とても嬉しいです。
月曜日(6月2日)のブログ記事(この下線部をクリックすると読めます)でご報告しておりました、
鳴尾直軌さん、小沢みさきさん、安倍竜之介さん、土橋智花さんが集まった、
県内トップアスリート懇談会の様子が、
6月3日に、でかでかと、岩手県の地元紙・岩手日報に掲載されています。
しかも、
記事はこんな書き出しです。
人の触れ合いが大会成功の鍵=B*****2016年に本県で開かれる国体と全国障害者スポーツ大会へ向け、盛岡市内のホテルで2日、本県トップアスリートによるトークショー形式の懇談会が開かれた。
「応援に大きな力をもらう」「選手が競技に集中できる環境を」。
五輪選手らが選手の視点から紹介する大会の満足度を高めるヒントに、盛り上げを期す競技団体や市町村関係者ら約300人がメモを走らせた。
トークショーの意図どおりの記事が載っているのです。
当日の進行のための資料は、2日のブログからたどれるようにしておいたのですが、
その2ページ目には
あらすじとコンセプトをお示ししていました。
コンセプトはこれ。
実は、
「チームで支える岩手のスポーツ〜わたしたち、スポーツ選手の味方です〜」
の肝となったスライドです。
(公開講座の詳細を書いたブログ記事は、この下線部をクリックすると見られます。
トークショーの進行資料は、この下線部をクリックすると見られます)
*****
レベルの高いアスリートに、何を語ってもらうのか…
コーディネーターをお引き受けした時に、一生懸命、考えました。
普通であれば、
高いレベルのアスリートの
�@専門種目の紹介(始めたきっかけと感じている魅力)
�A現在の目標と、その目標を立てた理由
�B目標の達成に向けて特に留意していること
�Cこれまでの競技生活を通して学んだこと
�D希望郷いわて国体、オリンピックに向けた決意
を聞きだし、
(すごいなぁ〜、がんばらなくちゃなぁ〜)と、聞いた人が元気になる…
(すごいでしょ、あなたもがんばればできるのよ!)と、励ましの材料になる…
という仕鰍ッになるのでしょう。
これは、トップアスリートのトークショーの定番。
こういう進め方をすれば、違和感もないし、参加したアスリートも楽ちんかもしれません。
でもそれ、
国民体育大会や全国障害者スポーツ大会の「実行委員会総会」ですべきものなのかなぁ…
という疑問があったのです。
実行委員会は、
県内各界の機関・団体を代表する方々で組織されています。
(詳しくは、この下線部をクリックしてご覧ください)
決して、
ご自身が、オリンピックはおろか、国体出場を目指そうという人たちではありません。
しかも、
様々な分野で、多くの努力や工夫をされ、組織・団体のトップに登りつめた方々です。
その方々に、
アスリートのどんな経験を伝えてもらって、
「逆台形」のどの部分を担っていただき、
どんなアクションを起こしてもらうのか…ということが考えられなければいけません。
*****
そこで、こういう質問です。
復興国体は県内の人に元気を与えるだけではない。
県外から来た方々に
「良い大会」を提供して、支援に対する感謝を示し、復興の様子をお知らせしなければならない。
でも、私は、
国際大会に選手として参加したことはないし、国体だって選手団本部としての参加しかない。
選手の皆さんが「良い大会」と感じた大会は、どんな大会で、なにがその原因だったのかを
会場の皆さんに伝えてほしい。
そして、会場にいる皆さんには、
それぞれのお立場で、
「良い大会」するために、どんなことをしなければいけないか、どんなことができるのか、を考えてほしい。
*****
で、先ほどの新聞記事の
「五輪選手らが選手の視点から紹介する大会の満足度を高めるヒントに、盛り上げを期す競技団体や市町村関係者ら約300人がメモを走らせた。」
になったのです。
大成功!
でも、実際に「ヒント」を言ってくださったのは、4人のアスリートです。
アスリートの力はすごいですよね。
はい「主なやりとり」も新聞に載せていただきました。
やっぱり、
狙いがぼやけていると、ぼやけた結果しか得られず、
狙いをはっきりさせると、いい結果が得られるのです。
と、自賛!