今朝の岩山(左)と岩手山です。
何事もなかったかのように悠然としています。人間は弱くて小さいな…と思います。
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何人かの方から、救援物資を差し上げたいがどうすればいいか、専門技能を生かして被災者を助けたいがどうしたらいいか…というお問い合わせをいただいていました。
今日の15時現在では、個人からの救援物資の提供やボランティア活動は災害対策本部としては受け付けていません。
さて、
内閣府では防災・復旧、復興対策の段階として次の3つをあげています。
�@災害予防・事前対策 → �A災害応急対策 → �B災害復旧・復興対策
また、次のようにとらえる考え方もありました。
�@緊急対応期 �A応急復旧期(避難期) �B本格復旧期、復興準備・始動期 �C本格復興期
ここで、
私の勝手な推測ですが、
現在の岩手県の状況は、先ほど示した段階でいえば、まだ�Aの段階、具体的には「災害応急対策」、「応急復旧期(避難期)」であろうかと思われます。
時間制約と危険を伴うこの時期の活動には、より専門的でより組織的な対応が求められるのでしょう。
私たちの出番は、
「�B 災害復旧・復興対策」の段階、あるいは、「�B本格復旧期、復興準備・始動期 �C本格復興期」にあります。
数年間にわたる長い復旧、復興活動の「求め」に応じることができるよう、「満を持して」おくことが、現段階の私たちの「復興支援」だと思います。
今日の自衛隊の動きや掲示板の記事の内容をみると、求めが来るときは近いと思います。
その時は、よろしくお願いします。
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復旧と復興はどう違うか。
【復旧】
災害復旧事業等では、被災した河川、道路などの公共土木施設や学校等の公共施設、ライフライン等を被災前と同じ機能に戻すこと
【復興】
被災地において、被災前の状況と比較して「安全性の向上」や「生活環境の向上」、「産業の高度化や地域振興」が図られる等の質的な向上を目指すこと
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被災前の岩手県よりも質的に向上した郷土を作り直すこと…これが「岩手の復興」です。
がんばりますよ!
がんばりましょう!
志なかばで亡くなられた方々のためにも、これからの岩手で生きてゆく人たちのためにも!