この一年で習字がだいぶ上達した
…と自分では思っていますが、
考えてみれば、
筆ペン以外の毛筆を持つのは
去年の文化祭以来ですから、
きっと、気のせいです。
今日は文化祭の一般公開日でした。
今年の目玉はPTAが行なった「もちまき」でしょう。
今年、初めての実施です。
「もちまき」は
撒く人、拾う人、そして、それを撮る人…
すべての人を幸せにするような気がします。
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さすがにプロです。
昨日の「おっ しゃべりタイム in 紫波総合」は「ふじャ刀vさんが生徒を相手に、一人ですすめてくださいました。
途中に「それでは一曲」も入りませんし、「ニュース」「交通情報」「天気予報」も流れません。
休み無しで生徒から話を引き出しながらの一時間…さすがだと感じました。
実は私は
「肉体的にはその場には居るものの、精神的にはイベントには参加していない生徒」が気になっていました。
そんな生徒がいれば「ふじャ刀vさんも、いい気持ちはしないだろうなぁ…と心配しておりました。
しかし、18日の早朝2時ごろのタイムスタンプでアップされている「ふじャ刀vさんのブログの3つの記事を見て、
おそるべし★ふじャ刀I と畏れ入りました。
「この企画 かなーーり素敵だと思わない〜?」
それをちゃんと形にして みんなが積極的に参加する こーんな素敵な高校あるかしらー☆」
「超ーー楽しかったなぁ♪ ってうきうきしながら帰ろうと思ったら 虹ーーー!!」
よいところを見つけて、ほめてくださっているのは「ふじャ刀vで、
悪いところを気にして、くよくよしているのが「ひらふじャ刀vというところでしょうか。
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夕方、校舎を回っていると、書道室に電気がついています。
(あ、消し忘れ!)
と近づいてみると、20人ほどでしょうか、生徒がいます。顧問の先生もいます。
いつも書道室の鍵を職員室にとりにくる、書道部の部長の生徒でしょう、3年生がみんなに向かって話をしています。
(あ、引継ぎ!)
もう10月も後半になります。3年生は、もう、「日常の活動の成果を発揮する場」がなくなります。
2年生の新部長に任務を引き継いでいるのでしょう。
話が終わると満場の拍手が沸きあがりました。拍手がやむと、顧問の先生の声が聞こえます。
「今日まで、お疲れ様でした…」
ああ、そうだったか、文化部の子どもたちも一生懸命やっていたんだ…といまさらながら気がつきました。
あの拍手の音で、心が洗われたような気がしました。
昼前の「習字体験」で、多くのお手本の中から、私が選んだ文字が「洗心」でした。
夕方の書道室で話をしていたあの部長の生徒に書き方を教わりながら、上手い上手いとおだてられながら、実は一生懸命書いた習字です。
「洗心」の謂われは、大無量寿経に中の「洗除心垢」という言葉らしいのです。
汚いよごれた心の垢を洗い除くという意味なのだそうです。
偶然でしょうか。
とてもいい文化祭だったと思っています。