スキーイン
ターハイの競技が今日から始まりました。
県勢の最高順位は、女子
ジャイアントスラロームに出場した雫石高校の松原美幸さんの17位。
1本目11位でしたので、期待していましたが、
2本目は前走者が7名も出るほどの降雪があったようで、雪が剥げて固い雪面が出る前にスタートせざるをえなかったのでしょう、残念ながら入賞はなりませんでした。
これからの県勢の活躍を期待するとともに、
降雪・寒冷の中、予定どおりレースを成立させて下さった役員・補助員の方々に感謝申し上げます。
選手もコーチも係員も補助員も、そして、応援の方々も含めた「オール岩手」でスキーイン
ターハイを成功に導きましょう!
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2月5日の
上村愛子選手
トークショーについてご報告が遅くなっていました。
入場整理券を手にするすべがなく、
一度はあきらめたイベントでしたが、北上にお住まいの方がわざわざ整理券を2枚都合してくださいましたので見に行く機会に恵まれました。本当に感謝しております。
開場は午後5時、駐車場の心配があったので4時半ごろに会場に行きましたが、ホール前にはすでにたくさんのお客様が並んでいます。
(あわてない、あわてない)
と喫茶の余裕を見せておりましたが、さすがに心配になり、会場10分後におもむろに入場するも、最前のブロックはすでに満席、(ゲストはきっと中央上手側に座るだろうから、顔が見える方に…)と、その次のブロックの舞台下手側に着席です。
緞帳が開くと、なななんと、中央には大スクリーン、私の目の前にテーブルとイス!
私は、上村選手の真正面(と、自分では思っている)の席に座っている状態です。超ラッキー…でした。
【墨の匂い】
イベントは、
「雪の王国 夏油高原」のロゴも書いた、
盛岡市の少年
書道家高橋卓也さんの書道で始まりました。
ステージ上で「
上村愛子」と墨書しました。
「上」のイメージは、日本代表選手の「日の丸」、
「子」のイメージは、「雪だるま」だそうです。
よく見ると「村」の「、」が「上」に飛んで
「日の丸」の部品になっています。
高橋さんは「字を上手に書く人」ではなく、
「イメージを字に表す人」のようです。
JAGDA岩手地区が主催した
「輝け!いわてのアスリート《応援デザイン展》」を見に行ったときに、「気持ちを言葉に表して、それに沿ったャXターがつくられる」ことに衝撃を覚えましたが、
高橋さんの書も、きっと、そのようにして創られるのだろうと考えました。
ステージから流れてくる「墨」の匂いを嗅ぎながら、金曜日の午前中に行われた
2016年の国民体育大会に関する会議で経済団体の方がこう仰ったことを思い出しました。
国民体育大会全体のコンセプトを統一して表すもの、具体的には、企業でいう「CI」にあたるものの準備は始めているのか?
ちょっと待てよ、
私たちのスポーツ振興に関する合言葉『豊かなスポーツライフの振興』や
国民体育大会開催の基本方針『県民の総力を結集して、夢と感動を与える国体』のイメージは
みんなが同じようなことを具体的にイメージしているのだろうか…
と自問自答していた、墨の匂いのさくらホールでした。
【穴を掘っても】
トークショーは、
テレビ朝日の
宮嶋泰子アナウンサーが聞き手です。
ものすごく事前準備をなさっていて、上村選手の魅力をどんどん引き出してくださいました。
もちろん、
上村選手も世界を極めた方ですので、自分を客観的に見つめる力を備えていて、どんな質問にも明確にお答えになります。
充実した
トークショーが成立していました。
どこでどなたからお聞きしたか忘れてしましまいましたが、こんな言葉を思い出しました。
選手というコップの中に、ジャンジャン水を入れることが指導者の任務だと勘違いしている人がいる。
入れることはもちろん必要なことであるが、もっと重要なことはコップの中に入っている水を引き出してあげることであることを忘れてはいけない。
私も何度か「聞き手」の機会をあたえられていますが、
これまで
コップの中の水を引き出してあげてきただろうか、聞き手ではなくスポーツのコーチとしてもどうだったろうか…
と、穴を掘っても入りたいような気持でした。
【とはいえ】
とはいえ、競技スポーツに取り組む選手は素敵だなぁ…と、どっぷりと感動してきた
トークショーでした。
企画された方々に心から感謝申し上げます。