今日も、無謀にも、炎天下、西部公民館まで自転車往復をしてしまいました。
午後、たまらず昼寝をしていましたが、消防車のサイレンで起こされました。
近くのパチンコ屋さんの前に消防車がとまっていましたが、大事ではなかったようです。安心しました。
眼を覚ましたついでに買い物を思い出したので、
ここ数日恒例となっている「雷」の中を買い物に行って戻ってくると、ご近所の家に、中学校の運動着を着た男の子が入ってゆきました。
(あれ、あそこのお宅には中学生はいなかったはず…)
と、不思議に思って見ていると、手にたくさんのクリアファイルを持って私の家に向かってきます。
(あ、「下中繋ぎ隊」!)
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先月、お知らせしましたが、彼は、盛岡市立下橋(しものはし)中学校の「下中繋ぎ隊」活動をしていたのです。
先月いただいた「趣意書」にはこうありました。
・本当の名前は「下中と地域を『繋ぎ隊』」
・地区の方々から、
中学生も地域活動に関わってもらいたい、また、学校の様子を知りたいという要望があった。
・生徒会として、その要望に応えるために『繋ぎ隊』活動を行うこととした。
・具体的には、
地域との結びつきを図り学校の様子を知らせることを目的として、
地域の方々に生徒が手分けして文書などを届けるもの。
・「月に一回程度、お届けに上がりますので、よろしくお願いいたします」
今日も心から感謝を述べたことは言うまでもありません。
ちなみに、今日、届けていただいたのは「下橋中だより 第3号 平成22年6月24日発行」です。
「繋ぎ隊」の記事もありました。
本当に素晴らしいことだと思います。がんばってくださいね。
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今日も、少し長くなります。
NHK解説委員の鎌田靖さんがある雑誌に「そもそも式」という文をお寄せになっていました。思いきり摘むと「『そもそもこの問題は…』から説き起こすべき」ということのようですが、とても気になった部分を丸写しします。
(略)*****同じ問題がずっと続いて、新しい情報が積み重なってゆくほどに、「そもそも」は語られなくなります。しかし、問題の根源がどこにあるかを忘れて、今起きている現象を追いかけても絶対に本質には迫れない。
(略)
下橋中学校の生徒がいなくなってから、ふと心配事が浮かんできました。
(10年後に「繋ぎ隊」がまだあったとして、
配りにくる中学生と地域の人が同じ気持ち、つまり「趣氏vを覚えていることが出来るだろうか?)
目の前の問題に眼がくらみ、本質を忘れることは、私の得意技です。
たとえば、
私が深く関わっている、「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」ですが、
いま、
「見つける」→「育てる」→「活かす」の最終段階である「活かす」の段階に差し鰍ゥっています。
緊急の課題なのですが、一生懸命考えていることは「高校進学後に」という「パスウエイ・ルート」です。
中学3年生になったスーパーキッズが来年高校生になるという「今起きている現象」の解決は、大変大切なことですが、
「そもそも」が忘れられているような気がします。
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金曜日に岩手県の中学生の運動部登録状況の書類が回ってきました。
見て愕然としたのは、スキー、ホッケーの部設置学校数でした。
過去9年間、毎年、全国中学校大会で入賞者を出しているスキー競技ですが、スキー部のある学校は、なんと、「男子2、女子1」です。
「ほとんど無い」というレベルです。
スキーをしたい中学生は、学校外のクラブで行わざるを得ません。
過去9年間で8回入賞しているホッケー競技ですが、こちらも、男女4校にしかホッケー部がないのです。
ご存知のとおり、岩手町の中学校にしかありませんので、岩手町以外の中学生にはホッケーが出来る環境を提供できていないということです。
「パスウエイ・ルート」を考える時に、
私たちは、
中学校に部のない競技をどうするか、高校に部のない競技をどうするかということのみを考え、
部があるものの、活動環境をほとんど提供できていない競技については比較的おろそかにしてきたかもしれません。
「世界に挑戦したい夢を叶えてあげること」が「そもそも」であったはずですが、
「目前の子どもたちをどうしようか」というレベルでしか動けないでいるような気がします。
がんばりましょうね。
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◇どうしたんですか?
お尻でも痛いんですか? トイレに行きたいんですか? 落ち着きがないようですが?
◆大切なことを忘れないようにしているんだ。
◇大切なこと…?
◆「もそもそ」が大切なんだよね!
◇ばぁ〜か。