先週の金曜日(2014年11月21日)、
菊幸一先生(筑波大学大学院人間総合科学研究所)の講演をお聞きする機会に恵まれました。
雫石町鶯宿の長栄館で行われた
「あなたは何のために運動部活動の指導をしますか?
〜本当に強いチーム・強い選手を育成するために〜」
というものです。
私たちスポーツ指導者が、
もう一度、いや、子どもたちに接するたびに、確認すべき事柄がボロボロと…汗が出ます。
そして、
講演後半・実践編の冒頭のこのスライドを見て、ギクリとするのでした。
特に、私の場合は、2番目と3番目の項目…。
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そして、3番目の項目
「自分の経験を美化していないか?」に関連するスライドの一枚として、
これが出てくるのです。
囲みの中にはこうあります。
先輩記者から「僕の小学校の恩師はたたく人だったけど、生徒に慕われて、今でも同窓会が続いている」
という話を聞いた。
ところがしばらくして同じ先輩記者から次のように言われた。
「同窓会の幹事をしている同級生と昨日話した。
そうしたら『たたく先生だからいやだ』と言って会に参加しない人がいるという事実を聞かされた。初めて知った。」(「朝日新聞」2013.1.28文化欄「体罰容認が奪うもの」)
愕然とします。
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この前、結婚(入籍)したばかりの娘が、旦那さんと一緒に、盛岡に遊びにきました。
娘の中学校のときの話になりました。
母:この子は、中学校で英語を習い始めたときに、
毎日、毎日、Do you speak Portuguese? って言ってたんですよ。
よっぽど「ャ`ュギーズ」が気に入ってたんでしょうね。
婿:ャ`ュギーズ?
母:ャ泣gガル語。
婿:へぇ、面白い言葉が教科書に載ってたんですね。
娘:今だから言うけど、
ャ`ュギーズという言葉は、ちっとも好きじゃなかった。
お父さんとお母さんが喜ぶから、
暇があれば、ャ`ュギーズ、ャ`ュギーズ、って言ってただけ。
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たたかれても慕っている人しか目にはいらない
本当は好きでしていたのではないことが見抜けない…
自分の尺度でしか物事を判断できていないことに、今頃、気づくのです。
了見を広げねば。