東北地方太平洋沖地震からの復興は、第2フェーズに入りつつあります。
情報が動き出すにつれて、人でなければできない、たくさんの業務が出てきました。
私の脳みそで考えられる範囲を超えたことが次々とおこり、ドタバタしている中ですが、
組織に入って働いている以上、
つらい命令も受けなければなりませんし、つらい命令も出さなければなりません。
被災された方々を守るため、被災地を復興させるため、みんなでがんばるしかありません。
よろしくお願いします。
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地震の後、県庁ではたくさんの人たちが働いています。
12階の講堂は陸上自衛隊の「第9師団司令部指揮所」になっていますし、庁舎内で私が見かけた範囲でも、海上保安庁、海上自衛隊、環境庁、文部科学省、消防本部、DMAT…と背中に書かれた服を着た人たちがいます。
表示がないので気が付かないだけで、電気・電話、水道、道路などに関係する人たちをはじめ、まだまだ、たくさんの方々がおられることでしょう。
(本当に、たくさんの人たちに手伝ってもらっているんだなぁ…)
と感謝するしかありませんし、同時に、いつか、皆さんのご助力に恩返ししなくてはいけないなとも感じます。
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以前、このブログで
2006年に兵庫県で行われた「のじぎく兵庫国体」のスローガン「“ありがとう”心から・ひょうごから」について記事にしたことがありました。
その時は、「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」に行ったぐらいの知識や経験で
(ああ、こういうことだったんだな、のじぎく国体のスローガンの意味は…)
などと浅はかにも思ったのですが、今になって、あの時、感じたことは「人ごと」としてのものだったということがわかります。
一刻も早い復興を果たし、
全国の皆さんに「“ありがとう”心から・いわてから」と感謝を表すチャンスを作り出したいものです。
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来年、平成24年度には、北信越ブロック(新潟・富山・石川・福井・長野)で全国高等学校総合体育大会が開催されます。
今日、新潟県実行委員会事務局長名で岩手県実行委員会事務局長あての文書が来ました。
本文をすべて写します。
このたびの三陸沖を震源とした東北地方太平洋沖地震で貴県実行委員会地域が激しい揺れに遭われ甚大な被害を受けられたとのこと、心からお見舞い申し上げます。ありがとうございます。私たちも頑張ります。一日も早い被災者の救済と被災地の復旧をお祈り申し上げます。
当県におきましても、平成16年の中越地震、平成19年の中越沖地震と二度の震災に見舞われましたが、全国の皆様からのご支援により、復旧、復興し、平成21年には国民体育大会を実施することができました。復旧には多大な御苦労があるかとは存じますが、この苦境を乗り越えられますよう、切にお祈りいたします。
甚だ略儀ながら、書中をもちましてお見舞い申し上げます。
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県庁と各公所を結んでいるネットワークが夕方からダウンしています。
メールも掲示板も使えません。
つまり、ネット上の連絡が途絶えてしまっているわけです。
今日は「泊まり」なのですが、これが動かないと仕事になりません。
で、携帯電話からのブログ打ちです。左手親指がもげそうです。
あ、今、庁内放送が入りました。
救援物資の徹夜仕分け作業に行く職員を乗せるバスが10分後に出ると言うものです。
ご苦労さまです。