私がよく「立って」愛読している雑誌があります。
昨日も、ショッピングセンターでの待ち合わせ時間までの間、
「日経ビジネスアソシエ10年1月19日号」を例のとおり「立って」読んでおりました。
第一特集は「大人の教養 & マナー 【2010】」というものでしたが、その特集に連動した付録が本の中に綴じ込んでありました。
「1年間で52の課題に挑む 『CULTIVATION PROGRAM ―― 教養促成プログラム』」
という手帳です。
大人の教養とマナーを高めるために、この一年間でするべきことが、52課題、示されており、
原則1課題1ページに、達成した日付やなにやかやの情報を記入するようになっています。
(そうか、毎週1課題クリアすれば、1年間で52課題がクリアできるわけだ!)
と手帳の課題を読みすすんでゆきました。
課題には、
黒澤明や小津安二郎の映画を見たり、生の音楽を聴いたり、多くのジャンルの本を読んだり、
落語・歌舞伎・演劇を観に行ったり、裁判を傍聴したり、祭りを見に行ったり、土鍋でご飯を炊いたり…
という様々なジャンルのものがありました。(全課題はここのブログにありました。)
しかし、
あることに気がついたのです。
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◇何に気がついたのでしょうか?
52課題のうち、ただの一つもできそうもないこと、
つまり、教養とマナーを身につけられそうもないことに、いまさら、気がついたんですか?
◆そんなことじゃあない。
52課題の中に、「スポーツ」が一つも入っていないんだよ。
たとえば、
「サッカー天皇杯の決勝を国立競技場でみる」とか、
「大相撲の千秋楽で結びの一番を桟敷席でみる」とか
「どんなスポーツでもいいので日本リーグやアジアリーグの試合を生でみる」とかが
あってもいいんじゃないか、いやいや、なくてはならないのではないか…
と言うことに気がついたんです。
◇なるほど。
52の課題を全部クリアする人は多くは無いと思いますが、それにしても選択肢にもならないのは
ちょっとうまくないことですね。
もしかすると、世間一般の人は、
スポーツを、「教養とマナー」つまり、文化の一部としては見ていないのかもしれませんね。
◆残念ながら、僕もそう思わざるを得なかった…
でもね、
一年間に52課題というのはいい考えだよね。一週間で一つの課題を解決してゆくという考え方。
2年で104課題…人間の煩悩の数に届こうかという数だよ!
◇そうですね。
hirafujiさんも年頭に当たって、50課題ほど解決すべき問題を並べてみたらいかがです。
来年の「教養とマナー」アップ間違いなしですよぉ。
◆そうか、でも、課題が見つからないなぁ…。
そうだ、週に一つずつ課題を見つけよう。そうすれば、一年で52の課題が見つかる!
◇ふぅ。見つけただけじゃあねぇ…。