がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

日本一を見に�U

今年も、日本一を見に行ってきました。

今日は盛岡市アイスアリーナ盛岡市体育協会が主催した、

『新体操公開練習 壮行演技 IN 盛岡市アイスアリーナ』という催しがありました。

男子新体操部は

 盛岡市立高校(今年度インターハイ出場、20年度全国高校選抜優勝)

 青森山田高校(今年度インターハイ出場、20年度全国高校選抜4位、今年度東北高校選手権優勝)

 滝沢南中学校(今年度東北中学校選手権大会出場)

女子新体操部は

 盛岡第三高校(今年度インターハイ出場)

 北上翔南高校(今年度国体東北ブロック予選県代表)

 青森山田高校(今年度インターハイ出場)

 青森山田中学校(今年度東北中学校選手権大会出場)

が出場し、

 高校生は6日から和歌山県で行われる

 全国高校総合体育大会の新体操競技本番と

 「同じ構成・同じ音楽・同じ衣装」の演技が見られますから、

 行かないわけにはゆきません。しかも入場無料です。

 500人ほどのお客さんがいたでしょうか、盛況です。

 (写真は青森山田高校インターハイチーム)

時間は1時間ほどしかありませんでしたが、個人演技あり「中学一年ぼうず」の団体演技あり、日本一を狙っている青森山田高校の演技あり…と、久しぶりに涙が出るほど感動してきました。

【触ったらば】

選手の紹介や演技の解説は青森山田高校の荒川栄先生がなさいました。

個人演技の2番目は青森山田高校の1年生がスティックの演技を行いましたが、ユニフォームは着せてもらえません。

練習着での演技となります。学校を代表する選手ではないので当然でしょう。

でも、大勢のお客様の前で演技させてもらえることは、たいそう大きな経験になったはずです。

演技終了後に荒川先生がこう仰いました。

「ご覧のとおり、大きなミスをしました。手具(スティック)を手に触れてから落としましたね。

手に触れたものを取ることができないのは『油断』以外の何ものでもありません。

『油断』は何事もだいなしにしてしまいます。」

手に触れたものを落としてはいけない…

そういえば、

岩手のスポーツはいろいろなものに触れているが、まだ、確実に手の内に入れてはいないなぁ…タレント発掘事業への着手、2011インターハイの開催準備、2016国民体育大会の開催準備…と感じました。

【特等席】

去年も新体操の演技会が同じ会場でありました。

その時は、フロアにも入って座ることができたのですが、今年は入り口に「一般観客席 2階・3階」との表示があります。

私は、当然、一般人ですから、東側の一般観客席に上がって行きました。

上からフロアを見ると、マットサイドには椅子が並んでいます。

(一般じゃない人は誰だろう…お偉い人かなぁ?)と考えながら見ていると、全く違っていました。

車椅子に座ったり、杖をついたりした、おじいさん、おばあさんが開始間際に続々とやってきたのです。

一番良い席は、人生の大先輩のための席でした。

皆さん一生懸命に拍手をしながら観ています。きっと楽しかっただろうなぁ、と、うれしくなるとともに、

「お偉い人」が「大切な人」とつい考えてしまう自分が恥ずかしくなりました。

【ラジオで言ったか?】

スタンドに行くと、去年、盛岡市立高校で新体操部に所属し、今年、国士舘大学に進学して競技を続けている人のお父さんと会いました。

知り合いの方でしたので、隣に座らせてもらいました。

いろいろな話をしていましたが、その方が急に

 熊:この頃、聞いていないけど、ラジオはまだ続いている? 今日のことラジオで言った?

 平:いいえ、この3月で番組が終わりました。私も転勤して放送局に行けなくなったし…。

 熊:なんということだろう。

   これからインターハイ、国体と大きなイベントが続くという大切な時に…。

   たとえば、

   今日のこのイベントだって、あることを知ってる人は、今、ここにいる人しかいないと思う。

   和歌山に行かなければ見られないものが、盛岡でただで見られるんだよ!

   こんな風なことを、関係者以外に知らせる方法は無くなってしまったんだね、本当に残念!

 平:続く人を育ててこなかった私の責任ですねぇ。

 熊:そのとおり!

 平:…(ギャフン!)

*********

◇ずいぶん、いろんなことを考えた一時間だったようですね。

◆はい。

◇何か、落ち込み気味のようですから、一つだけほめてあげますね。

◆はい。

◇私も、演技会があるのは知っていました。

 hirafujiさんが地道に調べてアップしている「今週末に開催予定のスポーツイベント」に載っていましたから。

 毎週、ご苦労様です。

◆あ、ありがとう。でも、なんで観に来なかったの?

◇だって、どんな音が体から出るのかと想像すると、ちょっと行く気にはなりません。

 あの音とか、その音とか、こんな音とか…聞くに堪えないと思いましたから。

◆な、何だって!?

◇「身体騒音」でしょ?

◆「新体操」!