がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

宮城県と仙台市

 今朝はすごい雪でした。

 法事で戻ってきていた末っ子が、今日、帰る予定でしたので

 (遣らずの「雪」…かな)

 とも思ったのですが、予定どおりに帰って行きました。

 にぎやかだったわが家も「最近の定数」に戻ってしまいました。

 家の前においてあった「雪だるま」は

 「最近の定数」に入っている長男の作品だそうです。

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宮城県の考えと仙台市の考えは、こんなにも違うのか…と驚いてしまった、今日の、ネットのニュース記事でした。

「宮城知事、サッカーW杯の誘致断念 仙台市はキャンプ地に立候補」

という見出しの産経ニュースです

宮城県

 ▼村井宮城県知事は、自治体への財政負担が大きいことを理由に、

  日本が招致を目指すサッカーワールドカップの開催地に立候補しないことを表明した。

 ▼02年の日韓共催のワールドカップでは開催地として3試合を開催したが、

  そのことを「経済効果もあるが、結果としては残った“つけ”の方が大きかった」と認識している。

仙台市

 ▼仙台市の奥山市長は、

  日本が招致を目指すサッカーワールドカップの「キャンプ地」に立候補したことを表明した。

 ▼仙台市長は、02年の日韓共催ワールドカップ仙台市がイタリアのキャンプ地となったことを、

  「市民が盛り上がった」と認識していることから今回もキャンプ地に立候補するのだという。

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◆視点が違うよね、視点が。

 一方は、お金が視点、そしてもう一方は、市民の活動が視点…

◇そうですね。

 何回も何回もhirafujiさんが引き合いに出している、

 当時盛岡市長の工藤巖さんが岩手県市長会会長の立場で1970年に書いた

 「国体を顧みて」という回顧文中の文章を思い出してほしいですよね。

*****<略>*****

県も市町村も多額の財政支出を余儀なくされた。

県民もまた相当な負担を分かち合った。

しかし国体は金額ではあがない得ない多くのものを岩手にもたらした。

鈍重と呼ばれ、出足が遅いといわれる岩手の人々が、

ひとたび力を結集すれば、こんなすばらしいことができるのだ。

この自信を今後に生かしたい。

*****<略>*****

◆よく思い出してくれたね。

 私も、このブログのこの記事で全文が読めるようにしてあるけれども、

 本当に素晴らしいお考えだと思うよ。

◇ところで、ちょっと気になったんですが

 スポーツって教育委員会が所管するものじゃなかったんですか?

 「チキョウギョウホウ」とかいう法律で決まっているんじゃなかったんでしょうか?

◆藪から棒に、どうしたの?

仙台市のサイトを

 「仙台市トップ>スポーツ>仙台市国際スポーツ大会開催案内」とたどってゆくと

 「仙台市の強み」というページに行くのですが

 そこに、こうあったのです。

教育行政では実現できなかった、学校教育や社会体育を越えた取り組みを行うため、スポーツ振興の所管課を教育委員会から市民生活の質を向上させることを担当する市民局に移す組織改正を行い、大会開催支援体制を強化しました。
 どうやら、実情や必要に応じた組織改革を行ったようなんですよね。

 正しいかどうかは別にして、

 組織を変えてものごとに取りくむ姿勢には、うらやましいものがありますね。

 それはさておき、「強み」って、あれですよね、あれ。

 ひそかに自分たちを分析してみるときに使う…あのマトリックスの左上の部分ですよね。

 う、うぅ〜なんでしたっけ、あれ。なに分析だったでしょうか…ジョハリの窓によく似た形の。

◆ひそかに分析?

◇そうそう。あ、思い出した!

 そおっと分析!

◆SWOT分析!

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【注】

地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(地教行法)は平成19年6月に改正されています。

改正要獅ノは

 「教育委員会の所掌事務のうち、

  文化(文化財保護を除く)、スポーツ(学校における体育を除く)に関する事務は、

  地方公共団体の判断により、首長が担当できるようにすること。」

とあります。