったけれども、やっぱり岩手に生まれてよかったなぁ」と思いながら、
岩手県で幸せに暮らしていること…を目指して逆転を狙いましょう!
がんばるぞ。がんばりましょう。